育休の保育園預かりは「子どもが可哀そう・ママはずるい」の真相

育休中に上の子が保育園に通っていることに対して「可哀そう。ずるい。」と言われたり思われて肩身が狭い思いをしているママはいるのではないでしょうか。またその一方で、可哀そう。ずるいと言ったり思っているママの気持ちも考えてみました。

記事の書き方や読者の方々の受け取り方で、思いを組み取れていない点や本記事の内容への批判や否定などで炎上してしまうかもしれないと投稿するのを悩みながらまとめてみました。優しい気持ちで読んでいただければと思います。

分かって欲しい!
育休中の保育園利用を否定する気持ち

本当は、上の子を保育園に預けたい

「可哀そう、ずるい」という気持ち、分からないわけでもないと共感したことは「ずるい」という心理。ずるいの意味を調べてみると「自分の利益を得たりするために要領よく振る舞うさまのこと。人を出し抜いて自分が得をすること」と表現されていました。「ずるい」に込めらえている心理は「羨ましい」という僻みが含まれています。ママが子どもを保育園に預けられることやさらに仕事に就けるなんて羨ましいと思う時は、おおよそ、ママがそれを望んでいて願いが叶えられていない時なので、羨ましいと思うのは当たり前の心理です。このような思いは、兄妹組を持つ同じ子育て世代のママ、もしくは子育てを身近に思ってくれている方からの意見が主に多いことが読み取れますね。

上の子を保育園に預けたい。預けられたら下の子との時間がとれることや育児に専念できること、自分の時間が取れやすくなること、そして、上の子が楽しく保育園に通ってくれればお友達と遊べてたくさんの刺激を受けながら成長できるんじゃないかなという思いは少なからず抱くもの。

いろんな事情で預けられない、預けられなかった、預けなかったご家庭もいるのが現実です。社会体制や制度の中で、保育園に落ちたとか児童待機になると「ずるいという気持ち」、共感できる面がありますね。

ワンオペはツライ

大事な我が子なのは変わりはないけど、ママだって人間なので疲れてしまうときがあります。特に、乳児を育てている時期は、深夜も起きて授乳をしたり、寝かしつけが必要だったりと、ママは休みたい時に休めない、眠たい時に寝れないなど生活リズムに影響が出てくると、正直、体力や精神の限界を迎えてきます。どんなに子どもが好きなママでも生物学的、精神的に支障が出てきます。

上の子がいて、ずっと子どもの面倒を見ているママは疲れやすくストレスも多くなることもしばしば。もし、上の子だけでも預けられたら、少しは子育てを楽しめる余裕があるのかもしれない―。兄妹してワンオペはキツイという気持ち、分かって欲しい。そんなとき、上の子を預けらえるママ達って羨ましいんだよね。

ママが面倒を見れるならその間だけでも待機児童が減るかも

深刻な児童待機問題を解決に向けて、育児休業中のママは仕事をしていないのだから、今、本当に生活のために仕事が必要で児童待機に悩んでいるママ達にその保育園の枠を開けて欲しいという思いから、結果的に育休中に保育園に上の子を預けるママ達を否定してしまっている傾向があります。子育て社会は難しい課題を抱えた状態であることに辛辣痛感してしまう、そんな気持ちになることも。

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育休中のママは上の子をどうしている?

預けられるから預けている

「正直、預けられるから預けている。預けられてよかった」という気持ちが大きいのではないでしょうか。そこで、もし、育休中のママが上の子を預けられなかった場合、どうなるのかを考えてみました。

預けられなかった場合

ママ視点と子ども視点で個人的な考察・意見をまとめてみますね。

ママ視点で、育休中に上の子が保育園退所となった場合(上の子を保育園に預けられない場合)、育休が終了して職場復帰するときに再度、保活をすることになります。結果、ママより会社側に損失とリスクを与えてしまうことが予測されるんです。ママというより、働く上では女性と表現した方がよいかもしれませんね。ここでいう会社側の損失やリスクとは、復帰する人材が育休明けの保活で子どもが保育園に入れなかった場合、新しい保育園と職場との距離などで労働条件などが不利になってしまった場合などママは復帰予定を延長するか、会社を辞めざる得なくなってしまいます。復帰予定で事業や人事計画を立てている企業にとっても対象女性が復帰できないとなると経営上ダメージがあります。会社や原職復帰予定であった女性の両方にとって出産や育児はマイナスにしかなりません。

社会はこのような会社の損失を防ぎ、社会(≒人々に関わる生活の一環)が円滑に回っていくように育休中の上の子の保育園利用を認めているのではと考えられます。

一方で、子ども視点で考えてみました。ママの出産休業や育児休業の期間だけ保育園に通わず自宅で過ごし、職場復帰したら保育園に通うスタンス、いわゆる保育園生活を途中送れないという状況です。ママの職場復帰に伴い保育園に再び登園するとなれば、保育園を休んでいた期間があるわけで、これまで培っていた友達関係や慣れた園生活を壊してしまう可能性があります。そういう意味でも子どもの生活や関係性の構築の維持をはかるためにママの育休中の保育園利用はすでに保育園に通っている子どもにとって必要だと言えます。

例えば、0歳児から通っている保育園であと1年で卒園できる園児がいたとします。ママが1年間の育休のために年長組だけ通えなくなったとなれば、これまで培ってきた保育園生活やお友達、生活スタイル、学びなど穴が開いてしまいますし、卒園式は出席できないということになりかねます。

総じて、ママの育休中に上の子を預けられなかった場合は、すでに保育園に通っている子ども、職場復帰をしないといけない女性、復帰者の引継ぎ雇用や担当業務を据え置きしている企業にとって、デメリットのみが残ってしまうという結論になります。

子どもが可哀そうという意見について

ママが家に居るのに、上の子は保育園に行って可哀そうという意見はママ視点であることが多いと考えらえます。育休中に保育園に通っている上の子は、正直、ママが家に居るので保育園に行きたがらないこともありますが、他に理由があることもあります。本意は子どもに聞いてみないと子どもの気持ちは分からないのが事実です。

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端的に伝えたいことは、無理に保育園に行かそうとするのを可哀そうと判断するのはニュアンスが違うということです。無理にという表現がタブーかもしれませんが、保育園に登園することは子どもにとって時間を守ることや生活リズムを整えること、それから生活スタイルやルールやお約束を守ることにつながっています。実際に育休中のママ自身が、ママの育休中の上の子の保育園通いは可哀そうと思ったり、子どもが「自分って可哀そう、寂しい」と言ったりしたことは少ないのではないでしょうか。子どもが保育園に行きたがらない理由はママが家に居るからではなくもっと他の理由があったります。

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子どもはママと一緒に居たいのは当たり前なんです。しかし、実際に子どもは保育園でお友達と遊んだりすべり台やブランコ、給食を美味しく食べたりと楽しく過ごせているという結果で落ち着きます。

ずるいと思われたことについて

ずるいと思われたり言われたりすると、内心ショックを受けたり不愉快な思いをしますのでそんなこと言わないで欲しいというのがママの本心。本記事で伝えたいことは、働くママが受けられる社会制度の一つなので、臆することなく上の子は保育園に通わせて欲しいということです。ずるいと思ってしまうママもいるけど、自分に与えられている制度を利用していくのが先決です。

育休中のママだって大変なんだよ

育休中のママは、ゆとりある子育てができていて羨ましいと思われることも多々あるのではと思います。もちろん、経済的にも精神的にもゆとりある暮らしができることに越したことはありませんが、一方で育休でも社会や会社から完全にシャットアウトした生活を過ごしているわけではありません。

職場復帰後の職場に馴染めるか不安ですし、育休でも会社の研修を受けたり連絡を取り合ったりすることもあります。乳児でも上の子が通っている保育園で一時利用で預かってもらい、会社の研修を受けることもあるでしょう。

最後に(伝えたいこと)

大事なのは、ママやそのご家族にできることとして、今、自分がおかれている子育ての環境をどうしたらよりよいものに変えられ、ママが納得して満足できる子育て生活に近づくことができれば「ずるい」という気持ちが少しは払しょくされていくのでは思います。どうしようもできないことや理不尽なこともいっぱいあります。

それでも、子育てを身近に思ってくれている方は、ずるいと思う立場、思われる立場の中立を保ちながら誰もが子育てしやすくなる社会や地域を目指せる活動ができたらいいなと感じます。

 

おしまーい。

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