入社すぐに「退職させてください」と会社に伝えるのは勇気が必要です。人事にどのように伝えたらよいのか考えてしまうもの。いつ、どのタイミングで、話始めはどう伝えたらいいのか困ることがあると思います。今回、入社して2日目で退職の意志を伝え、会社を辞めてしまったときの切り出し方や流れをお伝えいたします。
目次
退職意志の伝え方
「会社、辞めます!」と伝えるのは勇気が必要です。特に入社して2日目で辞めたいと思ったけど、本当に辞めることを伝えてもいいのかなと、余計にプレッシャーがかかってしまうもの。
だけど、決心したら行動に移しましょう 。
その決心は新しい自分探しと未来につながりますよ。
では、経験談をお伝えしていきます。
採用担当者に会って話をする
早速、入社2日目に出社して全体朝礼が始まる前に採用担当者に「採用に関してお話をさせていただきたいです」と相談をしました。相談時間はできる限り早めがよいですが、会社のスケジュールや雰囲気もあるので場が良い時を取り計らいましょう。辞める気持ちは固くても「報告・連絡・相談」は社会人のマナーとして相談をすることは大切です。
退職理由を切り出した次に話したこと
ハローワークと条件や書き方が異なっていることを指摘すると、採用担当者はハローワーク求人と違っていることを認めながら、子育てしやすい環境であることを再度、振り返りながら良い点を伝えくださいました。「働きやすい職場」と断言していただけるのは嬉しいけど、出社時間も退社時間もハローワーク求人と違うんだもの・・・。
子育てに関して配慮できる会社かもしれないけど、働く女性職員同士のお付き合いもあるし、例えば自分だけ「子どもの迎えがあるから」と言って帰れる雰囲気ではありまんでした。働いている女性職員は子育てをしている方ですが、保育園通いでもないので、他の女性職員から「保育園通いの子どもを持ちながら働いていた時の自分はこうだったのに・・・○○さんは優遇されていいよね。今のご時世変わったよね。」と直接言われなくても思われてしまうんじゃないかなと感じてしまったことが一理ありました。
言葉を詰まらせていると、採用担当者から引き留められて、辞めさせてもらうはずだったのに交渉を失敗するケースもあります。その時は、今は一端引き下がり、次のように伝えると逼迫した雰囲気にならないのでおススメです。
退職を引き留められた時の対処法
時間をあけてから、再度退職したい旨を伝えると、採用担当者はすんなり退職することを受け止めてくださいました。採用担当者は「この人はもう退職するって決めているから、引き留めても無理なのかも…」と思ったのかもしれませんね。そう思わせることも必要な場合もあります。
そして、次の出社日に、人事の方に退職の説明をするため出社しました。円満退職するには、お互いにちゃんと会って話をして納得し合うことが大切です。お互いに気持ちよく、そして心残りがないように終わらせたいですね。
人事に再度退職の意志を伝える
最後まで人事は退職することを引き留める場合がありますが、一方で退職の意志表示確認する最後の質問があるケースがほとんどです。今回は人事から「たった2日間だから、まだ仕事の内容も理解していないだろうし、会社の何が悪くてという原因はまだ見つけられていないのでは!?」だから「退職に至る理由ってないんじゃないの?」と話を進めてこられました。
まさにその通り。会社のスタッフや仕事内容に対して原因は一つもありません。そんな時は、退職しようと思っている理由を正直に答えた方がベストです。
「嘘は方便」っと言うけど、退職の理由はありのまま真実を伝えた方がよいでしょう。退職したいという本当の思いを人事に伝え、退職の意志や思い、その経緯を誠実に伝えます。お互いに納得した終始を迎えるためにも本意である退職理由を伝えることが大切です。そして、どのように伝えたらよいのかは前もって考えておきましょう。どんなことも、伝え方一つで相手の受け止め方が変わってくるものです。
御礼とお別れの挨拶はすること
人事に退職を承認していただき、その後はお世話になった職員にお礼とお別れを一人ずつ挨拶をするとよいです。どんな環境におかれても礼を尽くしてバチは当たらないです。
退職後の対応
制服支給がある会社は、制服をクリーニングして会社に返却しなければなりません。郵送で送るか手持ちで持参するかは人それぞれだと思います。今回のケースは制服と一緒にお礼のお菓子を会社に持参しましたヾ(*'∀`*)ノ 会社の職員が嫌いで退職したわけではないので、皆さんにお詫びと感謝の意味を込めて最後にまた挨拶するのも悪くないかなという心境です。
最後に
大切なことは、会社に「納得ができる退職理由」と「自分の考え方」を説明できること、そして「後悔しない決断」ができるかで「お互いにわだかまりができないように、会って話す場を設けること」です。
入社して退職までの2日間、会社で働きましたが「研修」という形でお給料はいただきませんでした。働いたというより、ほぼ仕事を教わらないといけない立場なので、先輩方の仕事の邪魔をしていた感じになるかもですね。そして、雇用契約書に捺印をせずにお返ししました。なので、書類上は入社していないので退職という表現より「辞退」という言葉が相応しいかな( '-' )( ,_, )
雇用契約書に納得できないから捺印しなかっただけなんだけどね。
入社してすぐに退職するのは「あり」だと思いますが、大切なのは「退職の仕方」だと思います。
⇒報告・相談・連絡をすること
②お世話になった職員に挨拶をする
⇒お詫びと感謝の気持ちを伝えること
③折菓子を持って行こう
⇒制服と一緒に会社に持参すること
退職して「終わり=ご縁を切る」のではなく、人としてご縁をつなぎながら円満に退職したいものですね。穏便にコトを運べるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
後腐れがない退職につながりますように。
おしま―い。