悪阻の代表的な症状は吐き気や気持ち悪さですが、耳鳴りと目眩さらに悪化して平衡感覚を保てなくなるほど倒れたり、歩けなくなったりすることがあります。この症状が悪阻なのか別な症状なのか、何か病気を発症してしまったのか、妊娠に伴う一時的な症状なのか心配になると思います。今回、耳鳴りと目眩を感じ始めた時期からその後の症状、病院受診や診断結果、回復するまでの経過をお伝えします。
目次
妊婦の耳鳴りと目眩の症状と原因
症状(実話)
悪阻かな・・・!?だけど、今までの悪阻とは違った症状が耳鳴りと目眩、目眩よりは平衡感覚がなく体のバランスが取れないため立てず倒れてしまうという症状がありました。
妊娠13週でつわりも落ち着く時期ですが、低音がボーと鳴り続ける耳鳴り(耳が詰まり圧がある状態)から頭痛、軽い下腹痛、目眩、平衡感覚がなく立てない、倒れる、歩けないという症状に陥りました。病院受診のための送迎車の中では嘔吐してしまいました。
受診
受診は、地元の分娩をする産婦人科に問い合わせをすることにしました。日曜日の夜8時頃に夜間診療を受けることを決意しました。
受診でかかりつけ医に電話するときに看護師や主治医にお礼を言われたことが次のこと
悪阻でどんなに体調が悪くてもかかりつけ医には本人が連絡をして、今の症状をお伝えすることが大事です。他の誰かに症状を伝えてもらうと間接的な伝わり方や分からないことで結局は本人確認になってしまったり、電話先の声からどのぐらい体調が悪いのかなどが直接分かるからとのことでした。体調が悪くて、すぐに受診を希望する場合は、悪阻がツライですが、本人が電話して自らの体調をお伝えすることが大事みたいです。次の「原因」のサブタイトルに記載していますが、病院に行くまでの間に看護師が主治医にその症状を伝え主治医から判断と対応を仰いでくれているため、病院に到着したらすぐに対応してくれるメリットがあります。時間のロスを防げるんですね。
原因
病院に行く途中に嘔吐し、そこから平衡感覚が戻り耳鳴りが少し緩和したことに産婦人科に到着しました。病院に着くまでの間に、電話を受けた看護師さんが主治医に症状を伝えていたため、病院到着後すぐにベッドに転がり点滴をすることになりました。
目眩や平衡感覚がなく、それが歩けないほどであったことから看護師さんからメニエール病の疑いを質問されました。
今、妊娠13週なのでつわりはだいぶ落ち着いている時期ですが、悪阻がある方はいますので悪阻の可能性ともう1つはメニエール病をお持ちですか?
入院診療計画書にも「悪阻 又は メニエール病 ??」と記載されました。
悪阻で入院生活(産婦人科)
治療
悪阻で入院した時と同様に点滴を打つことになりました。朝食後に1本500mlを1時間30分ほどかけて点滴をしました。
夜間に入院して翌日の朝には主治医が診察がありました。診察では、腹部エコーで赤ちゃんの様子を確認し、問診でも「悪阻、又はメニエール病の疑い」を伝えられました。看護師さんが入院は10日から1週間と説明をされていましたが、主治医の先生はいつでも入院してていいですよ!という感じで休憩をしてくださいとのことでした。
⇒処方薬で改善できる
fa-check-square-o水分補給
⇒水分は1日1Lは必ず補給しましょう
fa-check-square-o食事の摂取量
fa-check-square-o症状の有無(目眩、耳鳴り、頭痛)
fa-check-square-o睡眠
fa-check-square-o血圧
fa-check-square-o心拍数
1日の過ごし方
悪阻と目眩、耳鳴りなどの症状での入院でしたので基本は朝の点滴と朝・昼・晩の3回の食事、休養が1日の過ごし方でした。看護師さんが起床時と就寝前の2回、主治医が顔を見に夕方18時ごろに1回、病室に来て様子を確認されていました。
看護士さん訪問 9:00
点滴 9:30~11:30
昼食 12:00
(入浴:シャワー 15:00~)
主治医訪問 17:30
夕食 18:00
看護士さん訪問 19:00
●病室
病室は個人の産婦人科、総合病院によって異なると思いますが、今回は個人の産婦人科に入院いたしましたので使わせていただいた病室のイメージをお伝えしますね! (総合病院や大学病院は基本、相部屋です)入院初日が夜間でしたのでお写真がちょっと暗いイメージがあるかもしれませんが、一人部屋をご案内されました(*^^*) 旧館を改装されたようで、お値段もお安く2人部屋だったお部屋との差額は500円/日でした。お値段が安い分、トイレとシャワー室は共用を使用します。つわりで入院なので、このぐらいのお値段と広さがあれば快適です。
お部屋の洗面台の前には、バラの花が飾られていました。こちらは昼間に撮影したお写真なので、少し明るいイメージが伝わってくると思います。共同のトイレや廊下の角にもお花が飾られています。今回のお部屋のアメニティーは、手洗い用の石鹸が常備されていました。病室のクラスによってアメニティーの数や用意している品が違います。
●食事
今回の入院では「特別な栄養管理の必要性”なし”」でしたので常食の少量コースでした。入院した中で、美味しかったと感じたメニューをご紹介したいと思います!悪阻用の食事なので、産後入院用の食事と少し華やかさなどが違うかもしれませんが、食欲がなく気持ちがダウンしているときにはこのぐらいの量がちょうど完食しやすいかもです
ワンプレート朝食、果物、野菜たっぷり味噌汁、ジョア
★食レポ★
入院翌日の朝食なので入院して最初にいただいた朝食です。昨晩は、目眩や吐き気、耳鳴りで疲れてしまっていたので晩御飯は食べれずでした。その翌日のお食事は、本当に美味しい!一人で食べながら、涙が出てしまったぐらい。美味しいんだけど、食べられる状態になった心身ともの幸せからの’涙’ 昨日は辛かったから。ご飯海苔がおいしかった。
*身体喜ぶいきき御膳*
玄米手巻寿司、揚げだし豆腐野菜あんかけ、トマトときのこの和え物、赤だし味噌汁
★食レポ★
だいぶ心身ともに回復してきて状態が良くなってきたので食欲がある日にまさかのお寿司!?に、「え?妊娠中でつわりで入院しているけど、お寿司食べていいの?生鮭のっていますよ」という疑問もありつつ、贅沢に間食しました。情報によると他の産婦人科でもお寿司は出るみたい。
トンコツ、大根のたらこ和え、ほうれん草と人参の梅昆布和え、すりごま味噌汁、白ご飯
★食レポ★
和風の食事が一番、味が染みて美味しく感じました。洋風献立もあってフィッシュバーガーやクラムチャウダーなどのメニューもあるけど、やっぱり日本人は和風が一番落ち着くかな!?空腹でつわり感覚に陥っていたので少し気持ち悪かったけど、あっさり味のよく染みたフワトロのトンコツが美味しかった。少量で満足です!
●毎回針を刺さない点滴
毎日、点滴は痛い!まず、注射が怖い人には大の苦手だと思います。今回の入院でも退院当日まで点滴でした。
予め準備しておきたい「悪阻入院時に必要な準備物」をまとめます。自分じゃなと用意できないものや見慣れていないと分からない日常生活品もあるから、入院中に困らないためにも用意しているといいかもですね!
退院後の生活
今回の入院は、自分の意志で退院!皆にもう少し入院して欲しいと言われたけど、2泊3日で退院を決意。
仕事
2. 退院後翌日の勤務が半日のためどこまで仕事ができる確認をしたかったから
3. 仕事への責任(休んでいた分の業務をしないといけない、代替要員がいない)
4. 入院日数が短いため年休消化として取り扱うため今後の勤務体制のバランスが崩れてしまうため
5. 欠勤や勤務日数不足になると所得が下がり、産前産後休業、育児休業の給付金に影響を受けるから
入院日数が長い場合や自宅療養の指示や日数などで傷病手当を申請してゆっくりした方がいい場合もあります。今回は、家計の事情が大きな理由だったので、仕事に行くことにしました。
妊娠中に入院してしまったので会社から通勤の負担を減らした方がよいのではという温かいお言葉をいただきました。しかし、テレワークにした場合、給与が減ることもあり今後の産休や育休手当に影響がでることがあります。テレワークのメリットデメリットを考える機会がありましたので意見をまとめます。
耳鳴りは続く
退院後、目眩や立っていられないほどの平衡感覚を失うことはなくなりましたが、低音でボーとする音が鳴る耳鳴りが続くんです。耳鳴りがやむことなく続くとその果てにまた歩けないほどのあのつらい感覚に襲われるんじゃないと心配で怖くなってしまうんですよね。もう二度とその辛さは味わいたくないです。それに、耳鳴りが続くと気持ち的にもダウンしてしまい気持ち悪さや吐き気を感じて辛くなります。食欲も低下します。
産婦人科では悪阻ともいえるけど、悪阻ともいないメニエール病かなと言われているので原因が明確に分からない状態でした。耳鼻咽頭科で「メニエール病」と診断されるのは怖いけど、耳鳴りが続くので受診することにしました。
耳鼻咽頭科を受診
退院翌日の午後、受付ギリギリで耳鼻咽頭科を受診しました。もう少し、様子を見てからでもいいかなと振り返りながら、だけど’早めに受診して解決策が分かって、治療ができた方が体も楽になるし、仕事への負担も少なるくなるよな’というメリットが大きいと思い、受診を決意。
結論をお伝えすると、心配していたメニエール病ではありませんでしたε-(´∀`*)ホッ
最後に(まとめ)
最後に、簡素にまとめますね!
2日間に続く耳鳴りから頭痛、軽い下腹痛、目眩、平衡感覚を失い立つこともできず、歩くこともできない状態が辛くて妊娠している基準で産婦人科を夜間に受診することに。受診するため、車の移動中で嘔吐してしまい、その後は心身ともに状態が少し回復し、2泊3日の入院生活後に退院しました。産婦人科では「悪阻又はメニエール病?」と診断され、退院後も耳鳴りが続くため、耳鼻咽頭科を受診しましたが幸いメニエール病ではありませんでした。耳鳴りや平衡感覚を失う症状は特に妊娠中、不安やストレスなどの心身の変化が大きく、それが精神的にダメージを与えてしまったことが一つの要因でした。耳鳴りの原因のもう2つ目は、耳石が関係していることでした。
耳鼻咽頭科での診察内容やメニエル病の判定で行った精密検査、耳鳴りの具体的な原因やリハビリなど気になる方はこちらの記事にまとめています。
文末になりますが、病名がなく妊娠による心身の変化が原因なので休めるときは休養をすることが一番のよい治療薬なので、無理をしないようにして休めるときには休むようにできるといいですね。
本当は、休みたい。けど仕事をしているし、上の子がいると休みたくても休めない時もあると思います。
おしまーい。