紫陽花購入は5月と2月がお勧め!店と通販のデメリット・メリット

紫陽花は花色や雰囲気、苗の現物を見ながら選んで購入するのが楽しみであり好きな苗を買うことができます。今はネットでも通販で購入できたり、珍しい紫陽花は予約販売して時期を問わず苗を仕入れることができたりしますので、紫陽花の流通は1年中しています。しかし、生育サイクル上おススメの時期がありますのでその理由をお伝えします。

おススメの購入時期は5月と2月です。

品種にとっては早くて4月から咲き始め、遅くとも6月までには花が咲き始めます。この時期に購入する場合は、紫陽花の花を見ながら買うことができます。実際に咲いた花の色や雰囲気、花形などお気に入りがあったら購入したいと思い続けていた品種などを店頭で探し選びながら買える楽しみがあります。実際に咲いた紫陽花を見ることで品種ラベルやカタログに掲載がある紫陽花の写真やイメージと現物は多少違う雰囲気を感じることもありますので、「イメージと違った!」という誤差や「思っていたのとは違う」という誤認で買ったことを後悔しない時期でもあります。

少し気をつけたいことは紫陽花の花色は土の酸度で若干変化しますので色味が変わることで雰囲気が変わることがあります。土の酸度によるメカニズムについてはこちらの記事で解説しています。

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店頭で販売されているピンク色の紫陽花に一目ぼれして買ったのはいいけど、自宅で栽培をしていたら青色になってしまったという悩みのお話をよく聞きます。それは土壌の酸度で花色が変わる性質を紫陽花が持っているからです。

紫陽花は時期が外れてからも環境的条件と生育環境で蕾をつけ再び開花することがあります。その時は本来の開花時期と比べると花房が小さく花形が変わったりするので購入時のイメージや雰囲気と変わってしまう場合があります。

5月に咲いた紫陽花(品種:いろは)
7月に咲いた紫陽花(品種:いろは)

秋色紫陽花として楽しむ目的以外に、時期が外れて蕾を付けた場合は、花房を剪定してしまうことが来年の開花を充実させることにつながります。

星のような形のきらびやかな八重咲きが特徴の長野県オリジナルの新品種です。一つ一つの花が印象的なガク咲きタイプで濃い色の覆輪がより際立たせてくれます。

   

最近は通販でも見かけるようになりました。
   

ネット・通販で購入する場合

通販やネットでは1点もの以外は、苗木の代表的なイメージ写真を公開して注文時に無造作にお店のスタッフによりピックアップされた苗木が送られてきますので現物を確認することが難しいです。なかには「注文時の苗確認の写真提供はお断り!」をしているショップもあります。しかし、通販でもショップにより「撮影年月日を記入し、現物の写真」を公開している場合もありますので欲しい紫陽花の苗木が見つかったら商品説明をじっくり読んでみるとよいです。通販の場合、この時期に購入するデメリットが1つあるんです。それは苗木に蕾がついているのならよいのですが、開花している場合は、お店のスタッフが花房を剪定して葉だけにした苗木が届く場合があります。もし花房を残して発送して欲しい場合は、「花房が折れてしまったり、水枯れをしてしまっても了承の上で、ノーンリターン・ノーンクレームで花を剪定しないで欲しい」とコメントするとショップが承諾した場合に限り、花房をつけたまま発送してくれることもあります。

値段が少し高くても、通販の場合は現物確認ができる苗木を買っています!

紫陽花のこれからの生育を楽しめる

遅くとも6月までに購入することがおススメ。その一つの理由は、開花後に紫陽花はぐんぐん成長して大きくなっていく生育が盛んな時期を迎えます。そのため、脇芽がでたり茎が伸びたり葉が大きくなったりと紫陽花の成長する変化を楽しむことができるんです。また枯れ込みも少ない時期になります。紫陽花の栽培に適切な環境条件が揃っているため、特段配慮して育てないと枯れてしまうことはなく、初心者でも紫陽花に負担をかけることなく育ていることができる時期です。ただし、病気や害虫の対策は必要になります。

開花後は植替えと剪定が必要ですが、来年の花芽もこれから形成される時期なので初心者でも剪定の仕方やメカニズムを学べるタイミングでもあります。

それから挿し穂もできる時期なので、好きな紫陽花を増やすことに挑戦できます。

といことで、5月に紫陽花を購入すると、今後の紫陽花の成長変化を楽しみたい、栽培管理を学びながら育てたい、植物の成長を見るのが好きな方はより紫陽花の魅力を味わうことができます。この春から雨期にかけての紫陽花の旬と呼ばれる時期に購入できると今後の楽しみや発見が増えるのでおもしろいですよ。

2月がおススメな理由

2月は店頭で紫陽花を販売をしている光景は見かけない時期です。しかし、ネットや通販では引き続き紫陽花の販売をしているので、この時期は店頭販売というよりは通販で注文する方が多いのではないでしょうか。2月に購入するデメリットとメリットをまとめてます。

休眠中で苗木の負担が少ない

店頭で購入する場合

紫陽花の開花時期が終わってしまっているので、店頭での流通は少なく、もしくは、売れ残りが安い価格で販売されています。

ネット・通販で購入する場合

落葉樹である紫陽花は、休眠期のため樹木に負担をかけにくい時期です。長距離運送に苗木が耐えられ、水不足も起こしにくい時期になりますので、通販のお取り寄せは発送においても安心です。もう一つはショップの管理が行き届いていれば、生き生きとした冬芽が形成された紫陽花を購入することができます。

立派な冬芽が形成された苗が届きましたが、小さな苗が届くこともあります。
黒ポットで届きます。
充実した冬芽が形成されています
 

苗木の到着後、落葉中なので葉の大きさや形、花を確認することができないことやショップが注文画面で現物の開花した様子をアップしていればその写真を信用するしかできないですね。

冬の2段階剪定がされてなく枯れ枝が多い苗が到着しました。そのため、到着後に不要な枝の剪定を行うことに。オレンジ色のペーストを塗っている枝は剪定後の枝です。
枯れ枝が多くポットの用土も硬かった。
長年この状態のまま放置されていたのかな。
結局、枯れてしまった苗
 

落葉中は管理をしやすい

落葉中の樹木は休眠中なので特段必要な管理はありません。ショップによって、冬の剪定を終わらしてから発送してくれる時もあるので、春に葉が芽吹くまでに必要な栽培管理を要しないことがほとんどです。葉がないので病気にかかる心配もありません。剪定後の苗木が送られてきた場合は、適切な置き場と水切れを起こさないことの2つに注意するだけなので、苗木の管理がしやすいのがメリットです。開花株ではないので値段も安くで入手できます。

大苗であれば枝を切って休眠差しを楽しむことができますので挑戦するのも楽しみの一つです。

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冬の植替えだけは気をつけるようにします。発送前に育てられたいた紫陽花の環境が野外ならよいのですが、ビニールハウスや室内で育てていた株なら、発送先(お住い)の環境にでもできる限り同じ条件で管理して、徐々に地域の気候に慣らしていく必要があります。

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購入した紫陽花は育った故郷の環境に慣れて育っています。生き物って今まで住んでいた環境からガラッと変わると馴染めなくて体調を悪くしてしまうことがありますよね。植物も同じなんです。購入先、つまりお引越し先の環境に馴染めるように管理してあげると枯れずに育ってくれます。

それから、2月に届いた紫陽花は植え替えがまだできる時期です。少し冬芽が開き始めていることもあります。購入した紫陽花が黒ポットで育てられていて、かつ土の表面にコケが生えていたり、用土が硬い場合は早めに植替えをしてあげましょう。春になって根が動き始める前までに植替えをします。次回の植替えは開花後にできますがそれまでに根腐れをしたり、保水力がない土だと水枯れを起こしやすくなり根が傷んでしまうこともあります。

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株が大きく地植えをする場合は、冬芽が少しでも開いていたら霜が降りなくなった日にします。冬芽が硬く締まっている場合は霜が降りても地植えをして大丈夫です。
鉢植えにする場合は、植え替え後に屋根下で管理すると安心です。
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最後に(まとめ)

紫陽花を買う際のおすすめの時期やその理由は店頭で購入する場合と通販で注文する場合でメリットとデメリットが違ってきます。5月は通販より店頭で購入する方がメリットがありますし、2月の購入は通販が主流になります。

 

最後に紫陽花を購入する時期と購入方法のメリットとデメリットをまとめました。

メリット デメリット
5月 店頭 花色や花形、雰囲気を確認できる
納得いく花鉢を選ぶことができる
品種が多く販売され選びごたえがある
1年を通じて今後の成長を楽しめ栽培の仕方を勉強できる
売れ残りの苗は貧弱になりやすい
日光不足で生育不良の場合もある
通販 生産数が少なかったり珍しい品種の紫陽花を購入できる
1年を通じて今後の成長を楽しめ栽培の仕方を勉強できる
母の日に配達ができるのでギフトとして喜ばれる
ショップにより現物の確認ができにくいことがある
イメージと違う苗が届くこともある
剪定後に発送されるため花の確認が来年になる可能性も
気候的に運送中のダメージがある
2月 店頭 落葉後で枝しかない苗で、外見はさびしさを感じる
売れ残りが安価で販売されている
管理が行き届いていないため寝詰まりや根が乾燥して傷んでいる場合もある
これまで育ってきた苗の環境と同じような環境で育て慣らしが必要
通販 休眠中のため苗の負担が少なく、長距離の運送でもダメージが抑えられる。
剪定後の苗のため管理が簡単
よい管理でよい冬芽が形成されている場合もある
落葉中で病害虫の対策が不要

注意することは冒頭でもお伝えした通り、我が家に紫陽花を迎え入れるまでにその紫陽花がどんな環境で育ってきたのかを知ることが大切です。適切な環境で育った紫陽花は、艶のある葉や花がつい立派な株に育っています。

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どうして5月と2月なの?

今回、紫陽花の購入時期を「春は5月、冬は2月」に視点をおき、購入時のメリット・デメリットを紹介させていただきました。5月は開花始めで最盛期。2月は落葉後の休眠時期で充実した冬芽形成がはっきりと分かる時期。という紫陽花の生育サイクルやその後の管理や手入れの難易度に基づいて一体、どの時期(どのタイミング)で購入したら紫陽花をもっと楽しく育てられるかの筆者の考察でした!

余談ですが、春は4月から6月頃で紫陽花が出回ります。4月はまだ開花していない品種もあるのでお店に並び出さない紫陽花もいます。6月は開花して時間が経ってしまった株が売られていたり、花後で早めに剪定をした方がいいけどお店の方の手入れが追い付いていない株(売るため、お客様が購入しやすいように剪定をしないで花をつけている状態)もあります。5月は母の日に向けてたくさんの紫陽花が店頭に並びます。そのため、紫陽花を長く楽しみ、来年の芽分化も早めに促せるように育てるためには5月がベストかな。という見解です。

冬は落葉後の休眠時でありしっかりとした冬芽の形成が確認できる時期といえば2月なんです。12月頃から通販で先行予約やお取り寄せができるようになっています。11~12月に購入した場合、まだ落葉せずに葉が残っている場合もあります。

通販で注文して11月に手元に届いた苗
育てている紫陽花は落葉し始めているけど
届いた苗は元気がいっぱい。葉も繁っていた
 

冬芽の形成をこれから始める場合、栽培元と購入先の気温や環境が異なると上手に冬芽が形成できないケースもあります。

霜が降り始めるころから落葉し始め、3月から4月になると少しずつ温かくなるので冬芽が芽吹いてきます。冬芽が少しずつ芽吹く頃は苗を手入れしたり運んだりすると芽が折れて落ちてしまうのであまり苗を触りたくないんですよね。ということで、冬の購入おススメ時期は2月という理由でもあります。

おしまーい。

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