2歳児が「木の実拾いとモノづくり」を楽しめる体験活動のポイント

2歳児は体力もあり外の世界に興味を持ち始める時期です。社会のコミュニティの場に参加して親子の絆の構築、人に触れ合ったり社会との関係性を築く基盤づくりをしてあげましょう。2歳児ですから、オムツが外れていないことや人見知りや活動で拘束される時間を過ごせるのか、わがままで他の人を困らせてしまわないか等、ママは不安や心配があります。そんなママの不安を払拭し子どもが楽しく遊べる活動に参加できるポイントとママや主催者の注意点や配慮点をお伝え致します。

幼少期からの自然体験の経験は子どもの心を豊かにし、子どもの成長や地球環境を守るという点からもたくさんの自然に触れ合って欲しいですね。次世代の子どもに自然の素晴らしさを感じ、私達人が生きる地球環境を大切にしてほしいと願っています。そんな筆者がお届けする記事です。

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「なんさつの秋みっけ」の活動に参加したよ

南薩少年自然の家主催の「なんさつの秋みっけ」の自然体験がとても有意義な活動でしたので、ご紹介をさせていただきながら、2歳の我が子が満喫できる活動内容、主催者側の配慮点、保護者の注意点などよかった点をお伝えしていきます。

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ちょっと涼しい環境で野外体験をしたいなら、秋はおススメの季節です。その理由や無理なく子どもと楽しく過ごせる体験活動の見抜き方をこちらの記事にまとめていますので、よろしければのぞいてみてくださいね。

さて、気になる活動のスケジュールをお伝えします。

活動のスケジュール

主な活動は、自然散策と拾った木の実などで工作です。スケジュールや活動内容の日程はこんな感じですね。

時間 所要時間 活動
13:00~13:15 15分 受付
13:15~13:30 15分 オリエンテーション
13:30~14:20 50分 自然散策・トイレ・水分補給
14:30~15:50 75分 工作
15:45~16:00 15分 閉会の挨拶・解散

活動スケジュールはゆとりのある時間で設定されていて、子どもが手持ち無沙汰になったり集中力が途切れない時間で計画されています。

貴重品の管理

活動は野外でしたので、貴重品は事務室で預かることができるようです。野外活動は身軽の方がいいけど、貴重品を預かってくれるならとついつい荷物が増えていく一方ですが、体験活動は身軽が一番です。貴重品は事務室で預かることができたようですが、預けるご家族はいないよう様子でした。

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預けないとその手間が必要ないのでママ達は少し時間に余裕がでてくるかも。ママのかばんの中をチェックしたい方はこちらの記事にまとめています。合わせて、当日の活動を盛り上げるための子どもへの声かけの仕方も加えています。

自然散策!木のみを見っけ

自然散策では、自由に木の実を広いってみたい自由コースと専門職員が解説をしながら木の実を拾っていくコースの2選択がありました。2歳児が専門職員による木の実などの解説を理解できるかは難しいところですが、専門職員に案内していただけるコースをチョイス。

オリエンテーションが終わると、参加者全員が一斉に行動して、専門職員が先導しながら自然の中の散策が始まりました。ちなみに参加者人数は6世帯ぐらいで18名ほど。我が子・2歳児は最年少。職員はなんと7~8名で女性もいらっしゃいました。

それでは、2歳児の視点も含めて活動の様子をご紹介しまーす。

活動の様子

専門職員に案内されながら、山道をみんなでゾロゾロ歩いてきます。足元には落ち葉が落ちていて、娘ちゃんが歩くたびに、パリパリパリって音がしたり、枯れ枝を踏んだらパキッって鳴るんですよね。すると、2歳の娘ちゃんは「ママ!何か音がする?」って秋の音に気付いてくれる様子なんです。そしたら、職員の方が「ほら、秋の音がするね。」って娘ちゃんの質問に答えてくれるんです。

  
何か踏んでしまった!?と
足元を確認している我が子
  

職員の方が多いため、参加者一人一人に付き添えるぐらい余裕があり、職員が8人ほどいらっしゃいましたので家族1世帯に職員1名が配置されているのではと思えるほどです。2歳児の娘ちゃんにも、「どんぐり見つけられた?ここにあるよ。」って何気なく優しい微笑みで声をかけてくれるので、人見知りなんだけど、人が好きな娘ちゃんなので、気になるどんぐりを職員の方と一緒に探していました。

  
職員の方は2歳児の視点で
一緒にどんぐりを見つけてくれました
  

職員の方と一緒に見つけた「枯葉の中から見つけ出したどんぐり」はコレ!色味の加工をしていない写真なんですが、どんぐりが輝いています。落ち葉との色合いも最高ですね。

  
秋らしい写真が撮影できました
  

人見知りをする娘ちゃんですが、職員の方の話しやすい雰囲気、優しい雰囲気、思いやりのある言葉に娘ちゃんはもう職員の方から離れることができずにママよりベッタリでした。2歳児なので歩くのも遅いし、落ちている木の実はなんでも見つけ次第拾っているので、皆で行動しているもの最終列でビリ(^^;後ろから数えて1番目な娘ちゃん。案内をしている先頭の職員はずーと先にところにいるんですよね。それでも職員の方が娘ちゃんのお話を聞いてくれて、話しかけてくれて、そして、娘ちゃんがいる場所で木の実を一緒に見つけてくれているんです。

  
親切な職員の方に
巡り合えてよかった!!
  

案内コースはあらかじめ渡された地図に明記されており、木の実があるところで専門職員が立ち止まり、木の種類や特性、木の実の名前をご紹介されていました。職員の解説が始まると、最終列で我が子専属!?の職員の方と歩いている娘ちゃんが「ママ、急いで!」って言うんです( ´艸`)。娘ちゃんも説明を聞きながら、参加者の集まりの中に入りたい様子。なので、ここでママが大活躍します。約10キロの2歳児を抱っこして、猛ダッシュ!!!!!!途中息切れするぐらい頑張って走ります。なんとか、職員の説明が終わる前に列の最前に到着しました。

そこで、写真を撮れたのがコレ
  
椿の木の実です
  


椿のスポットが終わりコースを歩き始める出だしも一番最後。そして、次のスポットに参加者がつきそうになったら、娘ちゃんがまた言うんです。「ママ!ママ!急いで。」その合図でママはまた最前列で歩けるように猛ダッシュ!!!!!!ママは娘ちゃんのために頑張って走ります。そこで撮れた写真が素敵すぎるんです。自然体験って緑に囲まれているので絵になるような背景で子どもの写真が撮れるんですよね( *´艸`)猛ダッシュした行先は、カエデの樹に到着です。木が大きくて2歳児の身長の高さまで枝が垂れ下がってきていました。

  
娘ちゃんは葉に手を伸ばして
「葉っぱ!葉っぱ!」と嬉しそうです
  

  
カエデの枯葉もたくさん、落ちていました。
葉に穴が2つほがっていて、さすが2歳児!
いないいないばあっ~♬をしています。
  

  
カエデの木の実で
「モミジバフウ」という名前みたい。
  

たくさんの木のみを拾って、豊んな自然に触れ合うことができた娘ちゃんでした。そこには主催者側の配慮やママの見守りがあってからこそ楽しく過ごせるので、注意点や周囲の協力姿勢のポイントをまとめました。

主催者の配慮・姿勢

十分な職員の配置、スタッフ体制により参加者が不自由をすることがない
2歳児の行動や気持ちを理解した職員が接していた
職員が参加者一人一人に話しかけ、安全管理に務めていた
明るく、楽しい、思いやりのある職員で子どもがすぐに馴染めていた
子どものことを勉強した上でよい刺激を与える話し方だった
子どものことを思った行動や発言で安心してママも活動に参加できる

保護者の注意点・見守り

子どもの安全管理に務めながら危険を伴わない行動は自由に見守る。
自然の素晴らし、小さな発見や気づき、五感を言葉で伝えてあげ、親子の共感を図る
「やりたい!見たい!触りたい!」と思ったことはママが力になってあげ実現する
子どもの体力面の配慮やトイレ、水分補給など声かけをしながら促す
参加者、団体の輪に外れないように努力する

「木の実探し」2歳児ができる理由

木の実はつかみやすいサイズ、見つけやすい形なので2歳児も探し出しやすい
いろんな形、色、大きさの木のみを握ることで興味を持ちやすい。
木のみ拾いとしては変わらないが多様な木の実が落ちているので変化がありあきない。
満足できるまで拾うことができ、集中力もある2歳児なので活動に没頭できる
短時間で活動を終わらせることもできる内容である
自由に動き回ったり、立ったりしゃがんだりできる
最後に、感想をお伝えします。

感想

秋の木の実を拾う体験は2歳児の娘ちゃんにはとても楽しかった様子。ママと二人で木の実を拾うのと知らない人だけど集団でみんなで活動するのはまた雰囲気も気持ちの持ちようも違うので、とてもよい刺激になった様子でした。木のみ拾いは、50分ほどの散策でした。最初はちょっと長いかなと心配するもあっという間に時間は過ぎ、娘ちゃんはぐずることなく参加者のみんなと一緒に行動ができました。ただやっぱり2歳児なので、終わり際になったときに娘ちゃんに「もう、会場に帰るからね。よく頑張ったね。歩くのが大変だったらママが抱っこしてあげるからね。」と伝えたら、すぐにママの前に来て「抱っこ」って両手を上に伸ばして、抱っこアピール。抱っこしながら会場に戻りました。

2歳児は疲れていてもまだ自分で調整ができないかったり、頑張りすぎて脳が疲れてピークを通り過ぎると感情のコントロールができなくなってしまうので、ママは子どもに気遣える言葉をかけてあげられるといいですね。「ママが抱っこしてあげるよ」って言っても「自分で歩くもん」って頑張る子どももいますが、できれば抱っこして少しでも疲れが残らないようにしてあげたいですね。素直に「抱っこ」って子どもが言えるために、ママは参加当日もしくは参加する直前に「ママとのお約束」ができる言葉をかけてあげるといいですよ。

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見つけた木の実でモノづくり

自然散策で木の実を見つけて会場に戻って、休憩をしたら次は、拾った木のみでモノづくりです!主催者側が参考になる作品を展示しているものも、実際に2歳の我が子が作れるものって何だろう・・・。ってママ達はいったんフリーズことも。ママがこれを作りたいって思ってもまだ上手に細かい作業ができなかったり、何を作りたいか決まっていないこともあります。主催者側の参考作品の中でどれが好きかを子どもに選んでもらったり、子どもの興味あるものでママのアイデアを出して一緒に作ったりしていきます。

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見本の作品があると子どもは視覚的に何を作りたいかを選択できるので、2歳児でも作れる参考事例をまとめて投稿したいと思います。子どもにどれを作りたいか選んでもらうと自分が決めた作品を完成させようと頑張ってくれますので、参考になる作品をアップしていきます。

*投稿予定:2歳児が簡単に作れる松ぼっくりとどんぐりの工作

さて、今回の活動で作った作品をご紹介しますね!

活動の様子

拾った木のみ以外にもビーズや絵具や紙粘土、グルーガン(糊)、ボンドなど様々な道具が用意されていました。いろんなものがあり過ぎて何を作っていいのか迷ってしまうぐらいです。そこで、娘ちゃんが興味を引きそうなものは何かな~と様子を見ていると、松ぼっくりの種がパラシュートみたいに落ちてくるのが楽しかったみたいなんです。そこで、松ぼっくりをコンコンと物に当てたり一緒に振ったりしながら種を集めて、その種を有効活用してモノづくりをすることにしました!

ママは松ぼっくりを持ち、お尻の部分に子どもにボンドを付けてもらいました!

  
松ぼっくりの種を集めて
わしづかみにしています
  

  
ビーズやフェルト生地を選んでもらい
一緒にボンドをつけていきます
  

  
完成した作品を紹介しまーす
子どもがアイスクリームみたいって言って
食べる真似をしていたので、
名付けて「松ぼっくりのアイスクリーム」
  

手すりに下げられるように、松ぼっくりの傘に麻ひもを結び付けてご自宅に飾っています。てっぺんには帽子代わりに椿の種の傘をのせています。

主催者の配慮・姿勢

いろんなモノづくりができるようにある程度事前準備をしていた
幅広い年齢が興味を引いたり作りやすい作品を見本で用意していた
人気がある作品は、職員が作り方のレクチャーしていた
工作をする上で困ったことがあったらすぐに手を差し伸べてくれた
一家族ワンテーブルの配置により、余裕を持った作業スペースだった。
ワンテーブルあたりに道具や必要な材料をセットしていたので、子どもが自由に使えた

保護者の注意点・見守り

子どもが楽しめる作品を一緒に作ってあげる
小さいものは口に入れないように気を付ける
珍しいものはすぐに触りたがるので目を離さないようにする
どんな姿になっても子どもが作った唯一の作品であることを尊重してあげる
子どもができた時には小さなことでも褒めてあげる

感想・こんな体験だと2歳児も作れる

子どもは眼と口がある顔を作ってあげると喜ぶのかなと思います。何を作っているのかをイメージできやすいんっだと思います。子どもが知っているものを作ってあげると「これは○○だぁ~!」って話してくれますよ。

2歳児ができる「モノづくり」体験

手の中に納まるぐらいのパーツを使う工作づくりに参加する。工作は小さなパーツより大きなパーツを、並べたり積み重ねたりするのがよい
→2歳児はまだ鉛筆やお箸が一人で上手に握れない時期で、練習中です。細かな作業がある工作づくりは苦手を感じてしまうことも。
興味があるモノを作る内容
→興味があるモノづくりだと、集中して作業に取り組むことができる
2歳児でも見て分かる工作を作る活動がよい。
→顔があるモノづくり。キャラクターものだと2歳児は何を作っているのか分かるので完成品を喜んで大事にしてくれる。
短時間・単純な工程で作れる工作がよい
→いろんなことに興味を惹かれる年齢なので、単純工程で短時間に作れる活動よい。

最後に

2歳児でも体験活動を楽しむことができるので、体験活動に連れて行ってあげると一緒に秋を楽しむことができそうですね!2歳児だからまだ活動参加は早いかな。いつから体験に連れて行こうかな。と思った時が連れていくタイミングかも。ひんやりした秋風や優しい日差しの中、たくさんの自然のエネルギーを蓄えられる秋なので、楽しいひと時を子どもを過ごしてくださいね。

おしまーい。

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