つわりで入院している妊婦のお見舞いに喜ばれる手土産や食べ物

妊娠悪阻で入院している妊婦さんに持って行く手土産は何がよいか悩んでしまうことは多いと思います。つわりは「体調が悪い」という単純な症状ではなく、においつわりや空腹つわりなどつわりの症状は様々で辛さの程度も個人差があります。今回、つわりで入院した経験を踏まえて、つわりで苦しむ妊婦さんにどんな手見上げを持って行くと喜ばれるかを記事にしました。

妊婦さんへの手土産はノンカフェインのお茶や野菜ジュースなどがおススメです。
まず、ノンカフェインを選んで欲しい理由をまとめます。

「妊娠中は、カフェインを控えましょう」と言われるように、胎児のために妊婦さんは飲み物に気をつけています。しかし、まったくカフェインを摂っていけないということではありません。

なぜカフェインを控えた方がよいのかの理由をまとめました。妊婦さんのためによい飲み物とは何かの理由を知ることでどうしてこの手土産を選んだのか伝えることができれば、つわりで苦しむ妊婦さんも心がホットになりますょ(•ᴗ•)

妊婦中にカフェインを控える理由
体内のカルシムを排出する作用がある
妊娠中は、胎児の骨と歯を形成するためにカルシムをとる必要があります。カルシウム不足になると母体に蓄積されたカルシウムが骨や歯から溶け出して胎児に運ばれるため、母体の骨密度が低下していきます。結果、骨粗しょう症や母体に悪い影響を与えてしまいます。
妊娠中の1日のカルシウム摂取目安量は1,000mg
妊娠するとホルモン関係より腸管のカルシウム吸収が1.5~2倍に増える
毎日約150~200mgのカルシウムが胎児に送られる
タンニンや鉄分、ミネラルの吸収を妨げてしまう作用がある
妊娠中は胎児に酸素を運ぶ必要があるため、非妊娠に比べて血液量は約40~50%も増加します。血液の原料で鉄成分は酸素運搬に必要です。妊娠初期に鉄欠乏性貧血になると、切迫早産や胎児の発達の遅れなどを引き起こす可能性がある
妊娠初期の1日摂取目安:20~21mg/日
妊娠していない時と比べて約2倍の鉄の摂取が必要
胎児の臓器は未発達のためカフェインが貯蓄される
母体がカフェインを摂ると血液を通じて胎児に運ばれます。胎児の臓器は未発達のため、運搬されたカフェインを排泄できずに胎児の体内に長い間残ってしまい、胎児に大きな負担をかけてしまう恐れがあります。
妊娠中のカフェイン1日摂取目安:100㎎/日まで
カフェインのお話が長くなりましたが、本題に入り、おススメの飲み物の紹介です。

1. たんぽぽ茶

たんぽぽ茶は、名前の通り「たんぽぽ茶の根や葉」を使ったお茶です。珈琲に似た味ですが、カフェインは含まれていません。むくみやお通じの改善、月経問題など女性特有のトラブルを改善する効能があり、女性の方が喜ぶ飲み物になっています。

最近では、ティーパックになったものがスーパーやドラッグストアで販売しているため、お気軽に購入することができます。ティーパックなので、入院中でも妊婦さんは好きな時に煎じて飲むことができます。

2. ルイボスティー

ルイボスティーは南アフリカで育てられた「ルイボスの葉」を乾燥させて作られています。抗酸化作用により肌の回復を促したり、シミやしわを予防したりとアンチエイジングによいとされています。妊娠中に必要なカルシウムや鉄などの栄養素が豊富に含まれていますが、飲み過ぎには注意し1日1~2杯を目安に飲むようにします。

たんぽぽ茶と同様に、ティーパックになったものがスーパーやドラッグストアで販売しているため、お気軽に購入することができ、好きな時に煎じて飲むことができます。

3. 野菜ジュース

野菜ジュースは手軽に必要不可欠な栄養素を補うことができます。つわりで食事が摂れずに胎児に栄養素がしっかり届いているか心配な妊婦さんは多いものです。市販の野菜ジュースは砂糖や食塩がどのくらい入っているかを確認しましょう。砂糖や塩の摂りすぎは妊娠高血圧症候群のリスクが高まりますので、無添加、砂糖や塩が入っていない野菜ジュースを選ぶようにします。

食事の時に手軽に飲める紙パックだと、1パック当たりに含まれている成分や量も分かり、飲み終わったらパックを捨てるだけで片づけをしなくて済みます。

4. お茶

お茶は無難な飲み物かなと思いがちですが、カフェインが含まれています。「ハトムギ」には子宮を収縮される作用がありますので妊娠初期~中期の摂取量には気をつける必要があります。お茶をお渡しする際は成分に配慮できるとよいですね。

飲み物を持っていくときの配慮事項
電気ポットと急須一式をお部屋に用意している病院に入院しているときはティーパックを持っていくと妊婦さんの好きなタイミングで温かい飲み物を召し上がることができます。総合病病院や大学病院、大部屋になると電気ポット等用意していない場合もありますので、ペットボトルや飲み切りサイズの紙パックが処分に困らないです
斜めに傾けたり横にしたりしても液体がこぼれないようにペットボトルやキャップ式の容器に入っているものが便利です
小さなパックや1回の飲み切りタイプにすると、飲み終わった後に妊婦さんが片づけをしなくても済むので、つわりで動きたくないときに助かります

空腹時のおやつ

悪阻で食事が摂れないけどおなかは空いてしまうものです。悪阻のため1度にたくさん食べることができない妊婦さんは少しの量を何回にも分わけて、分食しているときがあります。

そこで、ちょこっと食べられる果物やおやつのアイテムは妊婦さんにとって必要不可欠!

まずはおススメの果物をご紹介します。
その時期の旬の果物を届けてあげてね!(´ ꒳ ` )

1. フルーツ

「ビタミンB₆を取り入れることでつわりが緩和される」ことを聞いたことがありませんか?

つわりを軽減するために点滴をしますがその成分はビタミン剤です。イチゴやミカン、バナナは、妊婦さんが手軽に食べたい時に個数単位で食べられるので、お手軽で便利な果物です。また、ビタミンに加えて、妊婦さんに必要な葉酸も含まれています。

いちご

いちごは、ビタミンB₆に続きビタミンCも豊富に含まれています。また、妊婦に必要な栄養素である葉酸が、100g中に90μgも含まれているため、胎児や妊婦さんに嬉しい果物です。

ミカン

同様に、ビタミンB₆に続き葉酸も豊富に含まれています。みかん100gあたり22μgの葉酸が含まれており、妊娠中に必要な栄養素を補うことができます。妊婦のビタミン必要摂取量より1日2~3個を食べるようにしましょう。

常温保存できるので、病室に冷蔵庫がなくても保管ができます。

バナナ

バナナ1本あたり約100g中に葉酸が26μg含まれているため、妊娠中におけるビタミンB6の1日推奨摂取量の約30%(0.38mg)を補うことができます。

常温保存できるので、病室に冷蔵庫がなくても保管ができます。

 

次に手軽にお菓子感覚で食べられる栄養補助食品についてです。

2. 栄養補助食品

小腹が空いた時にお手軽に食べられ、空腹を和らげ栄養素の補充ができるのが栄養補助食品です。近年、栄養補助食品は味も豊富で多種多様でおいしく食べやすくなっています。課題は原材料にサクサクとした食感を出すために使われるショートニングが入っていることです。お菓子やパン類などにはほとんど含まれていますね。そのため成分表を確認して、ショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸が含まれていない栄養補助食品を選びましょう!

妊婦がトランス脂肪酸を控える理由
低出生体重の可能性がでてくる
トランス脂肪酸は胎盤を通じて胎児に運ばれ、必修脂肪酸の代謝を妨げてしまうため胎児の体重が減る可能性があります。
肥満(内臓脂肪量の増加)
腸内の悪玉菌が増え善玉菌が減る
悪阻の時にカバンに忍ばせていました
ショートニングが含まれていない
「江崎グリコの毎日果実」のクラッカー
 

*マーガリンは含まれていますので、食べ過ぎに注意しましょうね
*「プルー&ブルーベリー」と「アップル&マンゴー」味の2種類が販売されています。
*コンビニやスーパーで販売されている時と取り扱いがない時があります。

たっぷりのドライフルーツをパン生地でサンドし、しっとりと焼き上げました。ポリフェノール、食物繊維に加え、5種のビタミン、カルシウム、鉄が、1袋(3枚)当たり、1日に必要な量の1/6含まれます。※1日に必要な量は、栄養素等表示基準値を目安としています。

栄養成分表示1袋(3枚/標準22.5g)当たり
エネルギー 80kcal、たんぱく質 1.2g、脂質 0.9g、炭水化物16.9g、糖質 15.8g、食物繊維 1.1g、食塩相当量0.14g、カリウム 136mg、カルシウム 114mg、鉄 1.2mg、ビタミンA 129µg、ビタミンB1 0.20mg、ビタミンB2 0.24mg、ビタミンD 0.9µg、ビタミンE 1.1mg、ポリフェノール 40~140mg

※栄養成分は変わる場合がありますので、必ずパッケージの栄養成分表示にてご確認ください。
*上記、引用文にて一部の文章を省略しております。

コンビニでよく見かけるおいしい
栄養補助食品
 

3. 糖質オフ

つわりで体重が減ることもありますが、糖質オフのヘルシーな食べ物は血糖上昇を防いでくれます。つわりで食べれないときもありますが悪阻は波があったり、昨日は食べたくなかったものが今日は食べたくなったりと食の嗜好に波がありますので、お口が寂しい時用に1箱あるといいですね。

手軽で食べやすい
糖質オフだけど甘いビスケット
 

妊婦に糖分を控える理由
糖分を摂取すると血液中の血糖が上昇します。妊娠前は健康でも妊娠することでホルモンバランスにより血糖が上がりやすく、妊娠糖尿病のリスクが高まります。

4.ヨーグルト・ゼリー

ヨーグルトやゼリーはあっさりして妊婦さんが食べたくなります。糖分を多く含んでいないヨーグルト・ゼリー・寒天を選ぶことです。また単一味のヨーグルトではなく、フルーツやナタデココなど他の栄養素も一緒にとれるものを選ぶとバリエーションがあって飽きないです。

小分けされているヨーグルトやゼリーがあれば、妊婦さんの好きな時に量を調整しながら適量をたべやすくなります。

牛乳と水で簡単に作れてお手軽
手づくり寒天は誰だって嬉しい
 

最後に

つわりの時は、食べたいものを食べても大丈夫な時期です。しかし、ママは、おなかの赤ちゃんに悪影響がない食べ物を食べるように心がけています。手土産も赤ちゃんやママの体を気遣う食べ物や飲み物にするとつわりでツライママを労わることができ、また喜んでもらえますね。

お見舞いや差し入れ、手土産を持って行くときは事前に、妊婦さんに何が食べたいか聞いてあげるのが一番です。是非、嗜好を聞いてくださいね。
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コロナ感染症対策で面会やお見舞いに制限がある場合がほとんどですので、ナースステーションや受付で荷物の受け渡しが行われています。一部制限つきで面会やお見舞いができることもあります。

病室では、基本、常温保存が可能な手土産を持っていくとよいでしょう。つわりで辛い中、食べた後の片づけをするのは大変なので片づけをしなくてもよいパックを選んであげると、妊婦さんの負担を少しでも減らすことができます。

入院中の妊婦さんの差し入れ・手見上げの注意点
カフェインが入っていない
糖質控えめ

トランス脂肪酸・ショートニングの有無
つわり改善vitaminB6が含まれている食べ物がおススメ
食べきりサイズの量や袋
保管やゴミの処分への配慮

選んだ手土産を妊婦さんに喜んでいただけると嬉しいですね!

つわりで苦しむ妊婦さんの体調が早くよくなりますように
おしまーい。

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