
手足口病の発疹が引いてホッとしているのもつかの間、後遺症の一つに爪が変色して剥がれてしまうことがあります。爪が剥がれる人もいれば剥がれない人もいると聞いていたので、我が家の手足口病に感染した娘ちゃんと旦那様は、まぁ~問題ないでしょう!と安易な考えでいたところ、ふと気づくと爪が変色し剥がれ始めました。今回、手足口病にかかったその後の症状として「爪の剥離」についてまとめました。大人と子どもの剥離し始めた爪の写真をアップしていますので、見たくない方はスルーしてくださいね!
手足口病後に爪が剥離する理由とは?
爪がはがれ浮き上がってしまう症状を、「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」と言います。その原因の一つに、皮膚疾患である手足口病が挙げられます。
爪が剥離する原因は、コクサッキーウイルスA6
手足口病の病原体に、コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型など約10種類挙げられますが、特にコクサッキーウイルスA6感染による手足口病では、発症後数週間を経て爪が剥離してしまいます。コクサッキーウイルスA6が爪の根元に感染することで、水膨れを作り、正常な爪が作られにくくなります。この時に作られた爪が徐々に伸びてきて、時間の経過とともに爪が皮膚から浮き、剥がれてしまうというわけです。
爪が剥がれてしまうなんて、怖いウイルスだよ~(ノД`)ヽ(゚Д゚ )
爪が剥がれ始めるサイン
手足口病の発疹が目立たなくなった数週間から約1ヶ月経つと、爪が剥がれ始めることがあり、爪が剥がれ始めるときは、見た目で一目瞭然です。
②二枚爪になっている
子どもの爪が剥がれていく様子
突然、旦那様が「これってもしかして、爪が剥がれている!?」と私に話しかけてきたので、旦那様の方を振り向くと自分の爪を見ていました。そんなに熱心に自分の爪をみてそんなに深刻なのかな~と薄笑いの私。
「いや。ちょっと待って!」と私の心が緊迫状態に。
旦那様の爪を見る前に、「娘ちゃんーーーーーー!!!」と娘ちゃんのもとに駆けつけました。
(旦那様の爪は後ほどご紹介します)
娘ちゃんの爪を丁寧に念入りに検査すると、「はっ。」と息をのんでしまいました。
o(;>△<)Oぎゃあぁぁぁぁぁーーーーーっ
娘ちゃんの小さな足の親指の爪がいつもと違っていたのです。
【発症から36日目】足・親指の爪が二枚爪になり、浮いている
小さなあんよの親指の爪が、一部二枚爪になって白っぽく浮いていました。手足口病に発症して約1ヶ月ごろに爪が剥がれ始めてきたのです。手の爪や他の足の指には症状がなく、左足の親指だけ爪が剥がれ落ちるサインがありました。
そのまま様子を見ること約2週間経過した爪は次の通り。
【発症から51日目】足・親指の爪が持ちあがり割れ始めた
爪が伸びてきて、割れ始めた箇所がだいぶ上の方になっていました。そして、割れている爪が皮膚から完全に持ち上がり、手でつまめるぐらいになっていたのです。
爪を切った方がいいかな~?
けど、もう少し様子を見てみようと思い4日ほど経った発症55日目に爪を切りました。
その写真が次の通り。
【発症から55日目】足・親指の爪の割れた箇所を切った
赤ちゃんの爪切りハサミでチョッキン✂と浮いている爪を切りました。
本当は絆創膏を貼って、新しい爪に完全に生え変わるのを待った方がいいのですが、1歳5カ月目の娘ちゃんは絆創膏がイヤで取ってしまうんです。なので、もう…切っちゃいました。
ちょっとカクカクな爪になってしまいましたが、数日すると爪が再生して少しずつもとに戻ってきていました。
【発症から65日目】足・親指の爪が再生し始めた
【発症から85日目】足・親指の爪が治った
手足口病から85日目になると、剥がれた爪も再生し、元通りの爪になりました。
((◎*´⌒`*))bヨカッタタァ~♪
爪がキレイに生え変わったので、ここで娘ちゃんの手足口病による爪の剥離の経過観察は終わりたいと思います!!
爪が剥がれた時の娘ちゃんの様子
爪が二枚爪になった時は気にしていない娘ちゃんでしたが、発症から51日目に爪が浮いている時は、親指が気になっている様子でした。器用に親指を持って割れた爪を触っていました。なので、51日目で割れた爪を切ったのですが、その後は特に気にすることはないようでした。
一般的に、ハサミで切らずに新しい爪が生えてきて古い爪が上に上がってくるのは待ってから、古い爪を切った方がいいので、爪が浮いたり剥がれそうだったりしたときは、新しい爪になるまで絆創膏を貼っておくとよいでしょう。
娘ちゃんの場合、左足の親指の爪が1カ所剥がれてから約30日間でほぼもとに爪が戻り始めました。手足口病を発症してから約85日(約3か月)でした。
一方で、旦那様の爪がどうなったかというとこれからお伝えしていきます
(ここからは大人の爪甲剥離症をご紹介しますね。)
大人の爪が剥がれていく様子
さて、旦那様が「これってもしかして、爪が剥がれている!?」と私に話しかけてきた時の、爪の症状はこんな感じです。旦那様が手足口病にかかって30日目のことでした。
*旦那様は娘ちゃんの手足口病から約3日後に発症したので、小見出しの【発症から〇日目】の○日目にズレがあります。
*手の爪、足の爪で小見出しを分けています。
手の爪が剥離する経過
【発症から30日目】手・親指の爪が二枚爪になって浮いている
右手指の付け根が二枚爪になり白くなっていました。爪の層が剥がれている感じ。
拡大すると次の写真です。
そこから、約1か月後は次の通り。
【発症から61日目】手・親指の爪が伸びてきた
日に日に、二枚爪になって割れ始めた箇所が上に上がってきました。割れの大きさはさほど変わらず、広がることもない感じです。
【発症から70日目】手・親指の割れた爪が物に引っかかって取れ始めた
*この親指の爪が後ほど、どうなるのか変化が現れ次第、こちらの記事に追加投稿していきますね!今しばらくお待ちくださいませ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
では、手の中指の爪はどんな感じかというと、手足口病の発症65日目で顕著に爪の剥がれがありました。
【発症から65日目】手・中指の爪も割れてきた
【発症から108日目】手・中指の爪がもう少しで完治しそう
65日から約40日後になると、爪の剥離やひび割れも、爪の成長過程で上の方に移動してきました。
あともう少しでひび割れた爪が爪切りで切れそうo(◇´∀`)
では、足の小指はというと…。
足の爪が剥離する経過
最初、手の親指だけでしたが、足の小指の爪が剥がれてきました。
たぶん、原因は私。旦那様のつま先に足がひっかかってしまって、その時に小指の爪が「メキョッ」て音がして剥がれてしまったらしいんだよねヾノ゚∀゚*)
無理に小指の爪が剥がれたら、なんか腫れている気もする…
けど、旦那様の小指ってこんな感じだったかも(笑)ネェ~(⑅ᵕᴗᵕ⑅)
【発症から65日目】足・小指の爪がもう少しで取れそう
小指の爪を持ちあがると、中に血豆!がありました。
【発症から75日目】足・小指の爪が完全に剥離した
ついに!ついに!
この日が来てしまいました(゚д゚;)))
足の小指の爪が完全に取れちゃった!!
爪は取れてしまいましたが、爪の根本には新しい爪が少しだけ顔を出していました。
小指の爪が剥がれて取れてしまったけど、ちゃんと爪が生えていました。
【発症から108日目】足・小指の爪らしい爪が生えてきた
剥離した爪では新たな再生が始まっているようです。爪が生えているっていうイメージがありませんが、その層みないなものが「爪」みたいです。
*手足口病で剥離した爪が今後どうなるのか変化が現れ次第、こちらの記事に追加投稿していきますね!今しばらくお待ちくださいませ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
爪が剥がれたときの対処法
よく聞くのが「爪が剥がれ始めたらどうしたらいいの?」という質問です。
我が家は「特になにもしなかった。」というのが正直な回答です。なぜなら、「新しい爪が生え変わるのは待つしかないから」という認識でした。
自宅での対処法
1新しい爪が生えてくるのを待つしかない
手足口病で爪が剥がれるとき、ほとんど痛みがありません。しかし、剥がれるとき、一部の爪が剥離するのでまだ身に根付いている箇所もあります。そんな中途半端な状態で爪を無理やりはがそうとすると痛みがあります。そのため、古い爪が浮いてきても無理やりはがさずに、新しい爪が生えてくるのを待つことが大切です。
2 皮膚がむき出しになっていたら絆創膏などで保護しよう
爪が剥がれて完治するまでの理想は、新しい爪が伸びてきてから、古い爪がはがれることです。このような場合は、一般的に特に何もする必要はありません。
しかし、新しい爪が伸びる前に古い爪がはがれてしまった場合は、皮膚がむきだしになってしまうので、絆創膏などで保護すると皮膚に傷ができて、そこから細菌が入ることを防ぐことができます。
3浮いた爪には保湿と絆創膏を貼る
爪が浮くと割れやすくなります。爪が割れる原因の多くは乾燥なので、ハンドクリームや爪用のオイルを使って保湿をするとよいと言われています。
絆創膏を嫌がらない子どもの場合、浮いたり割れたりした爪をひっかけてしまい、痛みを感じることもありますので、割れた爪をひっかけないように指先用の絆創膏で保護してあげましょう。

皮膚科を受診するタイミング
手足爪病が原因の爪のはがれは、新しい爪がはえて自然に治ることがほとんどです。
しかし、次のような場合は皮膚科を受診しましょう。
・爪の根元や周りが赤く腫れ、痛みがある
・古い爪が早くはがれ、化膿がみられる
病院では、痛みをやわらげる薬や、化膿していれば抗生物質などが処方されることもあります。
最後に
手足口病が原因で爪が剥がれた場合、痛みはなく新しい爪が生えてくるのを待つことが一番よいとされています。しかし、痛みや腫れ、化膿が見られるときは皮膚科を受診しましょう。
爪が浮いたり、割れたりしたときや新しい爪が生えずに古い爪が剥離した時には細菌感染予防のために絆創膏をして保護してあげます。
爪が完全にもとに戻るには半年から1年と言われているので、気長に待つしかないです。
ちゃんと、元に戻るので大丈夫ですよ。
皆さまの症状が早く良くなりますように。
おしまい。