
この記事を訪れた方のほとんどは、我が子が同じ状況になってしまったか、もしくは今後気をつけておこうと事前に読まれる方だと思います。車の運転や乗り降りは当たり前の生活範囲なので親の不注意でちょっと目を離した隙に、そしてちょっと油断した時に起こりやすい事例として気をつけて欲しいと思い記事にしました。
目次
ドアに指が挟まった理由
子どもの指がドアに挟まって、さらにドアが自動ロックされました。
その日は家族そろって夕食を食べ終わってから買い物に行った日で、事件は自宅の駐車場に着いた時に起きました。ママが荷物を車から玄関に運ぶために車のドアを少し半空きにしていたところ、パパと子どもが車から降りて、子どもが半空きのドアを開けようか閉めようかしている時に、駐車場の斜面の勾配上、ドアが自ずと閉まってしまいました。そのとき、車からセンサーが反応する距離内に鍵がなかったため、自動センサーが働きロックがかかってしまいました。(鍵はママは持っていて、荷物の運搬のために玄関近くにいたため、車が鍵を持っている人が遠のいたからロックがかかったのでした。)
そして子どもが、ギャーーーー!と悲鳴をあげたと当時にパパが「鍵!指が挟まった」と叫んだんです。すぐに、ママは車に近づき、車のオートロックが解除されました。子どもは号泣。
・駐車場に勾配がありドアが閉まった
・オートロック式で鍵が車が反応できる距離になかった
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パパとママがすべき判断
(救急車が必要?)
パパが「病院!病院!病院に電話」と焦り、ママは平日の夜にどこの病院に電話をしたら診てくれるのか分からず、さらに指が挟まったとなれば骨折やヒビ、打撲の可能性があるので「整形外科」を受診しなきゃ!だけど、子どもの骨折を見てくれる病院が思いつかなかったのです。
子どもはパパに抱っこされたまま「痛いよー」と泣き叫び、指が変形している状態でした。そこで、消防本部の救急隊に連絡をして事情を説明して「受診できる病院を教えて欲しい」と伝えたら「119番してください。」と説明され、すぐに119番すると救急車が自宅に到着することに。。
そこで上記のような状態だった時、パパとママがすべき判断は次の4つのこと
落ち着いて、状況判断
まずは「落ち着くこと」!!車のどこにどんな状態で挟まったかを把握し、挟まった指の症状を確認します。
今回は、ドアロックがかかってしまったわけですが、ドアロックが作動したということは一体、どんな状態だとロックがかかるのでしょうか?それは、完全にドアが閉まっていて、ロックをかけられる車の状態ということです。つまり、半ドアでもなく、ドアと車に隙間があったわけではないということです。
この点を踏まえて、外観から子どもの指が車のドアに挟まっている様子なら、構造上ドアの隙間(ドアと車の隙間ではない場所)に指が挟まって押し付けられている状態であると考えられます。
しかし、あくまで推測です。子どもの指は細く小さいのでドアの閉まる圧に負けてしまい、骨折や骨にヒビが入った状態かもしれません。
挟まった指の経過を診る
挟まった指を見ると、ドアに挟まった圧で身がくぼんでみえて、外観は指が変形しているように見えることもあります。安静にした状態で負傷の程度を把握します。
・指のどこが痛いか
・指が腫れているか
・指に出血があるかどうか
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子どもの泣き方がどうなのか判断する
子どもは痛くて泣きますので、どのくらい泣いているのかいつもの泣き方とどう違うのかを分析していきます。子どもの性格にもよりますが、途中で子どもが泣き止むこともあります。
受診までの間、冷やしておく
負傷した指を早く冷やす必要があります。病院に連れて行くか行かないかの課題の前に、冷やします。氷袋を直接当てるのではなく、氷をお水を入れた袋を用意し、タオルを巻いて患部に当てて冷やしてあげます。(我が家では冷温が早く浸透しやすいようにタオルを湿らせています)
問診内容・症状が治るまで
挟まった直後の受診
整形外科ではまずレントゲンを撮りました。我が子は泣き止んでいて優しい看護師さんだったこともあり、子どもと看護師さんでレントゲン室に入り、手を広げた様子とコンコン(狐さんのポーズ)をした様子の2枚のレントゲンを撮り、先生の診察がありました。
レントゲンの様子


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指が曲がるようになった


挟まってから2週間後の受診
車に指が挟まった事故当日から2週間後にもう一度経過観察のため病院を受診しました。
経過2週間後のレントゲン
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2週間後の診察では、「骨に異常はありません。」とのことで、もう大丈夫でしょう!でした。
車の乗り降りでの対策
前頭にも書きましたが、
fa-asterisk最大の要因は親の不注意と一瞬の油断です。
車の乗り降りの時は、交通事故も含めて自分の車で起きる可能性がある子どもの事故を無くすためにもこんな時は気を付ける!ということをまとめました。
2. 抱っこが難しい場合は、手をつないで明るい場所まで一緒に行く
3. 車のドアが自動的にしまらないように、駐車場の勾配に気をつける
(もう少しシビアに気を付けるとしたら)
5. 夜に子どもを連れて外出をできる限り控える
最後に(伝えたいこと)
子どもが傍に居るときは、目を離さず安全を確認しながら行動するのが親の務めですが、それでも怪我をすることがあります。そんなときは、親は冷静に落ち着き、怪我の原因や症状、子どもの様子をしっかり確認し、適切な処置をすることも親の務めであり責任です。
一番は子どもが怪我をしないように最善の注意をしなければなりませんが、どうしてもそれが叶わなかったときだってあります。
おしまーい。