元気で健康な赤ちゃんを授かりたい!不妊治療中にサプリメントについて主治医に相談した時に教えていただきいた内容です。
不妊治療をしている時に悩んでいたことが3つありました。
①子宮内膜症
②胎児の先天性神経疾患
③多嚢胞性卵巣症候群
そこで、子宮内膜症、高齢出産近い年齢での妊娠、多嚢胞性卵巣症候群、胎児の先天性神経疾患の悩みを少しでも治したいと服用していたサプリメントについてまとめます。(※あくまで個人的な意見・感想ですのでご参考までにお読みいただければと思います。)
不妊治療中に病院に頼るだけではなく何か自分でもできることをしたいと思った時に思いついたのが、サプリメントでした。
サプリメントで少しでも体質を改善できるといいなぁ
今回、妊活中に買って飲んでいたサプリメントをご紹介したいと思います。個人の判断で購入していますので、ご自分によいと思ったサプリを見つけてくださいね。
サプリメントは飲むべき/飲まない方がイイ、どっち?
病院での治療や処方箋以外にも自分でできることをやりたい。と、気になり始めたサプリメント。サプリメントは飲まない方がいいとか、飲んだほうがいいとか主治医で意見が分かれていることもあります。ネットでも賛否両論。
ちょうど、不妊治療で担当をしていた主治医は、サプリメント活用に賛成の先生でした。
サプリメントは活用した方がイイよ。
体内で合成できない栄養素や食事で十分に摂取できないけど妊娠希望の方や妊娠中に必要な摂取量を賄うためにサプリメントの活用は大事という意見でした。そこで、是非、女性に取り入れて欲しいサプリメントは還元型葉酸とビタミンDでした。
筆者がサプリメントを活用しようと思った根拠ををまとめます。
妊活に必要なサプリメント(女性)
ビタミンD
ビタミンDは赤ちゃんを授かりたい方に積極的に取り入れて欲しい栄養素です。
主治医が「ビタミンD」って伝えてくれたので、ビタミンDについて調べてみました。
体内のビタミンD充足群は、着床率、妊娠率・出生率の向上に関連することが確認された
更に、流産率(化学流産・自然流産)減少傾向にも関係
免疫力が低下する妊娠中も感染症対策にビタミンD摂取がおすすめ・血中ビタミンD濃度の状態と妊娠および出産の可能性との間に関連性が見られました。また、ビタミンD欠乏状態では、子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群など不妊症の原因となる疾患リスクが高まるという報告もあります。
栄養素カレッジ「大塚製薬」
ネットで「#ビタミンD 不妊」と検索するとたくさんの情報がでてきますよ。
子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群といった不妊症の原因となる病気を持つ人は、血中のビタミンDの濃度が低い
ビタミンDの不足と妊娠について「ワンモア・ベイビー・ラボ」
ビタミンDが不足しているかどうかは病院で検査をすることで確かめることができます。ビタミンDは不妊とかかわりがある栄養素であるため、手早く確実にビタミンDを摂取したい方はサプリメントがおすすめです。
ビタミンDのサプリメントは世の中に多く出回っています。その中で購入したのはタブレット型の「ファンケルのビタミンD」です。
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ビタミンD。わざわざビタミンD単独で購入していたのは、主治医に勧められたからです。ビタミンDは着床率を上げるとか(*‘∀‘)
ビタミンDの酵素と受容体が子宮内膜で発見されていることから、受精卵の着床にはビタミンDが重要な役割をしていると考えられています。さらに、流産率も充足群が最も低い結果となり、血中ビタミンD濃度の状態と妊娠および出産の可能性との間に関連性が見られました。また、ビタミンD欠乏状態では、子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群など不妊症の原因となる疾患リスクが高まるという報告もあります
不妊治療に光明!ビタミンDが妊娠率アップ&流産率ダウンに関連あり「大塚製薬」
ビタミンDは、着床率、妊娠率・出生率の向上に関連したり、流産率(化学流産・自然流産)減少傾向になることが分かったり、免疫力が低下する妊娠中も感染症対策にも効果的らしいです。
葉酸
妊娠を希望している女性、妊娠初期には葉酸をおススメしている場面を多く見かけると思います。すでに本記事の読者の方は、筆者より葉酸について詳しく調べて知識があるかもしれませんね。
ということで、ここでは簡潔に伝えたいと思います。
血中葉酸濃度をあげる必要がある。
⇒飲み続けることで血中濃度が上がり維持できる。
妊娠前から飲み始めるのが理想的。
⇒厚生労働省は、葉酸の摂取時期を妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までとしている。
⇒胎児の細胞が形成される妊娠初期に体内に葉酸がある状態が重要
モノグルタミン酸型の葉酸は食事からの葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)と比べて体内への吸収率が高い
妊活中および妊娠初期の女性は、胎児の神経管閉鎖障害の予防のために、普段の食事からの葉酸+サプリメントから1日400µgの葉酸の摂取が厚生労働省から推奨されている。
妊活中に飲んでおいた方がいいと言われている水溶性のB群ビタミンの一つである「葉酸」。妊活中、もしくは妊娠期間中も胎児の発育に欠かせないとされています。葉酸サプリは多くのメーカーが製造販売しているのでどれを購入したらよいか迷ってしまうことだと思います。葉酸以外にも鉄分やビタミンなどの栄養素も含まれたサプリメントもありますね。
2000年12月、厚生省は、‘妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間に、1日0.4mg(400μg)の葉酸を摂取することによって神経管閉鎖障害の約70%の予防効果がみられる’とする情報の提供を妊娠可能な女性におこなうよう勧告した。胎児器官形成は妊娠4週には開始するため、妊娠可能な女性は日頃(妊娠の診断前)から葉酸を十分含んだバランスのよい栄養摂取が重要である。
葉酸摂取による胎児異常発生予防
葉酸は通常の食事でも摂取可能ですが、摂取量や摂取効率を考えるとサプリメントから補うことも考慮したがほうが良さそうな記事も見かけましたよ。
一般の野菜や果物といった食品中に含まれる葉酸は、調理や長期保存による酸化によって壊れ、体内での利用効率も50%程度といわれており、妊娠期の推奨量を日常の食事のみで満たすことは困難である。
そこで、選んだサプリメントはこちらでした。
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ジッパー入りとボトル入りでの2種類の販売があるよ。ジッパー入りが若干安いので、ジッパー入りを購入していたよ。
最後に、ラクトフェリンをご紹介します!
ラクトフェリン
子宮内膜炎を少しでも治すために検索魔になっていたときに、子宮内フローラという言葉を知りました。
子宮内は無菌と言われていましたが、乳酸菌が棲んでいることを知った時には驚きました。
子宮内フローラとは子宮内にいる細菌の集まりのことです。この細菌がなにやら影響を及ぼしている可能性があるとのことでした。悪い細菌(悪玉菌)もいれば良い細菌(善玉菌)も一緒に子宮内にいます。そこで、乳酸菌の一種である善玉菌の「ラクトバチルス」が増えることで子宮内の環境が安定し、着床率や妊娠継続率も上がることが分かっているそうです。ラクトバチルス属を子宮内に直接入れる方法もあるようですが、取り組みやすいいのはサプリメントだと思います。
ラクトフェリンはラクトバチルス属のいわゆるごはんです。ラクトフェリンを摂取することで、それを栄養としてラクトバチルス属の割合が増え、子宮内環境が安定することで子宮内膜炎を抑える効果があると言われています。
体がラクトフェリンを吸収するためには、腸内まで届かせることが大事ですよ。
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ラクトフェリン。この成分を含むサプリメントを飲もうと思ったきっかけは、子宮内膜炎を患っていてたときに病院処方の感染症治療薬を服薬してもなかなか改善しなくて、ネットで子宮内膜症について検索魔になっていたときに、「これまで子宮内は無菌とされていたが、実は乳酸菌が棲みついていて子宮内フローラが存在している」ということを知ったからです。
子宮内はこれまで無菌だと考えられていましたが、アイジェノミクスの最高科学術責任者であるカルロス・シモンらのグループが子宮内にも善玉菌や悪玉菌があることを発見しました。
カルロス・シモン教授らは、善玉乳酸菌であるラクトバチルスが子宮内に存在する菌の90%以上の割合を占めている方では、着床率・妊娠率・妊娠継続率・出産率が高くなるということを、臨床研究によって確認しました。
妊娠のために必要な事だけを追求したら 体に優しい子宮内フローラの検査になりました
そこで、ラクトフェリンに注目しました。ただし、ラクトフェリンはラクトバチルスとは違う点を押さえておく必要があります。
ラクトバチルスは、しばしばラクトフェリンと混同されることがありますが、ラクトフェリンはプレバイオティクス、つまり機能性タンパク質です。プロバイオティクスであるラクトバチルスとは違い、菌そのものではありません。
ラクトフェリンには善玉菌の増殖を促す効果があると考えられていますが、子宮内が無菌に近く、善玉菌がそもそも存在していないといった場合には効果が発揮されにくいこともあります。
妊娠のために必要な事だけを追求したら 体に優しい子宮内フローラの検査になりました
近年、子宮内膜炎等を改善する試みとしてラクトフェリンのサプリメントが使われていることを知って、購入することにしたのです。
慢性子宮内膜炎が見つかると、抗生物質の投与が行われます。さらにもう一つの選択肢として、プロバイオティクスと称して、生殖器官の正常細菌叢(せいじょうさいきんそう)である乳酸菌を増やす方法があります。この治療方法は、まだエビデンスが高い方法とは言えないようですが、多くの施設で使用されています。この際に用いられるのがラクトフェリンです。
サプリメントでも摂取できる!不妊や習慣流産の治療に用いられる「ラクトフェリン」とは!?
ラクトフェリンにより、ラクトバチルスが優位(90%以上)となる症例が増加しているとのことです。
最後に
妊活中に飲んでいたサプリメントは3種類でした。
*【写真1】より、①ビタミンD ②ラクトフェリン ③葉酸 です。残りの3粒は妊活中に通った病院処方分。
おしまーい。