
赤ちゃんがやけどをした時、大人と比べて皮膚や柔らかく薄いので痕に残らないか心配になると思います。今回、0歳児(生後8か月)がやけどをした時の家庭での対処法や跡に残さないケアの仕方、病院を受診した記録をまとめました。
目次
やけどをした原因
沸騰後の味噌汁
子どもが火傷をした原因は親の不注意や目を離したことですが、どんな場面だったか、行動面での理由をまとめます。
火傷は乳幼児の事故トップ 1
家庭内の乳幼児の事故で一番多いのは、やけどです
経済産業省所管の「独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)」に通知された事故情報によると、乳幼児(0~3歳)の製品事故は、熱傷による被害が最も多くなっています。やけどの危険は0-1歳!居室と台所が8割
危険度ランキングは、1位:調理食品(みそ汁やめん類、シチューなど)、2位:ストーブ3位:電気ジャーポット、4位:花火、5位:電気アイロン(消費者庁所管の「独立行政法人 国民生活センター」調べ)
家庭でするケア法
すぐに、冷やすこと
やけどは、冷やすことで治り方に差がでます。
⇒氷や氷のうを直接当てると凍傷になるため
②5~30分冷やすことが大切
⇒熱のダメージをやわらげるため
③洋服の上からやけどをしてしまった場合、洋服を着ている状態で冷やすこと
⇒無理に洋服を脱がしてしまうと、水ふくれが破けてしまうため
赤ちゃんの火傷した指を水道水で冷やすこと約30分。水ぶくれができることは回避できましたが、火傷した指周りが赤みを帯びていたのです。
この症状だと大人でもヒリヒリして痛いよ。。。
痕に残ってしまったらどうしよう。。。
と嘆く私と旦那様。
受診病院は皮膚科(夜間診療は小児科でも対応可能)
火傷を負って30分冷やしたら夜の20時でした。病院を受診するにしても、皮膚科はどこも診てくれない地域の医療体制でした。そこで、24時間受入体制のある小児科に連絡を入れ、やけどの診察ができるか確認をすると皮膚科ではなくても小児科で応急処置ができるとのことで、小児科を受診することにしました。その時、小児科の主治医から言われたことが次のことでした。
袋に氷水を作り、湿ったタオルを用意します。氷水を直接当てると冷えすぎてしまうことがあるので、湿ったタオルをやけど患部と氷水の間に挟みます。
小児科の処置
軟膏の塗布
小児科の診察ではやけど患部の指から手の甲にかけて「エキザルベ軟膏」を塗って、指と指の間に交互にガーゼを巻き、その上から包帯を巻きました。
我が子は包帯をぐるぐるに巻かれた手を見て、変な顔をして包帯を取ろうとしていました。
アンパンマンの手みたいになった
我が子の手はこんな感じ
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主治医から、1日1~2回創部に塗るようにエキザルベ軟膏が処方され、3日経っても症状がよくならない場合は再度受診してくださいと伝えらえました。
fa-asteriskエキザルベ軟膏:細菌の死菌とステロイドの混合。すべての熱傷で一定の効果があり、独特のにおいがする。
I度熱傷とは
I度熱傷は、火傷の程度が表皮の深さで留まっている状態を示します。やけどをした患部に赤みがある症状で、痕の残ることはないとされています。
やけどの症状は、皮膚が損傷を受けた深さ(深度)や広さ(面積)で変わります。見た目では軽く見えても、皮膚の奥まで損傷していることもあるので注意しましょう。皮膚の損傷を受けた深さによってI~III度に区分されます。
病院受診のタイミング
火傷を負った生後8カ月の赤ちゃんの手は、赤みを帯びていてヒリヒリ痛そうでした。お味噌汁をこぼしたとき我が子は泣いていましたが、水道水で冷やしている30分間と受診時も泣いていなかったので、子どもの心情では重症に受け止めていない気がしましたが、まだ言葉がしゃべれないので親は、心配で仕方がないものです。
今は、そこまで軽い症状かもしれませんが、後々水膨れができたり、やけどの治りが遅かったり、痕には残らないけどシミになったりする可能性もありますので、自己判断をせずに病院を受診すると安心だと思います。
最後に
fa-asterisk娘ちゃんが包帯をほといたら何度もつけたこと
fa-asterisk創部を温めないようにお風呂では指をお湯につけなかったこと