脳内出血・脳振盪が心配!後頭部を打った受診の目安と診断結果

2歳児が椅子から転倒して後頭部を強く打ったため嘔吐しました。頭を打った時、嘔吐した時の受診の目安、症状や病院受診に至るまでの経過や主治医の診断を踏まえて子どもが転倒後嘔吐した時の保護者がすべき確認事項や対応、処置をまとめます。

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椅子から転倒

経緯と原因

ママ達は自治会のゴミ収集日に向けてキッチンやその他室内のゴミを回収に集中していました。子どもが台所の食器棚の引き出しに興味を持って、引き出しを開けて中身を見たかったようで小さな椅子(食事をする時に使う子ども椅子)を持って来ていました。

子どもがその椅子に乗って引き出しを引っ張った反動が原因で、後ろに倒れてしまったのです。子どもは立っている状態(後ろ向きの状態(≒背中と床が向き合う状態))で直角にフローリングに倒れ、後頭部を強打しました。子ども椅子の高さ20㎝ほどですが、子どもの頭部から床までの高さはおよそ90㎝~1mぐらいあります。

 

転倒の4つの原因
親の不注意
親が目を離した
目的達成のために本能・思考力で行動していた
思考力が備わり行動力が出てきている

椅子に乗って身長より高いモノを見たかった
思考力・興味が備わっている

引き出しが開く反動でバランスを崩し転倒した
親が危ないことを教えていない。
子どもは理解でき、意識して行動できる年齢ではない

転倒後の嘔吐した

転倒後すぐに子どもは大声で泣いて涙をポロリ(´;ω;`)ウゥゥ。抱っこしてあげると子どもが嘔吐をしたのです。すぐに洗面台に連れていくとまた嘔吐し3~4回ほど吐きました。後頭部を冷やし抱っこしていると子どもが「あそこにぶつかった!ココ!ココ!痛い」と打った頭部とぶつかったフローリングを指で示しながら、指しゃぶりをし始めました。

転倒の子どもの様子・症状
転倒後すぐに大声で泣いて涙がでた
意識はある
言葉もしゃべれる
視点も合う
ぐったりはしていない
抱っこされながら指しゃぶりをする

病院を受診するまで

小児科に電話をした

転倒して大声で泣けていることや意識があり言葉を喋れていましたが、今回は嘔吐をしたので病院に電話しました。相談した病院は「小児科・内科」。夜間の事故のため救急クリニックの小児科に電話をすると看護師とお話ができ、次のこと(転倒後の観察ポイント)を質問されました。

看護師の質問
①転倒した経緯
②転倒後の子どもの様子
・泣いたのか
・嘔吐したのか
・意識はあるのか
・ぐったりしているのか

「嘔吐」があったため「念のために受診してもよい」とのことで、自宅から15分ほどの距離にある救急クリニックに向かいました。

車中で子どもはよくしゃべっている様子で「アンパンマンがいーい」とアンパンマンの歌を歌いたいと少しテンションが高めでした。

後頭部を打って、何かネジが外れたのかな・・・と心配しましたが診察待ちの時も何かと元気にしていました。

診察待ちの様子

子どもはテンション高めでちょっかいを出しながら、ウフフフッ(*´艸`*)と小さな声を出して笑っている様子でした。

転倒30分後の様子
じゃれて遊んでいる
笑い声が出る様子
痛い箇所を「ココ!ココ!痛い」と答えている
後頭部に腫れた内出血の痕跡はない

心配しすぎたかなぁ・・・と心振り返り、もう受診をしなくてもいいかも・・・と思った時に、診察で呼ばれました。

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診察を受けて学んだこと

結果

診断の結果は「今のところは、様子見をお願いします」とのことでした。

ここまでの経過上、想定通りの診察結果。保護者が心配している気配の方が異常だと思われるぐらい、元気にしている2歳児でした。

CTが推奨される場合

頭部を打撲した場合、CTを受けることで脳の異常を検査することができ、頭部を打撲し子どもがぐったりしていると確実にCTの検査を受けることが多いとのことでした。

CT検査は、クモ膜下出血、外傷そして脳出血など出血に対する診断が分かる検査

特に頭部を強打した場合、脳出血が疑われるため大人であればCTを受けることがほとんどですが、2歳児の子どもには被ばくの問題以上に、じっとしていられずどうしても動いてしまうため検査が難しいようです。

主治医がCTを確実に受けた方がいいと判断されなくても保護者が希望すれば受けることができ、その場合は保護者と一緒に入ってもらったり、動かないように固定をしたりと子どもが絶対に動かないようにすることが必修事項とのこと。しかし、子どもがCTに入ることを怖がり泣いたりとさらに押さえつけて動けない状態になると、ストレスや負担がかかってしまい打撲以上のダメージを与えてしまうので、必要性がなければしない方がいいとのことでした。

元気だけど100%大丈夫ではない

比較的元気にしているため打撲した箇所を「脳出血もなく異常はない」と判断しがちですが、その判断は難しく、子どもが元気でも100%大丈夫と断言できる証拠ははないので、その後の経過観察が必要とのことでした。

嘔吐した理由

嘔吐した理由は「軽い脳震盪(脳しんとう)を起こした可能性がある」とのことでした。

脳震盪を起こしていたと聞くと深刻な症状に聞こえますが、頭部を打って子どもは嘔吐しやすいようです。

子どもは嘔吐しやすいと言っても脳震盪をしているわけで、脳に軽いダメージを与えているため後遺症を心配しました。しかし、主治医の説明では現時点で後遺症になるかの有無の判断はできないとのことでした。子どもが元気であればそこまで心配しなくても大丈夫らしいです。(あまり心配しすぎちゃうと、心配の波が子どもにも移っちゃうかな。)

 

小さな脳出血がある場合

どんなに元気にしていても気づかないだけで、小さな脳出血をしている場合があるらしくそれはCT検査を受けないと分からないとのことでした。

子どもは元気にしているけど、もしかしたら小さな脳出血をしているかもしれないです。小さな脳出血の場合は、時間とともに吸収されるので大事に至らないようです。

大きな脳出血がある場合

大きな脳出血となると手術レベルになり、そこまでになると、子どもは元気にはできずぐったりしているため緊急性があるとのことでした。

頭部打撲の診断後

今回は、診察のみで自宅で様子見となりました。今後、もし異変があったらすぐに病院を受診するようにと勧告を受けて帰宅することになりました。

転倒後の観察で気を付ける事項
ぼんやりしている。放っておくとすぐに眠ってしまい、起こしてもなかなか起きない
吐き気、嘔吐が何度も起こる
物が見えにくくなる。二重に見える
手足が動きにくくなる。しびれる
痙攣が起きる

翌日の保育園登園はどうする?

子どもの場合、翌日まで安静にして問題なければ通常の生活に戻って大丈夫とのことでした。

受診の目安

自宅で経過観察する場合

今回は、転倒し脳震盪で嘔吐したけど比較的元気にしていたので自宅で経過観察となりました。嘔吐したから必ず病院に受診しなければならないというわけではなかったです。

宅療養で経過観察の場合
転倒後声を出して泣いている
視点がしっかりしている
通常の元気よさがある
意識があり気持ちを言葉にできる
嘔吐後普段の様子
もちろん心配であれば病院受診をした方がよいと言えます。

緊急性を伴う受診が必要な場合

一方で、必ず病院を受診した方がいい症状は次の通りです。(頭部打撲の診断後の章でも記入しましたが大切なことなのでもう一度、振り返りますね!)

早めの受診が必要
3ヵ月未満の赤ちゃん
2回以上の嘔吐・持続する吐き気
強い頭痛(乳幼児では10分以上泣きやまない)
顔色が悪く、ぐったりしている。元気よく泣かない。
5秒以上の意識障害・すぐに眠ってしまい、なかなか起きない場合
興奮・受け答えが何か変なとき
けいれんしている
手足のしびれや脱力(ダラーっとして力が入らない)
眼が見えにくい。ぼーとしている。追視しない。
くびの痛み。首を触ると痛くて泣く。
耳や鼻からサラサラした水のようなものがでる
傷口からの出血が止まりにくい。傷口が開いている場合

最後に(まとめ

2歳児は、興味津々なものは自力でなんとかして見たい、触りたいと試行錯誤しながら自分の思いや意思の目的を達成しようとしている成長過程・年齢です。自分の身長より高いモノをとるには椅子に乗って取ればよいという思考力がついています。思考力がつくことはよいことですが、ママやパパなど保護者は、子どもの行動が大きくなるにつれてリスクも大きくなるので、安全に過ごせ遊び、発達を促しサポートできるように子どもの動きから目を離さないようにすることが大事ですね。

子どもが転倒や怪我(リスク)における親の対応、そして転倒した子どもの心をサポートできる親の対応の2つ対応力が必要です。2つの対応力は子育てで大切な要素とも言えます。
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おしまい。

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