カマキリムシで大穴が開く前に分かる食害が進む薔薇の生育異変

気づいたら薔薇の根元に大きな穴が開いていました。そして、その近くにはゴマダラカマキリムシの成虫が薔薇の枝にとまっていたのです。と、いうことで昨年の秋に撃退したはずのテッポウムシの被害を食い止められずに見事にカマキリムシにやられてしまった悲劇から、食害が進むとこんなところがいつもと違った生育だった気づきや穴が開いてしまったら薔薇は枯れてしまうのかを追跡します。

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直径1㎝の大穴とは

5月、毎日の水かけで薔薇の健康状態のチェックしていた、ある日のこと。薔薇の根本に大きな穴が開いていました。正直、眼を疑ってしまいますね(・・)

そのお写真がこちら

  

カマキリムシが開けた大穴

 

本当に驚くほど大きな穴が開いていたのです。
大穴のサイズを確認したく急いで定規を手に取り、測定すると直径1㎝。そしてコンパスで円を描いたかのような見事な丸い円!!ネットや参考資料でもカマキリムシが開ける穴は見事な円だったと口コミを読んでいましたがさすがカマキリムシさん、口コミの評価に納得です。

実物の大穴を拝見しました。

カマキリムシの見事な円を拝みながら、忘れちゃいけないのが穴を開けた張本人(張本虫)です。もう成虫になって飛びだってしまったかもしれませんが、まだ近くに身を潜めているかもしれませんよ。

薔薇をダメにした憎きカマキリムシを見つけられるか疑問もありつつも探してみると、意外とすぐそこにいたんです。(大穴に引き続き、驚愕の事実です)

カマキリムシの写真を載せるので苦手な方はスルーしてくださいね。

成虫は近くで身を潜めている

大穴が開いた薔薇やその横に植えている薔薇を見ていると。怪しげな黒色に白い斑点の体色を持つゴマダラカマキリの姿がありました。(こんなに目立つ体色をしていると一目瞭然、すぐに見つけられますね)

そのお写真がこちら

  

薔薇の幹に止まるカマキリムシ
成虫にしては小さいカマキリムシ

ゴマダラカマキリが飛び立つ前に、シャッターチャンスを逃すまいとカマキリムシを追いかけていると、案外逃げるのが速かった。。))そして、すぐに葉の影に隠れて逃げようと必死。そして、筆者も追いかけるのに必死(。。)5月下旬ということもあり炎天下27℃前後。葉焼けをするまでではないけど、長時間日光に当たっていると汗だくですね。

カマキリムシを追いかけて汗だくですが、見つけられてよかった~。

見つけたカマキリムシは認識しているサイズではなく一回り小さいサイズでしたので、おそらく新しく飛来してきたカマキリムシではなく、2年間も薔薇を食害したカマキリムシだと推測できます。

即撃退ですが、殺虫剤しても生命力強いのかなと思います。

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食害・被害を見つけられない理由

今回、カマキリムシの被害に遭った薔薇の異変についてまとめます。昨年、この薔薇がカマキリムシの幼虫(テッポウムシ)の被害に遭っているというのは知っていたのですが撃退したかと思っていたこと自体が筆者の甘い考えでした。

食害を発見した時の写真。
そのお写真がこちら(昨年の薔薇。)

  

昨年のテッポウムシの被害の様子
変な形の穴が開いていた

薔薇を食害していたテッポウムシを1匹撃退して、その後に至って木屑が出てこなかったので駆除完了と安心していたのですが、実は2匹の幼虫が住みついていたんだと思います。そのうちの1匹は駆除できましたが残り1匹の食害に気づかないまま春を迎えてしまったという結果ですね。

食害や被害を発見できなかった理由は、カマキリムシの卵を2個産みつけられていたことやおがくず(木屑)が幹の途中で留まってしまって外に排出されていなかったので食害自体を見つける根拠が絶たれてしまったこと、1匹撃退したから大丈夫という思い込みだと考えられます。

カマキリムシの食害は1株に対して1産卵ではないということに気をつけないといけないですね。2匹のカマキリムシが産卵したという可能性もありますので。

被害に遭った薔薇の異変

今回、テッポウムシが成虫のカマキリムシになるまでの期間みっちし食害に遭ってしまったことでさらに勉強になったことが、食害に遭っている時は薔薇が元気がないということです。

食害に遭ってから薔薇が元気がないなと思ってはいたんだけど。

昨年の薔薇の開花状況とカマキリムシの被害に遭った年の開花状況をアップするので比べてみてくださいね。

【昨年】健康状態な薔薇
【本年】テッポウムシの食害中の薔薇

 

上記、写真を比べてみても健康状態の年と食害に遭った年は薔薇の生育状況が天と地の差で違うことが分かると思います。ピンク色の点線で薔薇のまとまり具合を示しています。剪定は毎年同じように行っていましたが、被害に遭っている薔薇は春になっても芽かきの必要性がないほど芽吹きが弱く(赤葉の新葉が少ない)、開花見込みの枝が伸びなかったことや、花芽もなく蕾も少なかったこと、葉自体も少なく色が薄い葉もあったでした。

食害されている薔薇の生育

幹や葉の数が減った
花芽が減った
葉の色が薄い
元気がない

食害中は薔薇の元気がないことが分かりますね。もう、枯れてしまうのかなと落ち込みながら手入れは欠かさず、一番花が終わり剪定して1ヶ月するとシュートがでてしっかり伸びてきました。

食害に遭ってもシュートが出た

カマキリムシの穴と新しいシュート、一部の葉色は薄い(手前の枝葉)

最後に
(食害で枯れるのか)

カマキリムシの産卵から成虫になるまでのテッポウムシの食害中は薔薇の元気がないことが分かりますが、今のところ枯れることなく元気なシュートを2本出してくれました。

食害中は幹が数本枯れ込んで切り落としたこともあったので、その時に幹が枯れ込んだ原因をもっと深く追求しておけば少しは被害が減ったんだと思います。成虫になってしまったので時は遅しですね。

今後に及んで枯れ込んでしまった時はこちらの記事に投稿します。

おしまーい。

 

追伸(2023年12月15日)

ふふふっ。
記事追加します。ということは、残念ながらテッポウムシに食害されてしまった薔薇がついに息絶えてしましたのでテッポウムシとの対決最後の記事を投稿します。

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テッポウムシに食害にあった2株の薔薇がついに枯れ込んでしまいました。今後、生育できる状態ではなかったため撤去することに。その時、どのくらいテッポウムシの食害にあっていたかの画像を公開します。太い幹の中はかわいそうなぐらい空洞でした。

 

 

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