不妊治療に踏み出し腹腔鏡検査の予定まで立てていたほど妊娠はまだ遠い日だと思っていたのに、妊娠できたのです。その、なぜを自分のなりに理由を見いだしたいと思います。
ここまでの道のりを箇条書きでまとめます。
1.基礎体温が乱れ生理不順
2.卵管造影で詰まりを指摘
3.血糖が微妙に高い
4.多嚢胞性卵巣(症候群)
5.高プロラクチン血症
6.服薬の副作用で卵巣内出血
7.腹腔鏡検査の予定を立てる
ラッキー7(セブン)と言っていいほど、なかなか妊娠できない悩みが7つもありました。生理不順や基礎体温が乱れているので生理があっても排卵されているかも分からない状態で、多嚢胞性卵巣を指摘され排卵されている可能性がより低くなり、さらに卵管もしくは卵管が周囲と癒着、卵管采も癒着してるかもしれないとのことで、自然妊娠どころか良質な卵自体が生み出されているのか危ういという状況でした。
そんな状況で妊娠できた可能性を拾い上げてみます!
服薬の効果で排卵できた
プロラクチンを下げるため「カバサール」を処方されていました。継続して服用することが基本で効果が出てくるまで時間がかかると言われていました。処方されてから約16日間飲み続けました。
プロラクチン値が高いと、卵巣機能が低下し、不妊症の原因になります。その場合、カバサール錠にて、プロラクチンを下げる治療が行われます。少なくとも2週間以上の間隔で1回量を0.25mgずつ増量し、維持量(標準1回量0.25〜0.75mg)
パーキンソン病じゃないけど?|不妊治療で使用するカバサール錠の働きと副作用
それから「メトホルミン」も服用していました。空腹時の血糖が高かったことから不妊に何かしらの影響があるのではと主治医から処方されていました。
多嚢胞性卵胞症候群が原因でインスリン抵抗性を示す不妊症の女性に、治療としてインスリン抵抗性改善薬を投与すると、妊娠率が有意に上昇し、また流産率も減少することが報告されています。同様に、月経不順を訴える肥満女性に対して、適切な食事療法と運動療法で体重をある程度減少させると、月経が発来したり、規則的になったりすることがあります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOs)―インスリン抵抗性(HOMA-R高値)にメトホルミン治療
少なくとも2週間飲み続けたので効果が出てきたのではと思っています。
排卵誘発剤の効果
排卵誘発剤の「クロミッド」を一度、処方して副作用で卵巣が腫れて内出血してしまいましたが無事に回復。副作用はありつつもでしたが、主治医が話すには「クロミッド服用で卵巣に貯まっていたら発育不良の卵胞がなくなりキレイに掃除されたのでリセットされた」とのことでした。エコーで一つの卵胞が適切なサイズまで育っていることから、多嚢胞性卵巣だった悪循環が解消され排卵機能が戻ってきた可能性があるとのことでした。
実はこの時、成長していた卵胞が排卵して妊娠につながったのです!
片方の卵管が機能していた
もう一つ、奇跡的なお知らせは卵管もしくは卵管采、全体的に周辺との癒着を指摘されていました。「今回妊娠できなかったら、腹腔鏡検査でお腹に穴を開けて癒着を剥がす」とも言われ、予定を立てていたぐらい癒着の可能性が大いにありました。転院前の卵管造影剤で通っていなかったのと転院後の通水検査や子宮鏡でも悩ましい結果を報告されていたのです。
それがなんと妊娠できていたので、主治医が話すには
片方の卵管は癒着もしくは詰まっていると思われるので、もう片方の卵管が機能したのかも。造影剤検査や通水検査で通りが良くなりピックアップしてくれる確率がグンっと上がることもあります。
子宮卵管造影検査後には妊娠することがしばしばあります。これは検査によって卵管の疎通性が高まるからです。油性造影剤のほうがさらに妊娠する可能性が高くなるとの報告もありますが、もちろん水溶性造影剤でも妊娠率は高まります。子宮卵管造影検査後の6か月、特に最初の3か月間に妊娠率が高いことが知られています。
子宮卵管造影検査 HSG
片方の卵管がどのくらい機能したかは未知ですし、詰まっている隙間を潜り抜けて子宮内に進んでいったのかもしれません。
卵管が機能していないと言われていたのでかなりショックを受けていましたが、今回だけだとしても機能してくれてよかった。
それから、腹腔鏡検査でお腹に穴を開けずに済んだ―(>_<)
最後に(まとめ)
妊娠するには腹腔鏡検査で癒着を剥がすしかないと覚悟を決め手いましたが、奇跡的に自然妊娠をすることができました。卵管造影剤は痛かったけど、造影剤が押し込まれることで卵管の通りをよくしてくれたなら、あの時の痛みも報われるかな。けど、痛かったッ。。
不妊治療をして早半年で妊娠できたので気持ち的には耐えらえたけど、その数年後、2人目の妊娠をしようと不妊治療を再開して、1年経っても妊娠できなかったのでもう諦めモードで治療をやめようかなと思ったこともありました。
その記事はまた次回投稿したいと思います。
今回はここまで。
おしまーい。