ワ―ママが転職で後悔した4つと子育てと仕事の両立を長く続ける条件

仕事と子育ての両立を目指して転職をしたママの経験談をご紹介します。

子育てしやすい会社に転職できていましたが退職する原因になったことをまとめます。子育てと仕事を両立して長く勤めたいと願うママの参考になりますように。

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勤務していた子育てしやすい会社

最初に、勤務していた子育てしやすい会社とはどんな会社だったのかをお伝えしたいと思います。正直、働くママにとって本当に働きやすい社内制度が充実していて理想だと言えました。

 

子育てしやすい会社の体制・制度

保育園からお迎え要請があった場合、早退できる
子どもの傷病で気持ちよく休みができる
休んだ分は有給処理もしくは、会社の営業日内で振替勤務をすることで欠勤扱いにならないように勤務調整ができる
産休、育休制度が整っている
子育てしている職員が多い
女性99%の職場
管理職に女性が多いため子どもの相談や話題を分かってもらえる
子どもに関する職場なので子育てに理解がある
上司の判断でテレワークができる(配属部署・業務内容により異なる)
制服は会社支給により実費の負担がない
会社支給のスマホがあるためライン等で連絡が取りやすい。

もう少し、ご紹介しますね。この会社の採用試験で面接があり、面接内容からも子育てしやすい会社であることがしみじみと感じられます。

では、タイトルにある通り、転職により子育てしやすい会社に勤務できたけどママの気持ちの中で「これ、どうなのか」と思ったことや「後悔した4つ」をお伝えします。子育てと仕事の両立を長く続ける条件にも当てはまるのではないかと思います。

後悔した4つとは

給与規定更新で正職員以外は保障されない

子育てしやすい会社と呼ばれる一つに、子育ての都合で正職員(週40時間)の労働時間を満たさない職員をパートや準社員という形態で積極的に雇用するケースがあります。労働時間上、子育てや家庭の事情でも働きやすいというメリットや正職員でなければ雇ってもらえないということの回避、正職員として働けない場合は退職をしないといけないという事態を防ぎ会社と職員にとって都合が良いと言えます。雇用形態が違うので合理的に給与や労働条件も異なっていて、正職員でないからこそ労働条件をある程度会社の都合で変更ができるという点もあります。これが将来、給与に影響してくる可能性があるのです。労働条件や雇用形態に満足していれば後悔することは少ないですが、働いているとそうでもないときがいずれくるものです。

会社の方針で給与規定を変更や更新する機会に直面するときが必ずあります。公務員ほどではありませんが正職員は保障がされている一方で、準社員やパート、アルバイトは給与形態が変わったり、手当が実働労働に変わったりすることもあります。給与が下がることは少ないと思いますが、給与形態(支給の仕方)が変わることで働く側にとってデメリットになることも少なからずあります。子育てを優先しているので働ける環境がある分、有難いことですが家計や教育費などのために働いている点では給与規定の変更により労働条件に変更が生じる可能性があることは金銭面で不安でしかないという一面が出てきます。

民間企業ですと会社の実績や職員の貢献度により昇給の有無、昇給額、勤務年数を含めてボーナス(賞与)が考慮されることがほとんどです。

 

正社員以外は保障がない

給与規定の変更で入社後に不利になる可能性がある
⇒入社時の雇用契約書では固定給@準職員でしたが、給与規定で時給に変わった。事務の煩雑を無くすためという理由で正職員以外は時給換算に変更(交渉の余地あり)との通知により相談なく雇用契約書を新たに用意された。希望する労働条件を伝え、固定給に戻してもらえたが、今後も給与改定で支払形態が変更になる可能性があるのではと推測してしまう。働く人の労働条件、特に給与に関して変更をする会社ではいつどう不利になるのかという心配がある。
手当が固定ではなく実働費になった
⇒役職手当など、正職員と同様のスキルや日々の対応を求められるが正職員以外ということで減額になる。同一労働、同一賃金を宣言している会社であったが働く人にとってメリットが感じられなかった。
一方で、増えた手当もある
⇒会社の配慮によるもの。手当はいつでも会社の都合により項目の削除や増加、増減できるので安定していない。手当で賄う面もよいが、基本給の昇給ベースアップの方が働く人によって意義がある。
雇用契約書が半年ごとに配布される
⇒部署変更や賃金のアップ、手当項目の変更や追加によるものであるが、労働条件が不安定でいつでも変更の余地があるという解釈ができる。安心して働けない。不信感と言ってもいいでしょう。

子育てとの両立の一つとして働く雇用形態を選択するという方法がありますが、ママの仕事の在り方や考え方によって、満足いくのか物足りないのかなど変わってきます。

もっと柔軟な働き方をしてよいと言われる

では、次にママの仕事の在り方や考え方について触れていきます。正社員と同様に働きたい、仕事を頑張りたい、もっと給与向上を目指したいと思っても、会社の立場からアルバイトやパートはそこまでしなくてもいいんだよという意味で「正職員だからもっと柔軟な働き方をしていいんだよ」と言われることがあります。雇用形態上の労働力の一線があり、それが由も悪しも働く人の平等性や意欲を失ってしまう結果につながることがあります。同一労働、同一賃金という表現があるように、正職員と同等の労働力を求めたら賃金も同じようにしないといけないので、会社の経営や雇用条件上、釘打ちされることがあり、そう聞こえざるニュアンスを言われることがあります。雇用形態身分相当で働けるように無理しなくていいんだよという解釈もでき働くママにとって無理せずに働ける環境とも言えますが、一方で釘打ちをされるのでもっと貢献してもっと働きたいという職員の意欲が反映されないので、工賃の向上を狙う機会が与えられていないということにも捉えることができます。これは会社の伝え方の問題の一つと言えます。

子育てをするママは、ある程度子どもが成長したら教育費が必要になるので、その分、仕事にも精を尽くして頑張りたい、しかし保育園や小学校などの送迎や行事があるので正職員のようにフルタイム・フル日数で働けない事情があります。解決するには、時給をあげるしかないはずです。そこを実現できる可能性がある会社なのかどうか、判断すべき時が自ずとくるものです。

配属先により業務内容が異なる

子育てに理解がある会社に勤務できることは子育てする夫婦にとってストレスが減りますが、長く勤めるためにはそれだけではやっていけないという課題に直面します。仕事だからとわりきれば事足りるかもしれませんが、働く上で働く人が本当にやりたい業務であるかどうかです。入社当時は希望の部署に配属できても部署移動により業務内容が全く異なってくることがあります。せっかく、子育てしやすい会社に入社できても業務にやりがいや達成感がなければ本末転倒だと思うこともあります。また、未経験の部署の場合、一から勉強をして経験を積み上げなければ評価されなかったり、貢献度という面で力不足になってしまうことがあります。これが給与に反映されるとなった場合、落ち着いて子育てができるというよりはまずは職場で仕事ができるための基礎ベースをママは磨く必要がでてきます。それが負担になるかならないか、実現できるレベルであるのか否かなど子どもとの時間に影響しないかどうかママの中でのビジョンが作られてきます。

子育て中に配属される部署がまったく未経験で、高い知識やスキル、資格などが必要な場合、子どもより仕事に重きを置かざる得ない状況になってしまっているとも言えます。一方で、そこにスキルアップを目指すこともできます。しかし、子どもの年齢や成長により子どもに手が掛かる時期が異なってきますので、それに対応できる部署に配属されることで子育てと仕事の両立が無理なくはかれるのではと思うことも一つです。

通勤距離が負担になる

ワ―ママの悩みで多いのが会社との通勤距離です。入社当時は通勤距離があることを承知の上、仕事に就いたケースが多いと思います。出産を機に小さな赤ちゃんを保育園に預ける場合や子どもの送迎、傷病のため早めにお迎えが必要な時など通勤距離が長いと負担になり始めることがあります。

 

通勤距離が遠いデメリット

・子どもが傷病で早く迎えに行きたいのに、通勤距離が長いと迎えの時間が遅くなる
・学校が終わった後、習い事や塾に送迎できる時間がない
・通勤距離が長く、保育園送迎もあるため正職員8時間労働で働くことが難しい
⇒正職員で働けないので、その分給与が減る
・車の消費が激しく家計をひっ迫する

 

通勤距離で悩んでいる子育ての方がいらっしゃいましたら、次の関連記事も是非ご参考になさってください。

 

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両立しながら長く続ける条件

子育てと仕事を両立しながら長く働ける条件をまとめると次の4つだと思います。

 

両立できる条件

子育てに理解がある職場
会社の就業規則の規定が安定している
ママが達成感を持つ業種・業務
子どもと過ごす時間を確保できる

最後に
(伝えたいこと)

子育てしやすい会社に勤めること自体に重きを置き優先して会社選びをしていたため「本当の自分の気持ち」を二の次に考えてしまっていることはありませんか。せっかく「子育てしやすい会社」に入社できても長く勤めることができなければ、意味がない転職になってしまいます。

伝えたいことは、「仕事と子育て」を両立できる職場に長く勤められる仕事選びをするために「本当に自分がこの仕事をやりたいのか」を考えて欲しいです。もちろん、子育てしやすい会社という条件もクリアしている会社でね。

働くのは本人です。働く以上には、「自分のやりたい仕事」「情熱が入る仕事」「やる気がでる仕事」に就きたいですね。子育てしながら仕事をするために、仕事は長く続けて楽しく働きたいもの。「子育てしやすい会社」に勤務することが前提ですが、ママ自身の気持ちや人生を大切にして欲しいと思います。


大切なことは「自分がやりたい仕事に就くこと」

おしまい。

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