赤ちゃんの唇に米粒サイズの白色のできものがあり1回目の病院を受診し、口内炎の診断をうけお薬を塗っていましたが白いできものは唇に広がり、舌の上にも白色のできものができていました。2回目の病院受診で「カンジダ菌」と診断されることに。赤ちゃんの口に異変を感じたら放置しないで病院を受診することをおススメします。本記事はカンジダ菌の発症から完治までの経過状況を写真で解説しつつ、予備知識をまとめます。
目次
初期症状から診断までの経緯
唇に口内炎ができたと思った
生後3カ月後半からもうすぐ4カ月目になるの赤ちゃんのお口の健康状態をチェックしていたとき、上唇の裏側に米粒サイズより少し小さめのできものができていました。楕円状で白色のできものがあったので口内炎を疑い、さっそくかかりつけ医に受診をした方がよいのか、様子を見た方がよいのか、こどもクリニック(内科)で診察ができるのかを確認しましたところ、気になるようであれば受診をおススメします。とのことでしたので早速、病院を受診することにしました。
受診1回目
口内炎を疑ったときの上唇のできもの
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お口を閉じたら歯茎に重なる上唇の裏にポツンとできた白いできもの。口内炎にしては色が白色で、窪みがなく出ている感じがします。一部、盛り上がっているかのように見えます。
こどもクリニックを受診した結果「口内炎」の処方薬をいただきました。主治医の診察で言われたこと(質問&回答)は次のことでした。
2回目の受診でカンジダ菌感染と診断される
翌日、赤ちゃんのお口の中を確認すると上唇の白いできものが2つ増えていましたΣ(゚д゚lll)ガーン。口内炎ではなさそう。なんか・・・カビみたい。症状の写真を載せますネ。
受診の翌日
口内炎らしきできものが増えた
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もう少しお口の中をセルフチェックしていくと、舌に異変を感じました。ミルク育児ではミルクのカスが舌の上に残って白くなることがありますが白くなりすぎなのではと感じたことと舌のザラザラした部分が見えないぐらい白い雲みたいなものが覆い被さっているように見えたのです。さっそく、病院を再受診することに。
受診2回目
舌の上に白いカスが覆い被さっている
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病院で主治医の診察を受けた結果、「カンジダ菌ですね」とのことでした。
主治医とのやり取りは次の通り
治療・薬
調剤薬局で、チューブのお薬「フロリードゲル」をいただきました。8時間/日ごとに少量を授乳後に赤ちゃんの下唇上に置いてあげることで、赤ちゃんが舐めてお口の中に広がり菌の繁殖を押さることができるようです。
かかりつけ医に相談しよう
舌は健康のバロメーターです。赤ちゃんのお口の中をチェックして気になることがあればかかりつけ医に相談をしましょう。お口の中ですが、一般的な小児科受診で対応ができることがほとんどです。かかりつけ医はこどもクリニック。
完治までを写真で紹介
処方薬をいただき、毎日舌をチェックしていると日に日に治ってきました。
カンジダ菌処方薬を使って3日目
舌の上にまだ白色のカスが残っている
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再受診でカンジダ菌と診断され当日からお薬を食べてもらって、3日目(当日の診察日含む)になると上唇のできものはキレイになり完治です。舌の上に一部、カスみたいなモヤみたいな白色のふわっとしたものが残っています。舌の上もだいぶキレイに治ってきました。授乳トラブルもなく問題なく授乳ができ、赤ちゃんの機嫌もよいです。
カンジダ菌処方薬を使って4日目
舌の上の白色のカスはほとんどなくなった
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実は、赤ちゃんのカンジダ菌が治りかけてきたときに授乳トラブルとまではいきませんがママに症状がでてきました。赤ちゃんが加える範囲の乳腺にシコリができて皮膚が赤くなってしまいました。このお話は本記事の後半でまとめますね。
カンジダ菌処方薬を使って5日目
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処方薬は5日分でしたので本日で投薬終了です。舌の上の白いできものはなくなり、キレイになりました。
もう少し、経過観察していきますね
カンジダ菌診断から8日目(完治)
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カンジダ菌診断から12日目(状態良好)
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カンジダ菌診断から約1週間前後でお口の状態はよくなり、白色のカスみたいなものもなくなりました。完治したと言えます。
カンジダ菌について
カビの一種
カンジダ菌は常在菌でカビの一種です。
放置しないで
赤ちゃんの機嫌が良いからと言って放置せずに早めに治してあげましょう。
いつ病院に行くべきか
鵞口瘡は、赤ちゃんのお口の中をきれいにして、赤ちゃんが口に入れそうなものを清潔に保てば、自然に症状が治まってきます。ただし、「白い範囲が広がっていく」「赤ちゃんが痛みでぐずる」などの場合は、自己判断せずに、「歯科口腔外科」で診てもらう必要があります。
思いつく原因と今後の対策
カンジダ菌は常在菌なのでどこにでもいる菌だとしても赤ちゃんのお口の中で繁殖・増殖できる環境だったことが気になります。母乳しか飲んでいない赤ちゃんで、毎日ママと一緒に入浴もしてキレイにしているつもりでしたので思いつく原因が難しいところ。
鵞口瘡は授乳でも感染する
鵞口瘡には、産道感染のほかにも授乳感染があります。お母さんの乳首にカンジダ菌が付着し増殖すると、赤ちゃんが母乳を飲む際に感染してしまいます。母乳ではなくミルクでも、哺乳瓶にカンジダ菌が付着することがあるので、注意が必要です。哺乳瓶を使用している場合は、乳首部分や哺乳瓶内の洗浄や殺菌を十分おこなってください。不十分だと、菌が繁殖しやすくなります。
ただ、夏になると普段の生活でママは汗をかいてしまい蒸れてしまうことがありますのでこまめに授乳パットを交換したり、授乳前やおもちゃなど赤ちゃんが口にする部分を洗浄したり、哺乳瓶は洗浄、加熱滅菌をして清潔感を保つことが対策と言えます。
赤ちゃんはまだ免疫力が低いので、衛生管理は徹底してあげたいですね。
ママの感染
さて、赤ちゃんのカンジダ菌診断からお薬を食べていた4日目の「赤ちゃんが加える範囲の乳腺にシコリができて皮膚が赤くなってしまいました」という件です。
ちょうど、GW期間であり病院が休みでしたので病院を受診することができませんでしたが3日間ほど様子を見ると治ってきました。直母でしたので赤ちゃんの授乳時に乳腺から菌が入っていったのか、もともとママの皮膚表面に菌がいて症状として発症したのか分かりませんが、赤く腫れて手で触ると1カ所約1~1.5㎝の円状のしこりができ痛くも痒くもなく触ったら分かる範囲でした。
赤ちゃんに処方されたお薬を塗っていくと治ってきました。
最後に
赤ちゃんの舌が白いとビックリすると思いますが、カンジダ菌は命に関わるほど深刻な細菌ではないと報告があります。赤ちゃんの免疫力があがれば発症しにくくなります。
赤ちゃん一人だけ治っても母乳をあげるママも一緒に治療をしていく方が効果的です。そして、再発防止に努めるようにしていきます。
治ってよかった~。
おしまーい。