椿の新葉は春先に芽吹きますが涼しくなった秋口に出た新葉を観察すると、葉が裏返っていました。それからもう一枚の新葉は茶色のギザギザ模様のキズがありました。幼い苗木は少しでも葉を残して成長をよくしたいものです。葉の裏返りは元に戻り、キズがある新葉は大人の葉のように大きく成長できるのかの経過記録(写真添付)をご紹介します。
葉の裏返り
症状
経過
朝一確認できていたそね返っている新葉は夕方にはそね返りや裏がっているという症状はなく通常の葉の向きに治っていました。
1日で普通の葉の形状に戻っていたので、いらぬ心配でした(-_-;)
記事にする必要あるかな・・・
(けど、裏返っている時は焦ったんだよね)
ということで、もう少し裏返りが治った葉の行方を観察してみます。
心配することなく通常通り生育していました。秋口の冷え込みにも新葉は枯れることなく親葉と同じ大きさに育ち、色味も少しずつ濃くなり、手で摘まんだ葉の感触も硬めになりしっかりしてました。
対処
葉の裏返り・そね返りは1日で通常の葉に戻るため、特に対処しなくてよいという結果になりました。
葉のキズ
症状
経過
キズがついた葉の成長を日々、見守ることに。秋(11月)から約4か月後の年が明けた3月に至っても、キズがついた葉は小さいサイズのままで大きく成長していませんでした。開花が終わり春に向けて他の新葉がでてきました。これは生育サイクルに似合った新葉ですね。
対処
新葉が小さい頃にキズがつくと、その後は生育がストップして親葉のように大きく正常な葉を形成することができませんでした。なので、手でピンチして取り除きました。
最後に(まとめ)
記事タイトル通り「奇形や裏返り・キズがある椿の新葉は治るの?」の回答ですが、葉の裏返りは1日で正常な形状に治り、キズがある葉はそのままの状態で4か月経過しても葉が大きくならず小さいままで生育がストップし捨葉となりました。
葉に異常を見つけたら、細菌性による病気でない限り様子を見ましょう。亜鉛(Zn)・カリ(K)などのミネラルが不足している場合もあり、過剰に症状がでることはないので見落としがちになりますが、樹木が元気であるので葉1枚程度であれば樹木の生育に大きな影響を与えることがないと判断できます。外観が気になるかもしれませんが、その症状も椿らしさの特徴を味わう意味では面白みがある成長を楽しむことができますよ。
おしまーい。