椿の植替えは春と秋ができますよ。と育て方の本にも書いてあるのを見ていたので、秋の植替えにチャレンジしました。
しかし、いざ植替えをしようとしたときに思ったことが、
やっぱり、秋に植替えはしない方がよかった。
という気持ちになったのです。その理由をお伝えしながら、秋に植替えをしたほうがいい椿の状態ってどんな場合なのかをお伝えします。前置きが長くなりましたが本記事で分かることは次の2つです。
①椿を秋に植替えする注意点
②秋に植替えしないといけない椿の状態とは
椿を秋に植替えする注意点
秋の植替えで気をつけたいことは、蕾と枝や幹から出てくる新芽です。椿は冬から春の開花に向けて蕾を成長させていますので春に形成した蕾が秋は大きくなっています。そこで、植替えのために椿の樹木を斜めにしたり揺さぶったりすることで重い蕾が落ちてしまうことがあります。
もう一つは、秋になると幹から小さな芽が出てきます。よ~く、椿の幹を観察してくださいね。植替えで太い幹を握ろうとしたところに芽があるかもしれませんよ。気づかずに握ってしまったり、木を鉢が壁等どこかにぶつけてしまったりすると芽が潰れたり取れてしまったりすることがあります。
春は枝の先にある葉芽が開いて葉が形成されますが、秋に作られている芽はちょっと違った大きさです。小さいので、何かのはずみでポロっと取れてしまうこともありますので注意した方が良さそうですよ。
そんな小さくて可愛い芽を写真でご紹介します。
こんな小さな芽が椿にあったら大事にしたいですね。椿が元気な証拠ですよ。
5~6年生の椿を植え替えをするときにこの幹から出た芽を注意をしながら作業を行っていたのですが、芽を他の鉢にぶつけてしまいました。筆者なりに注意していたのですが、6年生ということもあり樹木が重くて、鉢から取り出し、新しい鉢に入れる時にバランスを崩してしまったのが原因で他の鉢にぶつけてしまったのです。小苗なら扱いやすいのですが、植替えに一苦労しそうなときは、芽を優先して秋は植替えをしない方がよかったかもと反省するばかりです。
ということで、椿の育て方で調べると、夏の暑さが和らぐ9~10月は椿の植替えができる時期となっていますが、秋に植替えはしない方がいいのではという筆者の意見でした。秋に植替えするときは、蕾と芽に要注意です。慎重に作業をする必要がありますね。
秋に植替えしない方がいいということと植替えする時の注意点をお伝えしたところで、秋に植替えは辞めようと思った読者もいらっしゃるかもですね。それでも秋に植替えしないといけない理由があると思うんです。今回、秋に植替えした理由と含めてお伝えします。
秋に植替えしないといけない理由
根詰まり
秋に植替えしないといけない理由、それは根詰まりが挙げられます。根詰まりで椿が体調を崩してしまうことがありますので、そういう時は植替え時期になったら厳重注意のもと植替えをした方が今後の生育がよくなりますし枯れずに元気に育ちます。
筆者が植替えをしようと思ったのも、この根詰まりがあるのではと思ったからです。というのも、今年の春の開花後に植替えをしていなかったので、2年間植替えをしていませんでした。そのため、夏場の水切れが速く、葉に光沢がなくなってしまったことがありました。葉の光沢がなくなったのは暑さが原因で椿の生理的生理的自然現象もしれませんね。そして、土表面がカチカチで水の浸透性が悪く、水をあげた時になかなか鉢の中に浸透していかなかったことで、これは根詰まりをしてしまっているのではと察しました。
ということで、秋に植替えをした筆者でした。
最後に
秋の植え替え後も枯れることなく順調に育ってしますし、植え替えた後の方が椿の葉が生き生きしていますので、秋の植替えをしてよかったと思います。しかし、芽をつぶしてしまったことだけは悔やまれますね。
来年は、ちゃんと春の開花後に植替えをします!
おしまい。