憧れのイングリッシュガーデンを作り方!初心者が学んだ基本のキ

庭いじりをすると、植物をただ植えるだけではなくガーデニングは一つのアートであることを感じますね。

最初は薔薇の魅力に惹かれて薔薇オンリーのお庭を実現したものの少し物足りないかと。そんなとき、薔薇を引き立てる植物、薔薇と同時に開花することでお庭をより明るくしたかったり、薔薇を花瓶で飾る時に一緒に楽しめる植物だったり、薔薇が咲かない季節でもお庭の主役となる花が咲いていたらいいなという思いから「イングリッシュガーデンを作ろう!」と決意。そこで、さて何から取り掛かろうと悩んだ時に書いた記事になります。

汗水流して庭いじりをしてで、あーでもない、こーでもないと。植物を買っては枯らして、植えては抜いてと何度も試行錯誤を繰り返して作りあげた憧れのイングリッシュガーデンづくり記を残したいと思います。

本記事では、知って欲しい!イングリッシュガーデン作りの基礎知識をお伝えします。イングリッシュガーデンを作りたいけど、どうしたらいいのという悩みを解決できますように。

悩んだ時は、イングリッシュガーデンの意味をもう一度振り返ってみるといいですよ。

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イングリッシュガーデンの定義

イングリッシュガーデンとは、ジーキルという女性園芸家等が色彩論やデザイン等の芸術性を重視し、広汎な植物学の知識を熟知することで生み出した美しい景観を備えた庭造りの様式です。つまり、イングリッシュガーデンを作ることは庭を美しい芸術作品に仕上げることを意味しています。

庭は芸術!アート作品と思っている方にとってイングリッシュガーデンはまさに目指していたゴール地点で理想ですね。

植栽法は、前面・中面・後面にわけ草丈が低い花草から高い花草を配置し段差をつける(ボーダー花壇)ことで立体感を出すこと、開花期の異なる植物を組み合わせること、不規則な植付けで自然な風合いを醸し出す(ドリフト植栽)こと、淡い系統の色を主調とし、強い色の対比でアクセントをつけることで美しい調和が生み出される特徴があります。

深入りしていくと、イングリッシュガーデンという言葉が生み出される歴史が起源が詳しくまとめられている本があります。イングリッシュガーデンについて根本的に学びたい方は読みたくなる一冊です。「ジーキルの美しい庭: 花の庭の色彩設計」

 

ということで、イングリッシュガーデンに必要な知識とは何かまとめます。

美しいガーデンづくりの知識

イングリッシュガーデンを作るために必要な基礎知識は3つです。

 

庭造りに欠かせない基礎知識

①植物
②デザイン
③色彩・配色

基礎知識に経験がプラスされると、理想のイングリッシュガーデンが完成すること間違いなしですね。

ということで、庭づくりを始める前に思い描いている構想をまとめてみました。

 

庭づくりを始める前の構想

 

では、具体的にまとめていきます。

①植物を知る

庭を観察していると気づくことが、日当たりや日陰になりやすい場所、土の性質、管理が行き届きやすい場所、風通しの具合が庭の至るところで違っているということだと思います。日当たりは季節や時間帯で変わってきますね。近くに建築物がある場合、構造や大きさによりますが、1日中直射日光が当たる南側、1日中日陰になりやすい北側、午前中だけ日光が当たる東側、午後になると日が当たり始める西側、強風が当たりやすい敷地の角、木陰になりやすい場所などが分かってきます。庭の特徴に合わせて植物が生育する条件を掛け合わせることが必要です。そのためには好きな植物、植えたい植物をある程度定めて、その植物の性質を知り簡単でよいので育てる条件をイメージするとよいです。直射日光が長時間当たる場所では暑さや蒸れに耐久性があり強い植物、木陰では直射日光に長時間当たると枯れてしまう植物、つまり暑さに弱い植物(耐陰性)がある植物を植えたり、強風が当たりやすい場所は暴風対策や草丈の低い植物を植える工夫も必要です。

ここからは基礎知識に加えて経験値が必要になることもあります。考え込まれた庭造りを目指すには植物の耐久性に見合った植付けだけではなく、草丈、開花時期、花色、花の大きさ、葉の形状などの見る人に感動を与える計算された植付けがプロの腕の見せ所と言えます。そして、ワンシーズンだけではなく四季の変化に応じて開花を楽しめるようにするのも庭をフル活用しガーデニングを楽しむことにもつながります。

植物の特徴をある程度、知った上で庭にどう反映させていきたいかですね。ガーデニングの楽しみが一層アップし理想のイングリッシュガーデンに近づきますよ。

 

②デザインを決める

デザインとは庭の形、つまり、庭そのものをどのようにアートしていきたかですね。ガーデニングは庭の芸術作品とも言えます。庭にオブジェを置いたり、オベリスクやフェンスなど設置したりすることで空間に凹凸ができ動きが生まれます。歩道をどのように作るかもキーワードですよ。そして、庭が作り出すそれぞれの空間をどんな植物が担当するかを見定めることでレベルの高い庭づくりが完成します。花を単に植えるだけではなく、花がもつ特性を生かし花の個性を最大限に引き出すことは庭づくりに欠かせない技法の一つです。それには植物の種類、その種類が持つ生育できる特性を知り、庭にどう当てはめていくかがポイントです。

 

③色彩・配色

庭の印象は花の種類、花色で第一印象が決まると言っても過言ではありません。多数の花色を取り入れたガーデンでは花色の濃淡でイメージが変わってきます。明るく明度が高い花色を多く取り入れた場合、インパクトが強くなり、薄い色だけを組み合わせた場合は味気なさを感じることもあります。花色に合わせて花の大きさや咲き方(一重、もしくは八重咲き等)の掛け合わせによって庭をどう感じるかは違ってきます。最近では、青色の花を集めたブルーガーデン、白色を基調としたホワイトガーデンなど一つのトーンでまとめるガーデンづくりも見受けられますね。どんな印象を与えたいガーデンを目指したいかで庭の色彩が変わってきますね。そこで、大事なのは庭の主役をどの植物にするか決めることです。主役の植物は何で何色なのかを知り、主役をベースに取り巻く寄せ植えの花色をどうするのかの主軸を決めるです。その時に、落ち着いた印象を与えたいのか、豪華さを感じて欲しいのか、もしくは季節的に似合った花色に仕上げたいのかなど付けたしでサブ色彩をイメージしてみましょう。

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完成度を高める応用編

植物の特性と庭の環境に合わせて植物が生育できる環境、その植物の個性を引き出す植え方や植付けを行い、さらに開花時期を合わせることでより庭は最高レベルの作品と仕上げっていきます。ガーデニングの応用は植物の個性×庭のデザイン×育てる技術を掛け合わせ磨き挙げることだと位置づけたいと思います。植物が求める用土にするために土壌改良が求められたり、草丈や生育の都合で植替えが生じたりすることもあります。これまで計算して植え付けたとしても植物は生きていますので、イメージとは違った庭になってしまうこともあります。そんな時は再度、植え直しをしたり用土の配合を変えたりと何度も植物に合わせて調整することが大事です。地植えをしたら思いのほか大きくなってしまったとか、地域の気候もあり枯れてしまう植物もいますので、地域性も合わせて、庭づくりを諦めずにしていくことが成功の秘訣です。自ずと、庭の植物がお互いにバランスの良いポジションで落ち着き最高のパフォーマンスを見せてくれる時が訪れますよ。

 

最後に

植物の苗を購入したら1年間はポットで育ててから地植えをするようにしています。
なぜかっというと、

1年間という四季折りの成長を知れることや植える地域で枯れずに生き続けることができるのか、そして何よりどんな花を咲かせるのかなどある程度分かってきます。もう一つは、ポットである程度大きな株に成長させて根を強くしてから植え付けると枯れ込みを防ぐことができます。

今回のお話はここまで。
おしまーい。

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