オミクロンで家庭内感染をしなかった!防ぐために気をつけた7つ

オミクロン株陽性診断が下された時、子どもがいる我が家で家庭内感染を防ぐためにどうしたらよいのか不安でしかありませんでした。一般市民が感染を防ぐために調べたこと、実際にやった自宅での感染防止対策、心がけた5つをまとめます。無事に家族感染せずに乗り越えることができたので参考までにブログにまとめます。

赤ちゃんや小さい子ども達がいる我が家。子どもだけでも感染しないように防ぎたい。

オミクロン感染について情報収集はしていたけど、我が家で陽性者が出るとは思わなかったので感染した時に考えればいいやと他人事で過ごしていた悪い考えもあって、現実問題、家庭内感染の情報を詳しく知り得ていなかったので、今回、情報収集したことをまとめています。

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オミクロンが我が家にやってきた時に調べたこと

コロナ検査で陽性診断となった瞬間、ついに我が家にオミクロンウイルスが到着したとコロナ感染拡大の緊迫感を実感。我が家のちびっこたちをウイルスから守るためにどうしたらいいのかが優先事項でした。昨日は陽性者と一緒にお風呂に入って、陽性者が使ったお箸で赤ちゃんにご飯を食べさせてと、感染してくださいと言わんばかりの生活を送っていましたので、家庭内感染は時間の問題と諦めつつも家族感染は必ずするのかを調べてみました。

家族間での感染率

気になるのは家族間での感染率について。もしすでに二次感染していた場合、家族が発症するのはどのくらいなのかですが、厚生労働省のホームページでは次のように明記されていました。

• オミクロン株の家庭内の二次感染率は、国内外の知見により 3~4 割以上と非常に
高くなっている。
• 潜伏期間の中央値は約3日(5日以内:約83%、7日以内:約95%)
• 家庭内二次感染率は、デルタ株より高く、約30-45%
•同居家族内二次感染率は35.0%と高い値を示した

厚生労働省、NIDD

厚生労働省が公開している情報によると家族感染は最低でも30%となっていました。ということは、家庭内感染は必ず100%起こるわけではないという見方もできます。

家族感染を防ぎたい。

オミクロン株に感染した場合の発症率は次の通りでした。

オミクロン株に感染した場合、発症日を0日目として3日目までに発症する確率は53.05%、5日目までに発症する確率は82.65%、7日目までに発症する確率は94.53%となっている。 8日目(7日間経過後)で15%程度、11日目(10日間経過後)で4%程度。

国立感染症研究所の報告による

家族に陽性者がでて発症日を0日として換算したときに5日目までに発症しなければなんとか二次感染は防げそうですが、すでに家族が陽性ということはここ数日ウイルスを体内に持っていたということになります。保菌者と接した場合、どのくらいの日数で二次感染が起きやすいんだろう。

感染しやすい日数

• 発症2日前から発症後7~10日間は感染性のウイルスを排出しているといわれています。

厚生労働省

ウイルスを排出しやすい期間はウイルスが空気を漂っている割合も多いので注意が必要ということ。オミクロン株に関しては、発症から5日間が感染力が強く6日目以降は感染しないという情報も浮上していますが、用心することに越したことはないので感染予防策を大事ですね。

潜伏期間

 

• 発症間隔(Serial interval)の中央値は2.6日(4〜5日が約27%)

厚生労働省

潜伏期の平均が約3日なのがポイントですね。

次からは家族が陽性となった問いに実際に行った感染症対策をご紹介します。

自宅療養中の生活・感染予防対策

1. 部屋を分けた

これまで散々言われている、陽性者を隔離するために部屋を分けること。部屋の構造的に難しい場合もありますよね。我が家は部屋がつながっていますがドアで仕切ることができたので陽性者の確保ができましたけど、100%の隔離は難しいでした。というのも、リビングと床間がつながっているので空気の通り道はつながったままだったのです。

陽性者を確保した部屋からウイルスが漂った空気がリビングに流れ出してしまう(・_・;)

夜、部屋を真っ暗にしたときに陽性者を確保している部屋の明かりがドアからこぼれ見えていました。ドアの隙間からウイルスが出てきたらどうしよう。ということで、ドアの隙間、特にドアの下の部分には新聞紙を両方から詰めて、隔離部屋からのリビングへの風通りをシャットダウンしました。

2. 1日中窓は開けていた

感染症対策で重要なのは換気。隔離部屋からウイルスが流出してリビングや子ども部屋で漂ったときに、部屋に漂るウイルス量の濃度を上げないためにも24時間、対角線上に窓を少し開けて部屋の空気の入れ替えをしていました。日中暑い時は冷房を設定温度よりマイナス1度下げ、風量を一段階あげて温度調整をしつつ窓を開けて空気の入れ替えをすることに。意識したのは、家の空気の流れ、1時間あたりの空気交換量ですね。

3. トイレ・入浴・洗濯機の感染対策

陽性者と共にしたのがトイレ、お風呂場、洗濯機です。

特にトイレはウイルス排出量Maxになりかねる場所で狭い空間なのでかなり気を遣いました。陽性者がトレイを使った時は流せる除菌ぺーバーで便座を拭くこと、使用後に除菌スプレーを使うことを徹底しました。朝晩のトレイ掃除は欠かさず行い、さらに家族が使用する前にトイレで浮遊したウイルスが壁や床につく可能性があることや足裏の油脂が床に就くことで菌を付着しやすい環境を作ってしまうのではという考えから床や壁を水で拭き、さらに除菌をしました。トイレから出た後は自動噴霧器で手の消毒です。使用した雑巾やぺーバーはその場で袋に密閉して処分。

陽性者の入浴は家族が使い終わって就寝後にすることを決め、翌朝、さらに除菌することに。足マットは撤去し、床が濡れた場合はそのまま拭き除菌し、ウイルス付着物を減らしたり、付着しても容易に取り除けるようにしました。マットを使用する場合、毎日ハイターで洗い熱風で乾燥させました。さらに翌朝、洗面台、床は水拭きをして除菌。

洗濯物は陽性者のみ別で洗濯し必ずハイターを使用し、その後、洗濯機は空のままもう一度回すことにしました。乾燥は他の家族と同じ部屋で行い、温風乾燥機を使用し完全に乾燥させました。乾燥機を使用しない時間帯は換気をしていました。陽性者用にタオルと洋服は2着分のみ用意し、他の家族と分けました。

トイレと乾燥部屋には空気除菌ボトルを設置。

4. 毎朝、床・ドアノブの掃除

毎朝、家族が起きる前に床や壁、ドアノブを水ぶきし汚れを落としてから除菌を行うことを徹底。(結構、大変ですが部屋がいつもよりキレイになりましたよ(笑))

5. 空間除菌置き型使用

ダイニングとリビング、陽性者の部屋、他の家族の部屋に空間除菌置き型を使用

 

6. 水などクーラーボックスに入れて部屋で保管

隔離中、陽性者は日中トイレ以外は出入り禁止で家族の就寝後に、入浴に必要な場所だけ最小限で出入りができる状態でした。ご飯は配膳ですね。部屋がつながっているため、部屋の前に置くということはできず、お盆で手渡し。隔離者の部屋にはクーラーボックスを置くことで保冷が必要なものはクーラーボックスで確保し冷たい飲み物を飲める状態、その他食材や食べ物などの品質維持を行うことに。

7. 体温測定

家族の体調に異変がないか様子を経過観察すると同時に必ず1日3回、体温測定を行いました。子どもは5歳を基軸に症状の割合が違う結果となっていました。

・4歳以下の場合
発  熱:81.3%
鼻  水:41.0%
乾いた咳:35.6%
湿った咳:25.6%

・5歳から12歳の場合
発  熱:78.6%
喉の痛み:33.1%
乾いた咳:30.6%
頭  痛:25.5%

小児科学会

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最後に

*本記事は感染防止策として実践した内容です。必ず感染しないという保障を約束するものや根拠でもありませんのでご注意ください。

 

 

■参考文献
(セキュリティ対策のためURLリンクは紐づけていません。)

・新型コロナウイルス感染症の感染急拡大時の外来診療の対応について「厚生労働省」
・オミクロン株感染における感染、発病、感染性のあ る期間等に関する文献資料「厚生労働省」
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)「厚生労働省」
・新型コロナウイルス感染症の変異株流行期別二次感染の推移「NIDD」
・「国内発症COVID19発症の臨床症状・重症度の変化」中間報告第3報「小児科学会

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