5歳児健診で引っかかった質問とできないことを指摘させない伝え方

5歳児健診では歯科健診と成長や発達の問診を行います。就学前の最後の健診となっていますが、これまでの健診内容と比べて特に変わりはありません。今回、保健師さんの質問に的確に回答するために子どもに予め伝えらえていたら健診を躓くことなくクリアできたと感じることも。引っかかりそうな質問に親の答え方や心構え、事前の練習が必要なことをまとめます。

親が気にしていなくても子どもの言葉や行動を実は保健師さんは気にして要確認のチェックをしてしまうかこともあるかもしれません。しかし、そこまで心配するほどでもないことだってありますよ。

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問診内容

積み木

保健師さんが小さな真四角の積み木を数個積み重ねてお手本を見せ、子どもに「この積み木の積み方を覚えてください。今から、くずしますね。同じものを作ってください。」と指示を出していました。これにより子どもの挑戦力、記憶力、集中力、手先の発達を確認しているのではと察します。

子どもが覚えるのが苦手だった場合、保護者は不安になると思います。そこで子どもの記憶力を手助けしてあげるコツを子どもに声かけをすることです。子どもが積み木を積み重ね実践する前に、保健師さんが積み重ねた積み木の見本をどうやったら同じように積み上げられるようになるのかヒントを子どもに伝えてみましょう。保護者が声かけをすることで子どもの苦手意識を払拭することができます。子どもは苦手分野において前向きに挑戦しようとする子もいたら、苦手意識の上、より難しく考えてしまうことでできるものもできなくなってしまう子もいます。

大切なのは、今ここでできないといけないということではないです。またできなくてもできるように練習したりコツを知ることで、徐々にできるようになりますよ。自治体によって健診で使う玩具や道具が異なっていますが、1歳児健診から発達検査のために使用している道具やおもちゃがあれば今後の健診でも使っていく可能性がありますので日常の遊びの中で触れ合っていくとよいですね。積み木も発達検査で使われることが多いので、たくさん遊ばせるというのも一つの手ですね。

色の識別

5歳になると色の識別ができ、色の固有名詞をある程度しっかり答えられるようになりますが、一部の色を覚えていない場合もあります。固有名詞の伝え方ではなく、子どもらしい表現の仕方で何かの物に例えて色を伝えることもあります。

色の見え方が違って見えていた場合は検査が必要ですが、色の識別において、色の固有名(黒色、赤色などの色の名前)を覚えていない場合、徐々に覚えられるように繰り返し練習をしていけばよいので、検査で答えられなかったり間違っていても気にする必要はないです。日頃、意識していない色だと聞きなれなかったり、覚えていなかったりします。

積み木のオレンジ色が劣化していて、木の模様が浮き出ていました。そこで我が子は、オレンジ色と答えずに木の色と答えていました。

 

特に色の識別の中で、昔は肌色と表現していた色は、現在「うすだいだい色」と呼ばれています。保育園や他の方が肌色と使っていた場合、子どもは耳で聞いたものを覚えてしまうので時代に合った新しい伝え方を身に着けていない場合もあります。ということで、健診で答えられなくても今後色に興味を持ち、たくさんの色の触れていけばよいのです。

色を一つや二つ、答えられない場合でも健診でひっかかることはないと思われますが、注意事項にコメント書きはされることもあります。

お絵描き

保健師さんが真っ白な用紙に鉛筆で大きく四角(□)の表面的に絵を描き、「この絵と同じものを書いてください。」と指示をだします。鉛筆握りや集中力、歪みや正確性を見極めていると言えます。

3回書いて、やっと見本のような四角になりました。最初は上手にかけなくても不合格になったり検査に引っかかったりすることは少なそうです。

 

日常生活の質問

日常生活の質問では、朝ご飯、昼食に何を食べたか、健診前の時間どのように過ごしていたのかを子どもに質問することで発音やコミュニケーション能力や考え伝える力を確認していました。保健師さんの中には子どもの喋り方を指摘する方もいらっしゃいます。よほどのことがない限り、子どもの個性や成長のスピードがありますので気にする必要はないと思います。

子どもの発音を指摘されました。しかし、就学までまだ1年ありますので、特に気にするほどでもないことを伝えました。

使っている物の質問

使っている物の質問がありました。保健師さんからの質問は「○○(固有名詞)は何をするもの?」でした。靴や帽子、お箸、鉛筆は何をするものかを子どもに質問していました。子どもは上手に伝えられなくても、感じていることや思っていることを認識の程度で答えてくれます。

ママ、帽子はお外で遊ぶものだよね。

例えば、保健師さんが「帽子って何するもの?」という質問に子どもは「帽子、お外にもっていくもの。」「公園で遊ぶもの。」など答えることがあります。言いたいニュアンスは分かりますが、解答としてはまずまずな時があります。保護者や保健師さんは「外に行くときに頭に被るもの」と答えて欲しいかもしれませんね。しかし、的確な回答でなくても子どもがどのような認識を持って、どんなふうに答えているかの程度を知るためなので、100点満点の回答をしなくても心配いらないと言えます。子どもが伝えてくれた回答を健診表の備考欄にメモをしているぐらいでした。

 

足の動き

保健師さんから、子どもの足の発達について3つ確認がありました。片足立ちができるか、ケンケンができるか、そしてスキップができるかです。

スキップができなくても保健師さんは「まだできないんだね」と声かけて終わりました。

 

体重チェック

5歳児健診で身体測定はありませんが、前回の健診で体重の伸びを指摘されていた場合は、現状の再チェックが入るかもしれません。好き嫌い関係なく食の細い子やあまり食べない子、よく食べる子などさまざまです。食事は適度な時間で、適量を食べていたら問題なしと言えます。

体重は範囲内ですがあまり伸びなくて、保健師さんにいつも指摘されていました。「それなりに食べていると思いますし、子どもがお腹いっぱいと話すのでこれ以上、無理強いできないと思います。」と答えました。

歯科健診

就学前最後の健診ということもあって、歯科健診がありました。お口のPHチェックと歯みがき指導、虫歯や歯並びの検査がありました。(自治体によって歯科健診の有無や内容が異なることがあります。)歯科医から虫歯予防の一つにシーラント処置があること、歯みがきチェックとして時間があるときに歯磨き残しがどのくらいあるかも確認することを推奨されることもあります。

自治体の歯科健診でご紹介いただいたプラークチェッカー(歯垢染出錠剤)です。

 

最後に
(引っかかったこと)

保健師さんの質問に対して子どもがどう受け答えをするかによって、確認シートにチェックされることがありますがさほどのことがない限り気にしないようにしましょう。子どもの出きるできない、上手に使いこなすことができる等の発達には個人差がありますし、今、できなくても成長すると出きるようになることもあります。

練習すれば出きるようになることもあります。大事なことは子どもの個性や発達を最大限に引き出すためにその子に似合ったやるべきことが親ができるかできないかです。何か活動に参加させたり、病院を受診したりすることも一つですが、継続したいことは見守ること、良質な声かけです。

我が子はスキップができませんでした。練習すれば出きるようになりますし、スキップができようができないが生活に支障はないかな。と、ドーンと構えておきましょう。

おしまーい。

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