テッポウムシの食害で薔薇が枯れた!幹に開いた大穴のサイズとは

テッポウムシの被害に遭ってしまった薔薇は枯れてしまうのではないかと不安になっていました。薔薇の成長具合の様子を見ていましたが1年後には枯れ込んでしましまいた。テッポウムシを駆除した後も薔薇は花を咲かせシュートを出していても、必ず薔薇が100%元気に過ごせていると安心するのはまだ早いかもしれませんね。

 

本記事で分かること

①テッポウムシの食害に遭った時、薔薇の幹に空いた空洞のサイズ
②空洞のサイズから分かる被害に遭いやすい薔薇とは

 

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食害にあった薔薇のその後

食害にあった2株の薔薇ですが、テッポウムシを駆除したつもりでしたが駆除できていなかった薔株、駆除できたと思われる株の2本がありましたがどちらとも約1年後には枯れ込んでしまったという結果になりました。

残念お知らせですね。

ただ、枯れ込んでも花は咲かせていました。片方の幹は枯れても、他の幹は枯れ込んでいない場合もあるので生きている幹は花を咲かせているといった状況ですね。ただ、元気はないし外景はちょっぴり悪い感じですかね。枯れ込む原因はテッポウムシが開けた空洞により水を吸水する能力が落ちることが大きな要因です。テッポウムシは根本から上に向かって食害していきますので、一部の枝が枯れても他の枝が元気でも、将来的には枯れ込んでしまう可能性があります。

また、根本の幹が空洞ですので台風や強風などで脆くなった幹が折れてしまうことも考えられます。どのみち、食害の被害が大きかった薔薇は寿命が短くなってしまうのではと思います。

 

大穴の空洞

テッポウムシが食害した空洞ってどんな感じなのか気になりますよね。薔薇が元気な生育している時は幹を切って空洞を確認するのって勇気がいります!今回はもう薔薇が生育する見込みがなかったもしくは枯れ込んでしまったという感じなので、可哀そうですがさようならすることになりました。なので、テッポウムシが開けた空洞を確認しちゃいます。

ではではまずは、テッポウムシが食害した根本ですが、食害跡や駆除するために掘った穴を薔薇が修復させるためにカルスを作っていましたが雑菌が入ってしまったんだと思います。薔薇の幹表皮はゴリゴリのモリモリになってしまいました。

カルス形成時に雑菌が入ってしまった

 

次のこの根本の幹を水平に切ってみます。すると、テッポウムシが食害しながら進んでいった大きな穴が開いているのを見つけました。

テッポウムシ食害の大穴

 

サイズはというと、約2㎝。

食害の痕跡・大穴のサイズ

 

幹は木質化してさらに茶色くなっていたので完全に枯れ込んでいるのが分かります。食害に遭ってしまった根本の幹(唯一株を支えていた1本の太い幹)がこんな感じであれば、他の枝も枯れ込んでしまうのが納得いきます。この薔薇はテッポウムシを駆除できたと思っていた薔薇でした。成虫になって出て行った痕跡がなかったからです。(成虫になると外に出て行くための大きな穴を開けるので、表面からキレイな丸い穴が開いているのが一目で分かりますがその穴がなかったから)

駆除できたと思っても結局は枯れ込んでしまう結果になりました。木屑がでてから駆除するのは間に合わないのかもしれません。

直径のサイズから推測できること
カマキリムシの被害に遭いやすい薔薇とは

幹に空いた大穴のサイズは、幹の直径は3㎝なのに対して約2㎝でした。

ここでちょっと分析しちゃいます!

テッポウムシの幼虫は食害をして生きていくためには約2㎝の穴を開ける必要があると考えると、薔薇の幹が幼虫が棲める直径2㎝以上に成長したときはテッポウムシの被害にある可能性があるということになります。

確かにミニ薔薇にはテッポウムシの被害なんて聞いたことがないですね。幹が細いから幼虫が棲める広さではないということなんでしょう。

とテッポウムシの成虫「カマキリムシ」の被害は、薔薇が弱っていたり、古株になっていると遭いやすいと言われていますが、今回の薔薇はまだ3~4年目の薔薇でしたので古株とは思えないですし、毎年多くの花を咲かせ開花したらすぐに剪定しますので株自体、弱っていたとは思えないです。そう考えると、テッポウムシが生育できる幹の太さや成虫になるまで薔薇が生き続けられる元気な大株などを狙ってカマキリムシは産卵にくるのではと推測しちゃいます。

テッポウムシが開けた大穴のサイズと今回の薔薇を参考にするとカマキリムシの被害にあう薔薇はどんな薔薇かをお伝えしました。

おしまーい。

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