我が子のRSウイルス感染の経験をもとに、保育園を1週間休んだ時の熱や咳、食欲などの症状を踏まえて、RSウイルスに感染したときの、登園の目安や治りかけの症状、自宅での過ごし方をまとめます。
目次
登園の目安
登園届に記載がある目安
保護者記入の登園届「RSウイルス感染症」の箇所には、「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」と記載されています。
罹り患した場合の登園のめやすは、「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」である。
通っている園に確認した目安
そこで、我が子が通っている保育園に聞くと、次の回答でした。
症状が緩和され、体の調子が良好であれば登園しても大丈夫です。後は、お母さんのご判断に任せています。登園届を記入してご持参ください。
症状が緩和されて、体の体調が良好であればとのことでした。鼻水と咳が完全に治っていなくても登園できるようです。では、次に我が子がRSウイルスと診断されてから登園できるようになるまでの症状や経過をお伝えします。子どもの個人差がありますので経験談として参考にされてくださいね。
発症から登園までの経過
【1日目】夜になると熱が上がる
風邪かと思っていたら、病院で「RSウイルス感染」と診断されました。午前中は平熱でしたが夕方から微熱となり、診察終了時間に合わせて病院を受診した時は38.3℃まで上がっていました。子どもの機嫌は比較的よく、病院のキッズルームで遊んでいられるほどで、診察では鼻水を吸引をして終わりでした。RSウイルス感染としての処方薬はありませんので、鼻水を出しやすいするお薬と鼻洗浄液を薬局で受け取り帰宅することに。
就寝時間になって、熱があるため思うようには寝れず寝つくのに1時間ほどかかりました。しかし、1~2時間すると夜泣きのように泣きながら起きて体をそねっていました。おでこを触ると、熱かったので、熱を測ると40.5℃で最後の検温から熱が上がっていました。不安はあるけど「解熱剤」を飲ませることにしました。
どうしよう…。解熱剤を飲ましてあげたいけど、熱でウイルスを殺そうとしているわけだし、なにより熱痙攣が心配。。
解熱剤を飲ませた時間は夜中のAM3:30頃。その後も、1時間おきに我が子は起きて泣いていましたが、AM6:00ごろになってやっと熱が38.0℃まで下がってきました。
高熱が原因で、寝つきが悪い
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
通常の便
食欲はあまりない
ミルクはよく飲む
吐き戻しはなし
【2日目】症状のピーク(酸素吸引が必要になる)
感染初日の夜が終わり、2日目朝の体温は38.0℃でした。熱が下がり切れていないでしたが、午前中は、室内のおもちゃで遊んでいました。少しだけ食事をとってから鼻水吸引のため病院の受診に連れていきました。(本日は、かかりつけ医がお休みなので、隣市の当番院に45分かけて受診しに行きました。)
午後、病院で計った熱は38.3℃で下がる気配はありません。待合室ではお歌を唄ってダンスをして笑っているご機嫌な我が子。診察室に入って主治医が胸~お腹と背中をモシモシしていると、次のようなことを言われてました。
我が子の呼吸が荒れている感じは見受けられなかったけど、呼吸が苦しいのかな。昨晩は、高熱だったし、体に無理がきているのかもしれない…。
「RSウイルス感染」の発熱は、38.0℃前後で41.0℃の高熱がでることはあまりないという認識でしたが、昨日、高熱を出してしまって、「41.0℃」の熱がRSウイルス感染でも出るのですか?
起きている間は機嫌がよい
寝つきは若干悪いが、抱っこ紐で寝てくれる
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
水下痢を1回(夜)した
食欲はあまりない
ミルクを少し飲んだ
吐き戻しはなし
【3日目】下痢が続く
朝の検温は37.0℃で熱が下がってきました。我が子はベッドから降りたくないみたいで、お座りしてもゴロ~ンと横になりながらお昼ご飯までゴロゴロして転がっていました。午前中は下痢を1回しました。昼食のうどんをよく食べご機嫌で、お昼の検温は37.5℃、夕方の検温は37.5℃と高熱を出すことはなくなったので、RSウイルスの感染も落ち着いて治りかけてきたのかなと安堵していました。この日も鼻水を吸引しにいつものかかりつけの病院を受診した時に、下痢について主治医に聞いてみました。
昨晩(昨日)と今日の午前中に水下痢を1回ずつしたのですが、大丈夫でしょうか?
起きている間は機嫌がよい
寝つきは若干悪いが、抱っこ紐で寝てくれる
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
水下痢を1回(午前中)した
食欲はあまりない
ミルクを少し飲んだ
吐き戻しはなし
【4日目】熱がぶり返す
昨日に、引き続き37.0℃前後をキープしていました。便は下痢から軟便になり体調が回復している様子でしたが、夕方に検温をすると38.0℃と熱がぶり返しあがっていました。夕方の17:00頃から寝て起きたのは20:00頃で3時間も寝ていました。突発的に上がった熱は3時間寝た後(夕食前)には37.6℃に下がり、夕食を食べた後は37.0℃まで下がっていました。
起きている間、機嫌がよい
一人で寝ることができた
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
下痢から軟便になった
うどんを食べた
ミルクを飲まない
吐き戻しはなし
【5日目】熱が下がる
5日目は熱が上がることもなく36.8~37.0℃前後をキープしていました。熱も下がり安定しているため、食欲も戻ってきみあした。
高熱がでることなく37.0℃をキープ
起きている間、機嫌がよい
一人で寝ることができた
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
便はしなかった
アオサ汁と豆腐を食べた
ミルクを飲まない
吐き戻しはなし
入浴をお昼時間帯にした
【6日目】治りかけの症状
6日目になると、熱が上がることもなく36.8~37.0℃前後をキープして普段通りに過ごすことができました。昨日と比べると、ミルクを200ml飲むことができ通常の便のお通じに戻りました。
高熱がでることなく36.8~37.0℃をキープ
起きている間、機嫌がよい
一人で寝ることができた
痰が絡んだ咳をする
鼻水が詰まっている
通常の便
食欲あり
吐き戻しはなし
入浴は夜した
【まとめ】熱と体調経過(グラフ)
RSウイルス感染症にかかった子どもの体調変化をまとめるとこんな感じになりました。
≪熱について≫
4日目で解熱した
5日目からは平熱
≪鼻水・咳≫
6~7日目に少しずつよくなる
≪食欲≫
食欲にはムラがある
うどんやアオサ汁、お豆腐を食べた
≪機嫌≫
起きている時は機嫌がいいが、寝付くときにぐずる
≪便≫
2日間下痢が続いた
保育園何日休んだの?
RSウイルスに感染して保育園を6日休み、結局7日目に登園することができました。
登園届
登園には「登園届」が必要ですが、医者による「明確な登園基準がない」ので保育園に登園できそうかなという判断での登園になるそうです。登園前に受診をしたときの主治医のお話を載せておきます。
「RSウイルス」感染の症状もだいぶ落ち着いてきたようですが、登園させても大丈夫ですか?
家でできる看病と注意点
家庭で気をつけること
効能ある薬がないので、ほとんど子どもの自然治癒力に頼るしかありません。そこで、主治医から聞いた家庭で気をつけることをまとめます。
①呼吸が苦しそうなときは、背中を優しくたたいたり、体を起こすように抱っこしてあげる
②鼻がつまったら、綿棒で掃除したり、鼻水を吸い取って鼻の通りをよくしてあげる
③部屋が乾燥してないように加湿をして鼻の通りをよくする
④母乳やミルクは1回量を少なくして、数回に分けて与える
⑤飲んだ量やおしっこの量をメモし脱水にならないように気をつける
⑥症状の変化をしっかり把握しておき、変化があれば主治医に相談し、重症化しないようにする
再受診するタイミング
RSウイルス感染では、重症する場合がありますので次のことに注意しながら子どもの体調経過を看ることが大切です。
①ゼイゼイ、ヒューヒューの音が強く息が苦しそう
②胸やお腹をペコペコとへこましながら息をしている
③顔色がよくない
④母乳やミルクの飲みが悪い
ご家庭で鼻水を吸引して取り除いてあげることで病気の悪化を防ぐことができるとのことでした。鼻水が上手に取れていないときは「鼻水吸引」のために病院を受診することも大事です。(現在、コロナ感染拡大防止のために鼻水吸引を控えている病院もあるようです。)
最後に
RSウイルスと診断されてから7日目で登園しましたが、鼻水や咳が完治したわけではないので、登園後5日間、鼻水吸引のために病院を受診しました。感染から約2週間で鼻水や咳も止まりました。完治したかどうかを調べるためにRSウイルスの検査はしませんでしたが通常の体調に戻ったのではないかと思います。
おしまい。