保育園にお子さんを通わせているママ達は、入園させるときはプラス思考で捉えていたけど、登園し歳月が経つにつれ園の具体的な体制や保育者の性格や声かけの仕方、保護者対応などの実態が分かってきます。入園前に知らなかった「保育園の現状」が徐々に分かってくることがあります。転園を考えるママ達が多い理由の一つが「入園してから、保育園が子どもに合わない。違った。園の方針が変わってしまった。」ということです。今回、転園を考え始めた原因や理由、根拠を3つ挙げ、記録に残します。
保育者の不適切な対応-不満-
転園で悩む一番の理由は「保育の質」です。保育の質も幅が広く、特に保育者と園児との関わり方や接し方、コミュニケーションのやり取りに不満や疑問、要望を抱くケースです。
fa-asterisk記事投稿予定:保育者の姿に不満を抱く理論や理由
入園前の見学から感じる保育者の姿は「優しい先生」「穏やかな先生」「しっかり者の先生」「対応が丁寧な先生」「笑顔が素敵な先生」「感じがよい先生」など、保護者は自ずと子どもを預ける保育者の評価をしながら、総合的に通わせたい保育園を決めていくことが多いと思います。
見学では保育者に好印象を持っていても、実際に入園して登園や降園時や行事参加などで保育者の様子を見ることが多くなると、園全体のイメージが変わることも。入園前後を比較すると、園と関わる時間に大きな差があるので、ママ達は保育者から感じるものも関わる時間に比率して大きくなります。
fa-check-square-o保護者対応をする保育者の姿勢
fa-check-square-o自分の子どもに話しかけるときの保育者の雰囲気や言葉使い
fa-check-square-o他の子どもに話しかけている保育者の様子
fa-check-square-o活動中の保育者の行動
fa-check-square-o担当クラスではない子ども達への接し方
いろんな角度から保育園の体制や保育者の性格など多くの実態をママ達は学んでいきます。子どもの行動や言葉によって、保育者の対応も変わってきます。いろんなパターン・ケースにおける保育者の動きを見学では把握しきれないものです。入園後の本格的な関わり合いで見えてくる子どもへの声かけの仕方を目の当たりにして、転園をした方がいいのでは?とママ達の心理が働くのは当たり前なんです。
fa-check-square-o年中以上になると子どもは自分の意志を伝えることができます。保育者の子どもへの不適切な対応は子どもの心を崩してしまい、影響を与えてしまう可能性もあります。親は子どもにどう声をかけていくべきなのか、保育園への対応をどうしたらよいのかをまとめています。
給食の量-質の低下・提供の保育環境-
見学の同席が難しい場合がある保育の場は「給食提供の時間」です。知らない人がいるとご飯を食べれない子や人見知りをして泣いてしまう子、何かのはずみで喉に食べ物を詰まらせてしまう子などいる理由から給食時間の見学は遠慮して欲しい園も多いです。
SNSが進んでいる園では、給食の様子やメニューをブログや保護者向けのアプリで一斉配信していることもあります。入園後は、保育参加やバースデーパーティーなどの親子参観があり、給食を供にする機会があります。その時に、初めてどんな給食をどんな環境で、どんな体制で食べているのかを始めて知るケースもあります。年齢が上がることにクラスが変わりますので、給食提供の環境も変わってきます。
fa-check-square-o食卓に並べられた給食は冷えている
fa-check-square-oお汁に具が入っていない
fa-check-square-oお茶碗が古く黄ばみがある
fa-check-square-oお皿の絵柄は消えて、薄っすら何か絵柄が残っている
fa-check-square-o学年が変わっても量が変わらない
fa-check-square-o食べ方のマナーを教えていない
fa-check-square-o給食時の保育者と園児の関わり
fa-check-square-o給食の提供の体制
連絡事項が届かない・遅い
fa-check-square-o0歳、1歳児は連絡手帳があるけど、2歳児頃から連絡手帳がなく保育の様子が必要な時しか知らされない
fa-check-square-o担任の先生により連絡頻度が違う
fa-check-square-o持ち物の有無について連絡がない
fa-check-square-o連絡先を伝えても連絡がこない
入園前見学では入園時のクラスのことをメインに説明されます。学年が上がるごとに連絡ツールや連絡回数などが具体的に何がどのように変更になることを知らされないことがあります。園としては、連絡手帳に書く時間があれば子ども達と触れ合う時間に使いたいことや年齢が上がるにつれて保護者に伝えるべき重要事項が減っていくことが挙げられますが、園での日ごろの様子を知りたいママ達も多いものです。特に言葉を上手に話せない年齢は、ママに保育園の出来事を伝えられない子どももいます。
さて、園によっては新卒者がクラス担任を持つことがあります。多くの園では2人体制でグループを組み、クラスを担当していきますが、入社して間もない保育者が担当になるとまだ職場の環境や園の体制も理解できておらず馴染めていないことが多い上に保護者対応はハードルが高い場合があります。
ママが連絡を欲しいと伝えても、叶わないこともあります。保育者のほとんどは変動制勤務で働いているため、親が一人の保育者とやり取りをしても、他の保育者もしくは園内で情報共有できていない、もしくは忘れているケースがあります。これは、保護者の問題ではなく、園の体制に問題がある場合が懸念されます。
最後に
転園を希望するママ達は多いものです。「もとより入れたい園ではなかったから」「年齢が上がれば幼稚園に入れる予定だった」「親の転勤や仕事との都合」「引っ越し」などの理由以外は、入園後に「保育園の方針や体制と合わなかった」ということがほとんどの理由です。見学では気づけない園の実態をママが知ってしまい、その園に子どもを預けたくないと思う理由が存在するからです。
fa-check-square-o転園をした方がいいと思うけど、転園をしたくないんだよね。どうしたらいいのと悩んでいる方はこちらの記事が参考になります。
おしまーい。