
2歳の娘が15㎝ぐらいの子ども椅子から後ろに転倒してしまい、嘔吐してしまった時の様子や病院受診に至るまでの経過、診断で主治医からの教わったことを踏まえて、子どもが転倒後嘔吐してしまった場合のママ達がすべき確認や対応をまとめました。
目次
高さ15㎝の椅子から転倒
転倒した原因
ママ達は明日の自治会のゴミ収集日に向けて、キッチンやその他室内のゴミを回収している間に、子どもが台所の食器棚の引き出しに興味を持って、引き出しを開けて中身を見たいと、小さな椅子(食事をする時に使う子ども椅子)を持って来ていました。そして、子どもがそれの椅子に乗ったところ、引き出しが開く反動が原因で、後ろに倒れてしまいました。立っている状態(後ろ向きの状態(≒背中と床が向き合う状態))で直角にフローリングに倒れ、後頭部を強打したのです。子ども椅子の高さは15㎝ほどですが、子どもの頭部から床までの高さはおよそ90㎝~1mぐらいあります。
・子ども椅子に乗って伸長より高いモノを見たかった
・引き出しが開く反動で立ち続けることができずに転倒した
転倒後の子どもの様子
転倒後、すぐに子どもは大声で泣いて涙をポロリ(´;ω;`)ウゥゥ。そして抱っこしてあげると子どもが嘔吐をしたのです。すぐに洗面台に連れていくとまた嘔吐し、3~4回ほど吐きました。後頭部を冷やし抱っこしていると子どもが「あそこにぶつかった!ココ!ココ!痛い」と打った頭部とぶつかったフローリングを指で示しながら、腕の中で、指しゃぶりをし始めました。
・意識はある
・言葉もしゃべれる
・視点も合う
・ぐったりはしていない
・指しゃぶりしながら抱っこ中
病院を受診するまで
内科に相談の電話をした
転倒して大声で泣けていることや意識がある言葉を喋れていましたが、今回は嘔吐をしたので、いつもとは違う子どもの体の不具合に心配して、まずは病院に電話しました。(心配性のママなので・・・)
相談した病院は「小児科・内科」で夜間の出来事だったので、救急クリニックの小児科に電話をすると看護師さんとお話ができて次のこと(転倒後の観察ポイント)を質問されました。
②転倒後の子どもの様子は
・泣いたのか
・嘔吐したのか
・意識はあるのか
・ぐったりしているのか
「嘔吐」があったため、念のために受診されてもよいかというご意見がありましたので、自宅から15分ほどの距離にある救急クリニックに向かいました。(旦那様・私・転倒した娘ちゃんの3人)
車の中で、娘ちゃんはよくしゃべっている様子で「アンパンマンがいーい」とアンパンマンの歌を歌いたいと少しテンションが高めでした。
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後頭部を打って、何かネジが外れたのかな・・・と心配する夫婦でしたが、診察待ちの時も何かと元気にしていました。
診察待ちの子どもの様子
問診票の記入が終わり、旦那様に抱っこされている娘ちゃんは、またもやテンション高めで、旦那様にちょっかいを出しながら、ウフフフッ(*´艸`*)と小さな声を出して笑っている様子。
・笑い声が出る様子
・まだ頭の痛みがある?と質問すると「ココ!ココ!痛い」と答えている
・後頭部に腫れた内出血の痕跡はない
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心配しすぎたかなぁ・・・と心振り返り、もう受診をしなくてもいいかも・・・と思った時に、診察で呼ばれました。
診察を受けて
診断結果
診断の結果は「今のところは、様子見をお願いします」とのことでした。
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ここまでの経過上、想定通りの診察結果(;'∀')ママ達が心配している気配の方が異常だと思われるぐらい、元気にしている娘ちゃんなので。けど、大事に至っていないようでママ達は安心。
CTが推奨される場合
頭部を打撲した場合、CTを受けることで脳の異常を検査することができ、頭部を打撲し子どもがぐったりしていると確実にCTの検査を受けることが多いとのことでした。
fa-asteriskCT検査は、クモ膜下出血、外傷そして脳出血など出血に対する診断が分かる検査
特に頭部を強打した場合、脳出血が疑われるため大人であればCTを受けることがほとんどですが、2歳児の子どもには被ばくの問題以上に、じっとしていられないのでどうしても動いてしまうため検査が難しいようです。
主治医の方でCTを確実に受けた方がいいと判断されなくても保護者が希望すれば受けることができ、その場合は保護者と一緒に入ってもらったり、動かないように固定をしたりと子どもが絶対に動かないようにすることが必修事項とのこと。しかし、子どもがCTに入ることを怖がり泣いたりとさらに押さえつけて動けない状態になると、ストレスや負担がかかってしまい打撲以上のダメージを与えてしまうので、必要性がなければしない方がいいとのことでした。
元気だけど100%大丈夫ではない
比較的元気にしている娘ちゃんなので「脳出血もなく異常はない」と判断しがちですが、その判断は難しく、子どもが元気でも100%大丈夫と断言できる証拠ははないので、その後の経過観察が必要とのことでした。
嘔吐した理由
嘔吐した理由は「軽い脳震盪(脳しんとう)を起こした可能性がある」とのことでした。
脳震盪を起こしていたと聞くと深刻な症状に聞こえますが、頭部を打って子どもは嘔吐しやすいらしいとのことでした。
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子どもは嘔吐しやすいと言っても脳震盪を起こしていたら、後遺症とか残るのかな?と心配になりますが、現時点で後遺症になるかの有無の判断はできないとのことでした。しかし、娘ちゃんの元気な様子からそこまで心配しなくても大丈夫らしいです。(あまり心配しすぎちゃうと、心配の波が子どもにも移っちゃうかな。)
小さな脳出血がある場合
どんなに元気にしていても気づかないだけで、小さな脳出血をしている場合があるらしくそれはCT検査を受けないと分からないとのことでした。
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娘ちゃんも元気にしているけど、もしかしたら小さな脳出血をしているかもしれない。小さな脳出血の場合は、時間とともに吸収されるので大事に至らないようです。
大きな脳出血がある場合
しかし、大きな脳出血となると手術レベルになり、そこまでになると、娘ちゃんのように元気にはできずこどもはぐったりしているため緊急性があるとのことでした。
頭部打撲の診断後
娘ちゃんの場合は、診察のみで自宅で様子見となりました。しかし、今後、もし異変があったらすぐに病院を受診するようにと勧告を受けて帰宅することに。
②吐き気、嘔吐が何度も起こる
③物が見えにくくなる。二重に見える
④手足が動きにくくなる。しびれる。
⑤痙攣が起きる
受診の目安とは?
自宅で様子を観察する場合
今回の娘ちゃんのように、転倒し脳震盪で嘔吐したけど比較的元気にしていたので自宅で様子を見るにとどまりました。そのため、嘔吐したから必ず病院に受診しなければならないというわけではなかったです。
②視点がしっかりしている
③通常の元気よさがある
④意識があり気持ちを言葉にできる
⑤嘔吐後普段の様子
緊急性を伴う受診が必要な場合
一方で、必ず病院を受診した方がいい子どもの症状は次の通りです。(頭部打撲の診断後の章でも記入しましたが大切なことなのでもう一度、振り返りますね!)
②視点が浮いていて、ぼんやりしている。放っておくとすぐに眠ってしまい、起こしてもなかなか起きない。
④吐き気、嘔吐が何度も起こる
⑤物が見えにくくなる。二重に見える
⑥手足が動きにくくなる。しびれる。
⑦痙攣が起きる
最後に(まとめ)
娘ちゃんは2歳児になって興味津々なものは自力でなんとかして見たい!触りたい!と試行錯誤しながら自分の思いや意思の目的を達成しようとしている時期で、自分の身長より高いモノをとるには椅子に乗って取ればよいという思考力がついています。思考力がつくことはよいことですが、ママやパパなど保護者は、子どもの行動が大きくなるにつれて、リスクも大きくなるので、安全に過ごせるようにサポートできるようにママ達も子どもの成長や発達に合わせて思考力を高めていく必要がありそうですね^^
パパママの教養の一つとして伝えられる機会があったらいいなぁ~
おしまい。
あっ。小さいお子様がいらっしゃるご家族の方はこちらの記事もどうぞ。