妊娠中のコロナワクチンで副反応・受診-症状と経過、3つの心得-

妊娠18週目で新型コロナワクチン予防接種第1回目を受けてその夜に副反応がでました。妊婦が予防接種を受けた時の病院の対応、副反応の症状、副反応がでた時の産婦人科の対応をまとめます。今回の一連の対応や経過を考えて、妊婦がコロナワクチンを接種する前の心構えや備えておくべき情報や準備すべき事項を記事にします。

コロナワクチン予防接種当日の夜から翌日にかけて、腕の痛み、歯の痛み、頭痛、発熱、吐き気の副反応があり、キツイでした。お腹の赤ちゃんは大丈夫かな~(>_<)
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接種前の確認-妊婦編-

予防接種予約時間の約20分前に病院に到着し、問診票をお渡しすると受付の方と看護師さんに妊婦さんであることの質問と確認がありました。内容を次にまとめますね!

予防接種前の妊婦への質問・確認事項
妊娠何週目ですか。
予防接種前に主治医に確認済みですか。
どこの産婦人科ですか。
この産婦人科を受診している理由がありますか。

確認事項の4つ目「この産婦人科(病院)を受診している理由は何かありますか?」との質問は、総合病院や大学病院など個人院とは違った大きな病院を受診している場合に聞かれるのかなという具合です。看護師さんの個人的な疑問もあるのでしょうね。受診している産婦人科の主治医が「予防接種を受けて大丈夫」とお話されているので、予防接種を受ける病院で「どうして、この産婦人科・病院を受診しているの?」という質問には、プライベート的な理由もあるので具体的に答えませんでした。

予防接種の時間になり、予約者が全員集まると、接種会場として区分された椅子に座りました。カーテンの奥に先生がいらして順番に入り、問診票の確認後に、長い針で接種をしてくださいました。

痛みに個人差があると思いますが、痛かった(-_-;)

接種が終わると、待機室で15分待ち特に症状がなければそのまま解散でした。看護師さんが「事前に、痛み止めの処方が必要な方は声をかけてください」「お風呂は入って大丈夫です」と話していたかな・・・。

痛み止め・・・欲しいけど、妊婦だから産婦人科で処方された方が安心かな。今回はもらわなくてもいいや~。痛みが出るとも限らないしね。
待機15分間では痛みも何も症状がでなかったのでそのまま帰ることにしました。

副反応

接種した夜の出来事です。腕に何か違和感があると感じ、接種した跡の痛みを実感しました。早めにお布団に入ったけれども、何か違和感があって眠れないんですよね。腕の痛みとともに、体が火照っている感じがあり、あまり関係ないかもしれないけど治療中の歯にも違和感があったんです。それから頭が重く感じ始め、頭痛を伴い、試しに熱を測ってみると「37.4℃」の微熱がありました。きっと、副反応なんだと実感し、早めに寝ようとしますがなかなか眠れず、結局寝付いたのは明け方2時ごろでした。その時の体温は「37.6℃」妊娠中で頻尿だったのでその後も2時間おきぐらいにお手洗いで起きていたので、結局熟睡できずでした。朝、起きると微熱になっていましたが頭痛がひどい状態で仕事を休ませていただくことになりました。

そこで、かかりつけの産婦人科(大学病院)に連絡をして症状をお伝えすると「病院を受診されますか?」それとも「身近な調整薬局で薬を受け取れるように指示を出しましょうか?」の2者選択でした。

先生と直接、話をした方がいいよね。と思い、病院を受診することにしました。
病院に車で到着して降りた時には、微かに気持ち悪さがありました。大学病院がかかるつけ医でしたので駐車場から主治医がいる病棟6階まで歩いて行くうちに吐き気が増してきました。

ナースステーションに着いた時には、もうフラフラで吐きそう・・・。すぐに主治医がかけつけてくれて、症状をお伝えし休憩をさせていただくことになりました。

主治医と対応は次の章でご説明しますね!

処方薬を服用して強い吐き気がなくなったら帰宅することにしたのですが、立ち上がって少し歩くとまた強い吐き気が襲ってきたのです。エレベーターでも立ちすくみ、受付まで1~2m歩いたらしゃがんで休憩。また1~2m歩いたらしゃがんで休憩を繰り返し、長い廊下を渡りやっと受付。(実はこの日は土曜日で大学病院は外来がお休みなので患者や看護師などの職員がほとんどいない環境でした)帰るための受付が終わったら、駐車場までポチポチポチ少しずつ歩いて行き、また少し車の中で休憩をしてから帰宅することができました。途中、お腹が空いてコンビニでおにぎりを食べたら、少し気持ち悪いが引いたかなという具合。

帰宅後、その日は1日中お布団に横になって寝ていました。午前中、病院を受診して帰宅がお昼の12時頃。そこから就寝して目が覚めたのが17時でした。その時はまだかすかに頭が重かったかな。けど、処方薬を服用していたからだいぶ痛みが引いていました。まだ立ちたくない。横になっていたい。という気持ちでした。
翌朝(接種した翌々日)は、頭痛も発熱も吐き気も歯の痛み、体のだるさもありませんでした。ただ、腕の痛みはまだ残っていましたが、その夜にはだいぶ引いて、注射した周りを触ると少し痛みがあるかなという名残だけでした。

接種後の副反応を箇条書き(時系列)にまとめます。

金曜日:夕方15時に接種する(接種当日)
夜19時頃 接種跡周りの腕の痛みを感じる
夜20時頃 治療中の歯が痛み出す
親知らずを抜歯する際に、麻酔が効いている中ペンチで引っ張っているような違和感で、その歯をコンコンすると響く。
夜22時頃 頭痛
夜中2時頃 微熱「37.6℃」
その他
胎動は感じる
お腹の張りはない
土曜日(接種2日目)
朝6時半 腕の痛みを感じる。
⇒接種した腕を動かしたくない
※ 歯の痛みと微熱は治まる。
朝8時頃 頭痛に耐えきれない。
胃がキリキリする
朝9時頃 気持ち悪さがある。
⇒かかりつけ医の産婦人科に電話
朝9~12時 病院受診
⇒吐き気を伴う
昼12~夕方17時 就寝
起床後、倦怠感
その他
胎動は感じる
お腹の張りはない
朝、体重が0.6kg減っていた(-0.6kg)
日曜日(接種3日目)
朝6時頃 頭痛、倦怠感など治まる。
体の調子がだいぶ良くなり動けるようになる。
夕方:ウォーキングをする。
夜10時頃 腕の痛みが引いて、患部を触ると、まだ痛みが残っている感が少しある。
胎動は感じる
お腹の張りはない
体重が元に戻る(+0.6kg)

さて次は、妊婦に副反応ができ時の産婦人科の対応をまとめます。

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産婦人科の対応

かかりつけ医(大学病院産科)に副反応が出て、発熱・倦怠感・気持ち悪さの症状を伝え受診をすることにした時の対応をお伝えします。

上欄でも書きましたが、副反応が出た日は土曜日でしたので、かかるつけ医の外来診察ができず、病棟に出向くことになりました。所定の診察時間外であり主治医がいる病棟に行く必要があったため、専用の時間外受付で「救急患者連絡票」を記載し、許可を得た上での対応でした。

病棟に着き、面談室を利用して主治医が症状を聞き、判断されました。

予防接種による副反応です

それから、副作用がでるピーク期を教えてくださいました。

副作用のピーク期
接種当日の数時間後から翌日にかけての時間

その後、痛み止めを処方してくださいました。

妊婦さんでも飲める痛み止めを服用し、休憩してから帰った方がよさそうですね。

 

とのことで、「カロナール錠剤」を処方されました。

カロナール錠を処方され、病棟にある自動販売機でお水を買って、服用しました。その時まだ頭痛と吐き気があって、立っていられない状態でしたので、面談室の椅子に座って休憩をしていました。
ここが病棟でありほとんど入院用のお部屋ばかりで、入院手続きをしているわけでもないので横になって休憩ができる予備のお部屋がなく面談室での待機でした。椅子とテーブルがある面談室。腕を枕替わりにして頭を置いても、妊娠5カ月目なので少しでているお腹が苦しくて、落ち着いて休憩ができる環境ではありませんでした。強い吐き気が少し落ち着いた時に、帰ることにしました。

大学病院・時間外・病棟での受診の場合、体調が悪くても一時的に横になって休める環境がなかった。。痛み止めや吐き気止めの点滴もありませんでした。

副作用って分かっているからこそ、時間が経ては治まるもの。という認識なのかなということで、妊婦さんが副作用を乗り切るために、予防接種を受ける前に準備しておくことを3つまとめました。

接種前の心得・準備

1副反応時の連絡先を確認

現在、コロナワクチンの予防接種を受ける前の産婦人科の受診は必要とされていませんが、事前にいつ予防接種をするか日時を主治医にお伝えすることは大切ですね。副反応の症状やつらさによりますが、緊急時の連絡先を確認しておく必要があります。予防接種を受けた病院に相談連絡でもよいようですが、妊娠中は飲めるお薬や対応の仕方がありますのでかかりつけの産婦人科に相談をした方が無難です。産婦人科も「予防接種で何かありましたらすぐに当院に連絡をしてください」と指示をだすケースが多いです。

特に、予防接種が金曜日や土曜日だった場合、接種翌日が日曜日や祝日、産婦人科(外来)が休日など、いつもの電話番号では通じない場合がありますので、病院が休日の場合、どこに電話をしたら通じるのか連絡先を確認しておく必要があります。

今回、予防接種が金曜日で次の日は大学病院の外来がお休みだったため、祝日や休日でも電話が通じる病棟の連絡先を教えていただきました。
ふと思えば、予防接種の翌日に副反応がでた場合を考えると病院が空いている前日に予防接種を受けた方が受診しやすいのかなと感じます。今回は、金曜日に予防接種を受けましたが翌日は土曜日なので産婦人科は午前診察や休日である場合が多いです。そうなると診察が時間外で対応ができかねる場合もありますので、翌日産婦人科が通常診察をしているを確認し、その前日までに予防接種をした方がよいのかもしれません。
ただ、仕事をしている場合、仕事が休みである土曜日や日曜日に休養ができるようにとその前日に予防接種を受けた方がいいと考えるケースもありますので、仕事と何かあった時の診察、予防接種の副反応時の対応など考慮して予防接種の日時や病院との連携が必要です。

2カロナール錠剤を常備

予防接種による副反応と原因が分かっている処置については、痛み止めや解熱剤の処方となり、休養により回復を待つことが基本的な方針みたいです。そのため、副作用を考慮して、予め痛み止めや解熱剤を常備しておくと、副作用でつらい時にすぐに対処できると思います。ただ、症状がでたら病院に連絡をしてから、確認のもと処方いただいたお薬を飲むようにします。

副作用のピーク期があるので、一番つらいピーク期に病院に問い合わせをして病院に出向いて、受付・待ち時間・診察・処方となると時間もかかり体を動かすので、つらい副作用が一層、悪化してきつく感じてしまいますので、副作用に備えて常備するとよいと思います。

今回、妊婦でも飲めるカロナール錠を処方されましたが、2回目の予防接種の副反応に備えて少し多めに処方していただきました。
予め痛み止めや解熱剤を常備したり、服薬については、適時主治医に相談してみてくださいね。

3家事やこどもの面倒の代わりを依頼

妊婦が副作用で寝込んでしまった場合、独り身の体ではない上に、家事や子どもがいる場合は子どもの面倒や保育園の送り迎えなど日頃の生活面をどうしていくかも課題です。

接種した腕が痛い場合はその腕を動かしたくないですし、熱や頭痛がある場合は横になって寝ておきたい。倦怠感があるので動けない。動く気力がない。というケースに陥ります。副作用を見据えた上で予防接種をした当日、翌日の2日間は家事やこどもの面倒を誰かに交代ができるように予めお願いをしたり計画を立てたりすることをおススメします。

接種当日の夕食は総菜を活用し、子どもの保育園送迎・入浴等は旦那様に、洗濯などの家事は実母にお願いをしました。気持ち的にも楽になります。

最後に(まとめ)

コロナワクチン予防接種(米ファイザー製)における副作用は妊娠中だから強くでたというわけではなく、社会が周知しているごく一般的な副作用だと感じます。胎動もありお腹が張ることはありませんでした。

妊娠中の発熱(38℃以上の高熱)は、特に妊娠初期の場合、流産につながってしまうリスクが上がるケースが考えられるので長引く場合は注意が必要です。おなかの赤ちゃんは羊水を通じて熱を発散していますが、母体が熱をため込んでしまうと胎児は熱を発散しようがないとのこと。妊娠中でも服薬できるカロナール錠剤があるのでひとまずは対処できそうです。そのためにも、副作用の種類や症状がでた場合、どうしたらよいのかを明確にした上で適切な対処ができるとよいですね。

1回目より2回目の方が副作用が出やすいと言われているので、2回目の予防接種も副作用がでることを念頭に置き、予防接種を受けたいと思います。副作用の症状は個人差がありますが、妊娠中は独り身ではないので万が一に備えておくと安心です。

1回目の副反応はきつかったけど、自分のため赤ちゃんのため、家族のため、関わる周りのために2回目の予防接種も頑張ります!

おしまーい。

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