小柄なママが使った泣く子が寝る抱っこ紐とボバラップの実用比較
エルゴやアップリカなどのメーカーは新生児から使える抱っこ紐を販売しているので購入することが多いと思います。小柄でなで肩のママが抱っこ紐をすると上手に使いこなせなかったり着用や慣れるまでの時間がかかると赤ちゃんが苦しそうに泣くことも。抱っこ紐とボブラップの2個持ちママがどっちがおススメなのか経験を兼ねてメリット・デメリットをお伝えします。

抱っこ紐が使えない

苦しそうに泣く月齢(新生児~生後2カ月)

新生児から使えるように抱っこ紐には首の支えがついていますが、新生児から首が座るまでに抱っこ紐を使ったら苦しそうに泣かれた経験はありませんか。使い方は間違っていたのかなと説明書や動画で取り付け方を理解していてもやっぱり泣かれてしまって、「もう抱っこ紐は合わない。自分には使いこなせないんだ。」と諦めてしまうこともあると思います。実際に、赤ちゃんを抱っこ紐の中に入れようとすると、苦戦してしまうものです。

抱っこ紐を使いこなせなかったと思う実感した理由を箇条書きでまとめます。

抱っこ紐を使い慣れない理由
首と腰が座っていない生後2か月の赤ちゃんには抱っこ紐が大きかった
初ママには抱っこ紐の中に首の座らない赤ちゃんを入れるのが苦手だった
赤ちゃんが軽いため、抱っこ紐が宙に浮いている感じで不安定だった
ボバラップも新生児から使えると言われていますが、抱っこ紐みたいに明確に首を支える分厚いクッションがないので使うのに躊躇ってしまいます。
正直、首が座るまでは抱っこ紐もボバラップも使わないのが正解と言える時もあります。無理して使う必要はないんです。特に首が座るまでは背骨がCカーブを描くような抱っこの仕方が推奨されていて後々の発達もスムーズに行くと言われています。まだ体重も軽く、体も柔らかくふにゃふにゃしていますので腕で抱っこをしてあげるか、買い物などはベビーカーを使ってあげるとママも赤ちゃんも無理なく過ごすことができます。

首が座る生後3カ月目から使う

首が座る生後3カ月になると赤ちゃんの体格もしっかりしてきますので抱っこ紐に入れるとジャストフィットするようになります。抱っこ紐に赤ちゃんを入れたときに背中がCカーブになるように赤ちゃんのお尻の位置や姿勢を正したり、ベルトを調整してみましょう。

赤ちゃんに泣かれると「取り付け方が悪かったのかな。抱っこ紐が緩いのかな。抱っこ紐の生地が体に当たって痛いのかな。」と、ママはついつい焦って冷汗がでてしまうこともあります。どうしても使い勝手が難しい場合は、抱っこ紐をつける練習をしたり、購入した場所に相談に行ったりしてみましょう。

それでも抱っこ紐が苦手というママにはボバラップがおススメです。

首が座り始めた生後3カ月目
ボバラップはママ達の体格関係なく使えます。
 

ボバラップですやすや寝る赤ちゃん

抱っこ紐が苦手なママでも使えるボバラップは、機嫌が悪い赤ちゃんでもボバラップで包んであげることでリラックスモードになります。是非、使って欲しいアイテムです。どうしよう…。抱っこ紐が使えない。せっかく買ったのに。と落ち込んでいるときに、出会ったのが「ボバラップ」です。使っているママ達は少数派かもしれません。しかし、買ってよかったと思える育児アイテムなんです。

ボバラップの賛否意見

ボバラップは5mの布です。その布をママの体に巻き付けるように備え付けて、巻き付けた布の中に赤ちゃんがスポンっと入るような仕組みになっています。外出先でボバラップを身体につけるときは、5mもある布が地面について汚れないようにするのに苦戦します。そのため、外出先でボバラップを使うときは、出発前に自宅で体に装備してから外出する方がスムーズです。5mの布を体に巻き付けるのでめんどくさい、時間がかかる場合もあります。しかし、一度体に着用したらずーとそのままで赤ちゃんを出し入れをするだけなのでその後の手間は省けます。ボバラップを体に取りつけるときは、腰に巻き付け固定しています。そのため、お手洗いに行くときなどズボンを履いていると、ボバラップを腰から上に持ち上げるか取り外すかのどちらかになり手間がかかってしまいますのでスカートを履くと便利です。ただ、抱っこ紐の布の新着性がなくなってしまったら、もう一度着用し直す必要があります。

デメリット・メリット

ボバラップ

値段は安いけど耐久性が弱い

ボバラップは8,000円前後で抱っこ紐よりは安くで買うことができます。経済的ではありますが、長く使えるかというと使いやすさやママ達の好もありますので一概に言えませんが、基本は、一枚の布なので布の伸縮性や洗濯による痛みなどで使える年数が変わってきます。

時期:夏場以外。夏は冷房が効いた部屋で使いたい

季節的な使用頻度ですと、ボバラップはやっぱり暑いかな。夏場は冷房がついている室内なら無理なく使うことができますが、外出した野外かつ夏にボバラップを使うと汗だくです。一方で寒い冬にボバラップを使うと、布で赤ちゃんの全身を包んであげるので防寒にもなりママと体温を共有することができます。

何歳まで使える:1歳まで

それからボバラップは布なので、赤ちゃんの体重が重くなると重さに耐えきれなかったり、手足をバタバタする元気な赤ちゃんだとボバラップで包んでも手足が飛び出てしまうことがあります。ということで、赤ちゃんの体重にもよりますが使っていたのは1歳までかな。

洗濯:普通コースで洗える

ボバラップは布なので洗濯機で洗っていました。ネットに入れて普通コースで洗っちゃいます。ただ、5mもあるので干すときが大変ですね。

収納:簡単で楽。場所を取らない

ボバラップは布なので折り畳むことで場所を取らずに収納することができます。外出時に子どもが歩きたいと言った時もボバラップを小さく折りたたんでカバンに収納できますし、そのまま体に巻き付けたままでも可愛い布がオシャレ感を出してくれます。上の子が使って下の子が使うまでに期間がある場合も、コンパクトに収納して保管することができます。

抱っこ紐

値段は高めだけど長年使える

抱っこ紐は3万円前後なので高値ですが耐久性がしっかりしていますので、使っていてもヨレヨレになったり生地が傷んだりすることはないです。縫い目が弱くなったり破れたり、大きな汚れが目立たなければ長年使うことができます。

時期は通年。夏に使うならメッシュ生地にする

抱っこ紐は通年使うことができます。そこで、メッシュ生地の抱っこ紐がおススメですよ。抱っこ紐の難点はママと赤ちゃんが密着するので夏の暑さが激ヤバすぎるほど暑くてお互いに汗だくになることです。その課題を少しでもクリアするには抱っこ紐自体の性能に注目して風通しのよいメッシュ生地を選ぶと快適です。一年間を通じて抱っこ紐は赤ちゃんの手足が出るので、冬場に使うときは抱っこ紐を包んであげる防寒グッズやママが大きめのジャンバーやコートを着るなどして赤ちゃんと一緒に温まるようにしあげましょう。物理的に温まるのはできそうですが、夏場の熱を放出するのは難しいので、夏を無理なく乗り越えられる抱っこ紐を選べるといいですね。

兄妹で買い替えることなく使えます。
 

それから、ヨダレが出始める生後5カ月頃からは抱っこ紐のヨダレカバーをつけてあげることを是非お勧めしたいです。抱っこ紐の肩パットが赤ちゃんのお口の近くにあるので、ハムハムされることがありますよ。

何歳まで使える:抱っこ紐に入るまで

抱っこ紐はいつまで使えるかというと、抱っこ紐の表示ラベルに書いてある月齢・体重まで無理なく使うことができます。我が子は1歳6カ月まで使っていましたよ。1歳6ヶ月以上になると自分で歩きたがるのとベビーカーに乗るのが楽しみでしたね。

1歳半前後まで風邪を引いたり体調が悪かったするときはずっと抱っこ紐で抱っこしていましたよ。

洗える:洗濯コースは手洗い

抱っこ紐はクリーニングが良いと思いますが、部分的に汚れた時は手洗いをしていました。外出時で埃をかぶったり、地面に落としてしまった時などはボバラップ同様に抱っこ紐をバスタオルに包んでさらに洗濯ネットに入れて洗濯機の手洗いコースで洗っていました。メッシュ生地のボバラップは生地が薄く乾燥しやすく変形することがなかったです。

収納:使わないときは荷物になる

抱っこ紐はゴッツイので外出時に子どもが使わなかくなったら直す場所を取ります。それからゴッツイと当時に生地が硬めで丸めたり折りたたんだりしても幅を取ってしまうのでやっぱり使わないときはママのお荷物になってしまいます。

小柄でなで肩のママが使った感想

抱っこ紐は腰が座ってからだと使いやすい

初めて抱っこ紐を使うママ、使い慣れないママ、小柄なママは抱っこ紐の着用がイヤになってしまうことがあると思います。抱っこ紐の着用が苦手で赤ちゃんが苦しそうに顔を真っ赤にして体に力を入れていたり、体がフィットしなくて不安定だったり、なにより抱っこ紐に着せられている感を感じることも。出産前から張り切って抱っこ紐を買ってもいざ一人で使うときは上手に使いこなせないときもあります。(いっときの間、抱っこ紐はダンスの奥に直していました)そこで、代替品を探していたところボバラップに出逢ったんです。赤ちゃんが小さいうちはボバラップで抱っこをしてあげて、赤ちゃんがある程度体つきが大きくなり体重が増えてくると小柄なママでも抱っこ紐を着こなせるようになります。バランスが取れてくる感じかな。あと、赤ちゃんが抱っこ紐にフィットすることで安定感が生まれてきます。

抱っこ紐の着用のコツが分かり慣れてくると、抱っこ紐は子育てに必要な必修アイテムです。2人目の時も抱っこ紐を使っていますが、1人目の時と比べると首が座り始めるころ生後2カ月ごろから抱っこ紐を使うことができましたよ。抱っこ紐は慣れと、赤ちゃんが抱っこ紐の中で無理のない姿勢を作れるように抱っこ紐のベルト(紐)の調整が欠かせないです。

ボバラップは布の伸縮性が体にフィットする

ボバラップの布は伸縮性が優れているため、赤ちゃんをキレイに包むことができ、ママと赤ちゃんの密着感を強めることができます。赤ちゃんはお腹の中でママの振動の鼓動を聞いて育ってきました。そのため、ママの心臓音を聞くと落ち着くと言われています。ボバラップを使った抱っこの仕方は、ちょうど赤ちゃんの耳がママの胸元にくるようになっているので赤ちゃんはママの鼓動を聞いて落ち着くことができます。

使い慣れると赤ちゃんを真ん丸抱っこできる

抱っこ紐よりボバラップで赤ちゃんを抱っこするとき、赤ちゃんは真ん丸抱っこの形にできていると思います。赤ちゃんの背骨がそね返っていても、抱っこ紐だとゴッツサや分厚さから気づかないことが多いですが、ボバラップは布で包んでいることや布が薄いことより赤ちゃんがそねっているとすぐに外姿から分かりますし、そねっているままだとボバラップでの抱っこが安定しないので真ん丸抱っこにせざる得ない環境を作ってくれます。真ん丸抱っこは赤ちゃんがママのお腹の中にいた時の姿勢なので、産まれてきてからも落ち着き安心する姿勢だといわれています。そして、真ん丸抱っこは赤ちゃんの身体発達を促す効果があることが分かっています。真ん丸抱っこで赤ちゃんも落ち着き、発達によいダブル効果があるボバラップの抱っこ紐は赤ちゃんにもママにもおススメのアイテムです。

ボバラップはおしゃれに着こなせる

ボバラップはデザインが可愛いんですよね。お洋服がちょっと隠れてしまいますが、別に隠れたって平気です。ボバラップを体につけていること自体がおしゃれなんですから。

百貨店に行ったときに、ボバラップを使って赤ちゃんを抱っこしていました。すると、定員さんや知らないお客様がボバラップに興味を持たれて「抱っこ紐にしては珍しい形ですね!どんなふうに体に取り付けているの?柄や色合いもお上品でおしゃれに着こなしているんですね。」と言われることもありました。

ボバラップは周囲から見ると珍しい抱っこ紐であり、可愛く着こなせていると注目を浴びることができます。

ママが使いやすい方を選ぶ

赤ちゃんは「泣くのが仕事」と聞きますが、そんなことありません。泣くときは何かのメッセージをママに送っています。正直、不愉快なときしか泣きません。赤ちゃんは喋れないので泣くしかないですからね。抱っこ紐もボバラップも使い慣れ上手に包むことができれば赤ちゃんは泣くことが少ないので、一緒にお散歩をしていると、通り過ぎるお隣様や近所様から「え。赤ちゃんがいたの。泣き声がしないから全然気づかなかった」と言われたことがあるくらいなんです。

小柄でなで肩のママは、赤ちゃんの成長具合にもよりますがゴッツイ抱っこ紐だと上手に着用できない場合がありますのでそんな時はボバラップを使ってみてくださいね。

最終的には、ママが使いやすく赤ちゃんの体を安定できる抱っこ紐を選ぶようにします。

最後に
(まとめ)

ボバラップは、ママの体型や身長など関係なく使うことができるアイテムの一つです。エルゴやアップリカの抱っこ紐と比べると三分の一ぐらいのお値段でお買い求めしやすくなっています。ボバラップは赤ちゃんの首が座る生後3か月ごろからハイハイやお尻歩きをする頃までが適していて、歩き出すぐらい大きくなるとボバラップでは収まり切れないときがあるのでその時はエルゴやアップリカの抱っこ紐を活用など、年齢に合わせた抱っこ紐を使うことで赤ちゃんもママも快適に過ごすことができます。

最後に抱っこ紐同様に、ボバラップは同じ巻き方で、赤ちゃんを前向きにして抱っこしてあげることができます。いつもはママとの対面抱っこの仕方ですが、前向きにしてあげることで周りの景色や様子が見れて赤ちゃんはたくさんの刺激を受けることができます。また周囲の方に赤ちゃんの顔がよく見えるらしく「可愛い赤ちゃんですね」と嬉しい言葉をかけられる機会が多くなりますよ。

小柄やなで肩で抱っこ紐が苦手な場合はボバラップがおススメです。首や腰がしっかり据わるまではボバラップで包んあげ、ボバラップで抱っこが難しくなるほど赤ちゃんが成長したら抱っこ紐で支えてあげるのもよいでしょう。小柄でなで肩のママでも赤ちゃんの体格がしっかりしはじめると抱っこ紐が使い慣れてきますので、スムーズに着用することができます。

それでは、また。
おしまい。

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