黄緑色の希少椿「黄河」が咲いたよ-蕾・満開・花持ちの特徴-

「黄河」と呼ばれる椿の品種の開花状況をまとめました!蕾の状態や満開になるまでの花の開き具合、花終わりはどんな感じなのかを時系列に沿って解説しています。椿愛好家の方、椿に興味がある方、黄河がどんな花なのかを知りたい方向けに豊富な写真で椿の魅力をお伝えしますね。

スポンサーリンク

希少椿「黄河」とは?

基本情報

園芸店や通販で一般的に記載されている「黄河」の基本情報をまとめました。

項目 詳細
系統 ユキツバキ
花色 淡黄色~クリーム色、白色 
花形 獅子咲き
花サイズ 中輪・8~10㎝
開花時期 2~4月
特徴 咲始めは緑色になる希少品種。
「雪小町 ユキコマチ」の自然実生から生まれた品種。
樹形 叢性(そうせい)
葉形 広楕円形、中形

ツバキを分類すると変種が2種類あります。ヤブツバキとユキツバキです。黄河はユキツバキの系統に属します。ユキツバキは、積雪地帯に多く分布しています。特に、鳥取県、福井県、富山県、石川県、新潟県、群馬県、山形県、秋田県、岩手県です。自生したヤブツバキを繁殖して多くの園芸品種を作っているのもユキツバキ系の品種です。耐寒性に富んでいて寒さに強く、積雪地ではよい品種群ですが、乾燥に弱く、寒風の当たる場所では生育が悪くなります。ユキツバキの歴史は近年で、本田正次博士によって1947年に発表されたとのこと。花はサザンカのように開き、花弁は薄く、葉は大きく鋸歯のように葉淵はギザギザしています。葉柄には毛があり、花弁は薄いのが特徴です。

「黄河」は希少椿と呼ばれています。どういう位置付けで希少と呼ばれているのか、園芸店や通販で椿探しが趣味な筆者が、希少と呼ばれる3つの条件をまとめました。

蕾~花終わりの記録

10月31日-蕾-

黄河の咲き始めの色は、黄緑色です。椿の花は赤や白色がベースなので黄緑色は珍しいですね。若葉が芽吹いているような色味です。けど、イメージはちょっと硬そうな蕾に思えます。八重咲きなので花びらが重なっていてクシュクシュしています。薔薇みたいです^^可愛い('ω')

11月16日

朝陽が昇りそうな早朝に撮影した黄河の蕾です。だいぶ蕾が開いてきました。蕾の開き具合からも花びらが多いことが分かります。昨日までの黄緑色が少し薄くなったように感じます。

11月17日

外縁の花びらが少しずつ開こうとしています。開花までもう少し様子が分かります。1日1日すくすくと開花準備を進めているんですね。

11月18日

蕾の状態から半開きしています。花びらは巻きながら蕾の中に納まっていたのかな?11月中旬ですが、朝はうっすら寒く、日中は暑かったです。椿は冬の花だけど、日中こんなに暑くてちゃんと開花してくれるのか心配です。夕方に観察したときは、また一段と花が開き始めていました。

11月19日

この日は、蕾がしっかり開花できた!と伝えてもいいぐらい、しっかりとした八重咲の花が開いていました。黄緑色だった蕾から比べると、花びらの表面は白色で、縁は薄い黄色からクリーム色で一部黄色が混じっている感じ。雄しべは濃い黄色なので、インパクトがある花にまとまっています。

11月20日

一段と花が大きく開花しました。雄しべの周囲にある花びらもだいぶ浮き上がって開いてきました。花を触ると硬く締まっています。

11月21日

黄河が開花して6日目です。もう、満開かな。
花弁の縁が薄い黄色からクリーム色で一部黄色が混じっていた頃からすると、花びらの先端(縁)はだいぶ色が抜けて白くなってきました。一方で、花びらの根本というべきなのか、花びらの蕚側の付き根は黄色くなっていました。

11月22日

花色の鮮やかさが少しなくなり、全体的に花色がすすけてきました。花びらの蕚側の付き根は昨日まで黄色味がありましたが、少しずつ枯れてきているのか茶色くなり始めました。角度によって花奥の様子が見えます。花終わりが始まってきたように感じます。

11月23日

花終わりを感じ始めて2日目がたちます。昨日とあまり花の様子は変わりませんが、花全体的に最も膨らみ開いています。

11月24日

花終わり3日目。花全体的にまだ硬さがありもう少し開花を続けられそうですが、花びら一つ一つに力がなくなっています。そのため、花びらの付根が見え始め茶色くなっているのが分かります。

11月25日

「花後」と言える花色になりました。花を手で握ってグラグラさせてもまだ枝から花が取れそうではなく、枝と花がくっついています。

11月26日

満開が11/19を1日目とした場合、花持ち8日目。全体的に茶色くなり外観も落ちてきました。花首もグラグラし始めたので、手で軽く左右に揺さぶると取れそうです。

11月27日

花持ち9日目。黄河の花、かつ11月に開花する花持ちは、満開を1日目とした場合およそ9日目と査定できます。花の塊を触ると柔らかくフワフワしています。花弁自体も水分がなくなりピンと力強さがなくなってきました。花色も全体的に、どの角度で見ても茶色くなっているのが分かります。

自然と取れるにはまだ時間がかかりそうですが、次の蕾もあるので、今回は次の開花に備えて花摘みをすることにしました。花摘みの様子を次の章でまとめます。
スポンサーリンク

花摘み

花全体を浮かし持ち上げなら奥に押すと、花首が取れそうです。花奥は茶色くなっていることが分かります。

  

持ち上げ、引っ張ると、花全体が取れました。花は柔らかくふにゃふにゃしています。

  


取れた花の裏側です。椿は、サザンカと違い、一つ一つの花びらが落ちることなく、ひとまとまりで花摘みができます。

  


花びらが取れた跡。子房が隠れています。
花柱が伸びていますが乾燥して茶色くなっています。雄しべが見えている状態です。

  


剪定はさみで、花と枝を切りました。葉芽がありますので、慎重に剪定します。本来は、花が落ちるのを待つか、花後からももう少し時間が経過すると剪定ハサミを使わなくてもポロっと花全体を根本より取り除くことができます。(今回は、花後の剪定が少し早かったみたいです)

  


切ってしまったので念のために、トップジンMを塗ることにしました。

  


トップジンMは、オレンジ色のペーストで、剪定したり枝に切口ができてしまった時に塗布すると、雑菌が入って枝が枯れ込んだり木材腐朽菌の侵入を防ぐことができます。

では、今後は花摘みをした花後の花房の中身がどんな感じなのか解剖をします。

解剖してみた

花後を二つにカッターで割ってみました。

  

すると、花びらの隙間から虫がでてきました。すごく小さな虫で1mm以下です。写真でもピンとを合わせられないぐらい小さな虫です。小さなダニと蜘蛛です。

最後に(まとめ)

黄河の開花の状態をまとめましたが、いかがでしたでしょうか。花もちは品種によってさまざまですが、11月の開花で、霜が降りることはありませんでしたが、昼は外で育て、夜は室内で管理すると、約1週間ほど花を楽しむことができます。

今回の考察として、黄河の基本情報より開花時期は2~4月ですが、鹿児島では11月中旬から下旬にかけて開花しました。花形は、咲き始めは、外弁は大きく、内弁は小さく湾曲となる獅子咲きですが、満開に近づくにつれて、花弁は内部では小さくなり雄しべと混ざりながら咲く八重咲きの中の牡丹咲きの咲き方をしました。。黄緑色やクリーム色と位置付けられる黄河は、蕾から咲き始め、満開、咲き終わりと少しずつ花色が変化しました。

黄河の花が咲いたら、1日1日の開花を大事にして欲しいなぁ。
おしまーい。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめ記事