熱なし・下痢なしで嘔吐する原因は食べ過ぎではなく胃腸炎だった

幼児は、吐き戻しをしやすいと伝えられ、0歳はミルクや母乳の飲みすぎで吐き戻しをした経験もあると思います。一方で2歳児が嘔吐を繰り返すとき、2歳でも吐き戻しってするのかなと疑問に思ったことってありませんか。今回、受診をした結果「2歳児は食べすぎで嘔吐しない」と主治医から言われました。嘔吐したときは何かしらの体調不良を懸念します。2歳児の突然の嘔吐で病院を受診するとほとんどが感染症胃腸炎と診断されます。

嘔吐と下痢はほとんどが感染症胃腸炎と診断されます。しかし、どのウイルスによる感染なのかまで細かく診断しないみたいです。
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症状:嘔吐⇒下痢

1日目:嘔吐2回・下痢なし

我が家のお話をさせてくださいね。症状1日目の子どもの様子をまとめます。

 

我が家のお話

夕ご飯と入浴も終わらし寝るまでゆっくり過ごしていたら、突然、2歳児が嘔吐しました。ご機嫌もよく元気に過ごし、下痢もなく、晩御飯もたくさん食べたのでどうしていきなり吐いたのか分かんない状態でした。吐き戻しというより、たくさんの量をガボ!ガボ!ガボ!っと吐く感じです。洋服を着替え自宅で経過観察をしていても、普通に過ごしている様子で元気にお話をしていました。寝る時間になり、お布団に入ってスヤスヤモードになっていた時に、急に突如、泣き始めました。そして子どもが「タオル」って言うんです。1回目吐いたときにタオルでキャッチしていたのを我が子が覚えていたのか「タオル」っとママに伝えたんです。これはもしかしてまた嘔吐するのかなと焦りながら近くにあったタオルを広げてあげると、また吐いてしまったのです。

 

1回目の嘔吐から1時間後ぐらいに2回目の嘔吐をしました。量も多くて、ガボ!ガボ!ガボ!っと吐く感じです。2回目を吐いたら、スヤスヤモードになって寝ちゃいました。

1日目の症状
嘔吐2回
食欲あり
下痢なし(通常便)
元気あり
熱なし

2日目:嘔吐1回・下痢

昨晩、嘔吐しましたが朝は気持ちよく起きることができました。朝ごはんも食べてルン♪ルン♫気分で保育園に登園しました。職場について、1時間ほど仕事をした時点で保育園よりお迎えの電話がかかってきました。

○○ちゃんがいきなり泣き始めて、すごい量を滝のように吐いてしまいました。熱はないのですが・・・。便をしていなので下痢なのかは確認できていないです。今、お洋服を一式着替えています。元気はあるようです。

昨晩の嘔吐の症状もあったので、すぐにお迎えに行き小児科に連れて行きました。

嘔吐で受診した

診察

病院での問診では次の通りにお伝えしました。

問診で伝えたこと
昨晩2回、嘔吐したこと
(食欲あり、下痢なし、元気あり、熱なし)
今日1回、保育園で嘔吐したこと
(食欲あり、便未確認、元気あり、熱なし)
保育園で流行している病気はなし

嘔吐したので、「食べすぎかな」と先生に相談したら、驚きの事実が返ってきました。

食べすぎで吐くことはありません。

知らなかった・・・食べすぎで吐くことってないんだ。。
主治医、曰く「食べすぎで吐くことはないんです。何かが悪さをしている可能性があります」とのことでした。てっきり、食べすぎで吐いてしまったのかと思っていましたがそうではないという事実を知りました。嘔吐するほとんどの原因に「感染症胃腸炎」の疑いがありますが、その場合「下痢」を伴うのが一般的の症状のようです。もし下痢をしていなかったら脳の病気とか主治医は話をされていました。(詳しいことは分からないので割愛させていただきますね)

胃腸炎の場合、嘔吐したらだいぶ体が楽になります。感染して嘔吐するまでの期間が一番キツイです。
さて、問診で腸がゴロゴロ動いていたことより主治医より浣腸をして便を確認してみようということになりました。

浣腸は子どもは痛い

一般的にイメージしていた浣腸ではなかったんです。

看護師が「お母さん、オムツを出してください!」と話されるので言われたままオムツを出しましたが、そんなにひっ迫するほどオムツが急に必要なのかなと疑問でした。我が子は普通の顔色でベットに横になりお尻を出したときに、看護師が液体が入った注射器みたいなもので浣腸をしたのです。その瞬間、子どもは「痛い。痛い。」と顔を赤くして泣いてしまいました。そこから泣いて泣いて泣いて泣いて・・・・泣き止みませんでした。

子どもはうんちがでるまで力を入れてずーーと「痛い!痛い!」って泣いていました。

すると、看護師がこう語りかけるのです「○○ちゃん!うんちしてごらん。楽になるから。」今回、浣腸に使用した液体は即効性のある下剤でした。そのため、おなかが痛くて痛くどうしようもない状態で子どもは泣いていたのです。痛くて痛くて、ママに一生懸命にしがみついて泣いているんです。

我が子を抱っこしながら背中から腰をさすってあげていると、いっときすると泣き終わり、看護師が「でたかな・・・。お尻腫れちゃうからオムツを着替えようね」と声をかけてくださいました。

結果、水下痢をしていました。

診断

嘔吐と浣腸による水下痢の症状で「感染症胃腸炎」と診断されました。感染症胃腸炎は、冬に感染しやすいイメージですが実は6月の季節代わりでもかかりやすいようです。そしてなんの種類の菌に感染したかまでは調べないことがほとんどで、総称して「感染症胃腸炎」となるようでした。

治癒力で完治する

感染症胃腸炎は「自然治癒力」で完治するため腸整剤を1日3回食後に3日分処方されました。

食後表示は、食後にとらわれずにいつ飲んでも大丈夫とのこと。

それから、「腸に負担をかけないために消化のいい食べ物を与え、消化に悪い牛乳やチーズなどの乳製品、脂っこしものや卵などを食べないように」とのことでした。看護師は「子どもの食欲がありたくさん食べちゃうこともありますが、少量ずつ与え嘔吐しないことを確認してから徐々に量を増やしていきます。そして、下痢や嘔吐により体内の水分が外にでていってしまうので脱水症状にならないように水分補給をこまめにとるようにしましょう。」とアドバイスをされました。

問診で伝えたこと
消化に悪い「牛乳・卵・肉」は与えない
少量ずつ与える
水分補給を忘れないで!

粉ミルクを飲んでいる場合は、濃さはいつも通りで大丈夫ですが1回の量を少なめにしてあげましょう!

母乳は飲ませても大丈夫ですが、嘔吐した1~2時間は腸を休まるため授乳を控えた方がいいみたいです。

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症状の緩和と登園まで

初めて嘔吐した日から実質3日間保育園をお休みしました。嘔吐もなく、通常にご飯を食べれて体調がよいと登園できます。水下痢はしていませんが少しだけ軟便の状態で登園しました。感染症胃腸炎の場合は「登園届」が必要です。

 

最後に

2歳児になると「痛い」は理解でき、言葉で表現できるけど「気分が悪い」とか「吐きそう」とかはまだ言葉を伝えられずに泣いて表現することがほとんどです。実際に我が子も「ポンポンが痛い」(≒お腹が痛い)は伝えられるけど、嘔吐するときはどう伝えたらいいのか分からずにいました。そのためいきなり泣き始めて、嘔吐する状態でした。

嘔吐したら感染症胃腸炎を疑い、病院を受診しながら食事療法、自宅療養をしながら自然治癒力で完治するのを見守ります。嘔吐もなく通常食も食べられて、下痢もしなくなったら体調はだいぶ良くなっていますが、体内の保有菌は1週間は残っているので手洗い・うがいを徹底することが大切ですね。

参考までに我が子の感染症胃腸炎にかかったときのお話でした。

 

おしまーい。

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