
ハローワーク求人票を基に仕事を探すと、入社してみたら「求人票の条件と違った!」という事例は多いものです。せっかく入社したのに条件が違って「求人票に騙された」と思うのも当然。今回、ハローワークの紹介で入社したけど雇用契約条件が違ったことや求人票には記載がなかったことなど入社して初めて気づくハローワーク求人票に隠された真実をお伝えします。
みんな、気をつけてね (*´∀`*)
目次
誤認を招く求人票①賃金(a+b)に注意
基本給は固定級と諸手当の合計だった
求人票で最初に確認する項目は「お給料」と「仕事内容」そして、「育児休業の有無」だった私…。何を優先するかは人それぞれだよね!
それはさておき、さてさて、なにやら「お給料高め」で「事務職」の求人票を発見 Σ((○゚∀゚σ)゚
おぉ!!期待していた「育児休業の実績もあり」
ご縁がありそうな求人みーっけ(゚∀゚*)ノ
詳しい内容はこんな感じ
・定期的に支払われる手当(b)
住宅手当 6,000円
責任手当 3,000円
・交通費 25,000円
(上限あり・実質額)
・昇給、賞与あり
・雇用、労災、健康、厚生、財形、厚生年金基金、退職金共済、退職金制度 あり
さすが、N社 (p*´∀`*O)p
なぜなら、求人票と面接だけでは、隠された会社の内部事情って分からないからです。(;゚ロ゚)
実はこの時、1歳5カ月の娘ちゃんを育てている私は、N社ともう一つ迷っている求人があって、悩み悩みの結果、N社にしたのです。よかったら、こちらの記事もどうぞ♪(〃゚∇゚)っ
って、どういうこと!!!!!!
基本給は17万じゃなかったの?
だけど、その時は、場に任せたまま雇用契約書を受け取って退室。
ハローワーク求人票の総支給額より実際の雇用契約書の方がお給料が高いけど、基本給の額が全然違ったのです。それって、問題ありだよね!?
諸手当
・調整手当 ・・・・円
・努力手当 ・・・・円
・満勤手当 ・・・・円
・住宅手当 ・・・・円
・通勤手当 ・・・・円
・責任手当 ・・・・円
⇒総支給額 約191,000円
総支給額から判断すると、問題が何もないんだよね。
まず、雇用契約書の基本賃金と調整手当を合わせても、ハローワーク求人票の基本給17万にならないんだけど・・・
基本給が少ないけど、総支給額が多いだけでも条件はいいうちなのかな…どうしよう。
総支給額が高くても基本給が低いメリットなんて一つもありません。
デメリットだらけ。これから基本給が低いとどうなるのかのデメリットをまとめましたので紹介します。
基本給が低い賃金形態はデメリットだらけ
1基本給が少ないと賞与(ボーナス)が減る
基本、賞与(ボーナス)は、基本給をもとに計算されます。
例えば、ボーナス2カ月分って書いてあっても、基本給がどのくらいかでもらえる金額が変わってくるんですよね。
基本給が10万だと、10万×2カ月=20万円。
基本給が20万だと、20万×2カ月=40万円。
1年でも20万の差があります。
5年勤務したら20万×5年=100万円。
100万円の差って大きいですよ!!
基本給って大切すぎる(*・▽・*)☆
2基本給が少ないと時間外手当(残業代)が減る
そして、時間外手当(残業代)も基本給をもとに計算しますので時間外手当も減っちゃうんです。
めちゃくちゃ損だよ…(ฅωฅ*)涙
3基本給が少ないと退職金が減る
退職金制度がある会社に勤務するなら、なおさら基本給を意識した方がいい!
なぜなら、退職金も基本給をもとに計算されるから。
4手当は自由に調整・減額できる
忘れないで欲しいことは、「基本給以外の諸手当は、会社側の都合で自由に調整できること」つまり、会社の方針で「減額できる」のです。
手当には、調整手当、努力手当、満勤手当、住宅手当、通勤手当、責任手当、営業手当、役割手当、食事手当など様々な手当があり会社が独自で定めることができます。万が一、これらの手当がなくなってしまえば、基本給だけの総支給額になってしまいます。
5基本給が少ないと昇給が減る可能性がある
昇給はあらかじめ固定額が決まっている会社もあります。
例えば、1年で5,000円ずつ基本給が上がるなど
一方で、基本給×〇〇%で算出する会社もあります。つまり、基本給が少ないと昇給額が少ない可能性がでてきます。
労働者にとって、基本給はこんなに重要問題なのに、どうして会社側は基本給を明確に提示しないのか不思議ですよね。
「基本給額をちゃんと提示してよね!!」(#゚Д゚) プンスコ!と言いたい。
勤務時間と時間外以外の労働時間がある
話を元に戻して、入社初日、契約書を頂いて自分の席に着くと、お隣の事務職の女性から勤務時間について説明がありました。
7:45までには出社して、17:45頃の退社
(またもや、心の声が漏れそう)
だけど、その時は、納得したかのような雰囲気で「はい。分かりました」と一言。
ハローワーク求人票と全然違っていたのです。
それも、早朝と夕方の労働時間外の勤務は、「時間外労働の申請をしない」で社員して口をそろえていたのですw(゚ロ゚;
従業員のみんな!団結するところはそこじゃないよ~。。
就業規則にはない暗黙の労働がある
N社の就業時間の条件から、「仕事と子育ての両立」ができそうと判断して求人に応募したんだよね!!
「就業規則上は8:30~17:00」だけど、実際は違ったのです。
現実と理由は次の通り。
⇒ラジオ体操や事務員は作業員にお金を渡す準備があるため
・雑用当番の人は、7:40までには出社すること
⇒週2日は当番という仕事がある
・退社は、17:40ごろ
⇒作業員が17:00に現場から会社に戻ってきてからお金の閉めをするため
叫びたくなるでしょう!!!!!!!
それも、皆、残業代の申請していないんだよね。だから、私だけ残業代を申請するのも変だし。残業代の申請ができない職場環境。
「残業あるなら、残業有りって初めから記載して!!」
「残業代が支給されるなら、残業大喜びだよ。」(#゚Д゚) モー!と言いたい。
その他にも求人票に記載がなかったことが次のこと
休日に会社行事・町の奉仕活動が多い
会社の規定では、日曜・祝日がお休みなのですが、その日に限って会社のイベントもしくは町の奉仕活動が入っていること。あと、政治団体に関与しているとか…。
⇒お給料から会員費が自動天引き
最後に
ハローワークの求人票に限ったことだけはないと思いますが、ハローワーク求人で入社すると、実際の雇用契約書が違ったり入社して初めて分かることがあったりするものです。
そのためにも、ハローワークの求人票に記載されている条件や内容が真実なのかを確認する必要があります。
基本給の記載があるが、手当も含めた基本給額になっていないか
入社しても分からないことは多いと思いますが、私のように入社してすぐに退職する結果にならないためにも、「基本給」「実質労働時間」「休日出勤の日数」「会社行事・イベントの日程や時間」だけでも面接の時に聞くと後悔せずに済むのではないでしょうか。もしくは、ハローワークの求人相談係から聞いてもらう!
初めてのハローワークの求人票からの入社で、まさか求人票と給与や就労時間が違うことがありうるなんて知らなかった私でした。
ちなみに、N社は入社2日目で退職(辞退)しちゃいました^^
もう、ハローワークの求人を活用する機会がないことを祈っているけど、もし再びハローワークを利用するときには、求人票に書いてある条件には十分に気をつけよっ。(・ω・。*)
おしまい。