愛情不足ではない!1歳児の指しゃぶりは成長と生活環境の変化

赤ちゃんの指しゃぶりは成長過程の一つと分かっていますが、指しゃぶりの頻度や程度でママは心配になります。今まで指しゃぶりをしなかったのに、突然、指を口に加え始め、おしゃぶりをした痕があかぎれみたいに腫れてしまうと「何か原因があるのかな」「どうしてあかぎれになるまで指しゃぶりをするの」と不安になってしまいます。今回、10カ月の赤ちゃんが指しゃぶりをし始めた原因や思い当たる理由をまとめました。指しゃぶりの全ての要因が愛情不足だからという理由ではありません。安心して見守ることが大切です。

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指しゃぶりを始めた原因・要因

生活環境の変化:保育園に通い始めた

生後10カ月頃から軽く指しゃぶりを始めるようになりました。

職場の都合で急に育児休業を切り上げ職場復帰することが決まり、子どもを保育園に通わせることになりました。慣らし保育では、そこまで指しゃぶりをしている様子は見られなかったのですが、通常保育になってから指しゃぶりをし始めました。左親指の関節のシワが分からないぐらいポッコリ赤く持ち上がり腫れ、皮膚はヒビ割れを起こし、血が固まった痕跡と洋服の繊維や埃がついていました。

【0歳】指しゃぶりによる吸うタコ(指タコ)

精神的な不安「保育園入園すぐの知らない環境」

保育園に通い始めてから指タコができるほど、指しゃぶりをするようになったのです。1歳ごろに指しゃぶりも落ち着くかなと思っていましたが、その後もずーと指しゃぶりをしているため、指タコの腫れやヒビ割れが治ることはありませんでした。

【1歳】指しゃぶりによる吸いダコ

ママは「保育園が辛いのかな。」「保育園がこの子に合っていないのかな。」と悩んでしまいますが、指タコができたからという理由で保育園を退園するわけにもいかず、乳幼児(生後12か月頃迄)の指しゃぶりは乳児の発達過程における行為なのでそのまま様子を見ながら温かく見守ってあげましょう。

月齢が小さいと母子分離の準備ができていない状態です。今までずっと一緒だったママと離れて、知らない環境・知らない人だらけの保育園生活をすることに精神的に不安定になってしまい、指を吸うことで安心感を求めていることが原因と考えられます。

次に、どのように指しゃぶりが年齢と関連されているのかまとめました。

年齢と指しゃぶりの関係性

指しゃぶりをする年齢

乳幼児
(生後12カ月頃迄)
乳児の発達過程における生理的な行為
幼児期前半
(1~2歳まで)
昼間の指しゃぶりは少なくなる。退屈なときや眠いときにする傾向がある
幼児期後期
(3歳~就学前まで)
習慣化していた指しゃぶりでも、自然に少なくなっていく
小学校入学後 ほとんどの子どもは指しゃぶりをしなくなる

乳幼児(生後12カ月頃迄
生後45か月過ぎになると赤ちゃんが気になる物や興味があるもの等なんでも口に入れて感触や形状を確かめ、「おもちゃ」や「ママの手」「お皿」「紙」「布」などの区別をしながら学習をし始めます。赤ちゃんにとって初めての学びでもあり遊びでもあるので、この時期の指しゃぶりにママはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。お腹の中にいるときから指しゃぶりをしているため、母乳を上手に飲むための訓練とも言われています。その延長線で指しゃぶりをしている可能性があります。乳幼児は成長過程で発達や反射、学習、遊び、歯ぐずりなどが原因があり指しゃぶりをしますので指しゃぶりが精神不安定や愛情不足という根拠を断定するのは難しいです。1歳を過ぎる幼児期の指しゃぶりは、子ども自身の五感の未発達や情緒不安定、習慣化されているなど様々な原因が背景にある場合があります。

幼児期前半(1~2歳まで)
1歳半になると一人立ちのためバランスを手でとったり、積み木を積んだり、お人形を抱っこしたりするなど手を使う遊びを多くするようになることで昼間の指しゃぶりは自然と減ってくる傾向があります。傾向より指しゃぶりをしている暇がなくなるというニュアンスが似合っているかもしれません。 一方で、退屈なときや眠い時には指しゃぶりをするようになります。「3歳になるまでの指しゃぶりは心が落ち着くから見守っている」というママも多いもの。2歳頃から日常生活で頻繁に指しゃぶりをしていたら、口の中に入っている指を外に出してあげることも必要です。

幼児期後期(3歳~就学前まで)
2歳半で母子分離が始まり、3歳でほとんどの子どもが母子分離をし始めます。子どもが家庭から外に出ていき保育園や幼稚園で子ども同士で過ごせるようになることで社会性が身につくと、習慣化していた指しゃぶりは自然に少なくなっていきます。5歳を過ぎると指しゃぶりはなくなりますが、頻繁な指しゃぶりが続く場合は、小学校に入学し学童時になっても癖になってしまう可能性があるため、小児科医や小児歯科医、臨床心理士などに相談し、場合によっては指しゃぶりをしなくても済むように対応する必要があります。幼児期後期で指しゃぶりが自然と治まればよいのですが、指しゃぶりをしている習慣がある場合は、今後自然と治る見込みがなくなっていきます。3歳を迎える頃までに指しゃぶりが治まれば歯並びも自然に戻る傾向がありますが、5~6歳になると歯並びが悪くなり元に戻りにくくなります。永久歯が生える頃までには指しゃぶりをやめさせるようにした方がよいと言えます。

小学校入学後
6歳以降の指しゃぶりは、小児科医や小児歯科医、臨床心理士と連携をし、特別な対応をする必要があります。ママは心配ですが、6歳以降に指しゃぶりをしている場合は、積極的に専門者と相談した方がよいと言えます。

ママが子どもの指しゃぶりを非常に気にしてしまっていたり、子どもが一日中頻繁に指しゃぶりをしていたりすることがあります。吸い方が強いために指タコができている場合は、幼児期後期で習慣化しないために小児科医や小児歯科医、臨床心理士などに相談する必要性がある場合もあります。

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心理と環境の関連性

「赤ちゃんや子どもは指しゃぶりをして当たり前。指しゃぶりをしているのが普通」と思いがちですが、発達段階に必要なので指しゃぶりをしている時もあり一方で、心が関係していることもあるのです。

今回のように「保育園に通い始めて指しゃぶりをし始め、指タコができた」となると発達の段階に加えて、心理や環境におけるざわつきや不安などの要素が関係し、その空虚感を埋めようと無意識に指しゃぶりをしているのではないかと考えられます。

「指しゃぶりは、愛情不足」「家庭環境が問題」なのかなとつい悩んでしまいますが、必ずしもイコールで結びつける必要はありません。医学的や心理的にどこまで解明されているか確実な回答は難しいところがあります。

登園している保育園や幼稚園や担任の先生が変わったり、仲良しの友達が転園や退園したり、そして兄弟や姉妹ができたりなど子どもにとって「子どもを取り巻く生活環境の変化」が与える不安や心配などが「指しゃぶり」と関与しているのではと思い当たる節があったので下記留めておきます。

指しゃぶりが悪化した生活環境の変化
入園して3カ月間の保育園に通い始めたとき
クラスが進級したとき
⇒新しいお友達の入園やクラス人数が増える変化

担任の先生が変わったとき
仲良しの先生が退職したと

指タコの症状・変化(写真)

指しゃぶりをし始めたころから指タコの経過を載せます。

指しゃぶり(経験談)
慣らし保育も含めて保育園に通い始めたクラスは0歳組でした。慣らし保育は十分時間をかけたのにも関わらず、人見知りが激しく、指しゃぶりも頻度を増し、指タコができてしまいました。
【0歳】指しゃぶりによる吸うタコ(指タコ)

慣らし保育をしやっと担任の先生やお部屋の環境にも慣れたかなと安心していると、翌年度4月から1歳組に進級したことにより、子どもが心を許していた0歳組の担任の先生は退職をし、お部屋も担任の先生も変わり知らない環境で過ごすことになりました。指タコの症状はさらに悪化しました。
【1歳】一番ひどかった時の指タコ

0歳組で一緒に過ごしたお友達は月齢や発達段階などを踏まえて、みんなが1歳組に進級するわけではなく、顔見知りになったお友達とも離れることになりました。

進級と同時に、新しいお友達が入園し、0歳組と比べてクラス人数も増えたことでさらに人見知りをして指タコがひどくなったのです。指しゃぶりが収まり指タコが少し治りかける時期があったのです。それはゴールデンウイークで保育園が長期連休になって自宅で過ごしていた時期でした。その時だけ、指タコのあかぎれや治り割れてい皮膚も微かに元に戻ったように感じました。

追加情報
ヒビ割れまでしなくなった指タコ
【1歳後半】保育園に通い始めて11カ月目

追加情報
2歳になりだいぶ指しゃぶりをしなくなり、指タコも解消されつつあります。まだ指タコがありますが、だいぶ皮膚が再生し始め、元通りの皮膚の厚さに戻ろうとしています。指タコの大きさや皮膚の分厚さも変化がでてきました。

ヒビ割れまでしなくなった指タコ
【2歳1ヶ月】保育園に通い始めて1年3カ月

追加情報
3歳になると日中はほとんど指しゃぶりがなくなりました。泣いた後や疲れて寝そうなときや就寝前にまだ指しゃぶりがあります。親が「お口に指が入っているよ」と伝えてあげると、子どもは口に入れていた指を外すようになります。恥ずかしそうに入れていた指を隠してしまうほどです。子どもの認識としてはお口に指を入れてはいけないのは知っているけど、入れないと気が済まないようで、「(指を)入れたいの!」と伝えてきてくれます。

【3歳】眠りにつく前に指しゃぶりがある

 

最後に
(愛情不足が原因ではない)

結論から伝えると、指しゃぶりの一つの要因として保育園での生活環境の変化が子どもの心にざわつきを与えているのではと・・・ママは察します。指しゃぶりは「心の問題」「精神的なもの」「心理的なもの」が影響し、それが「愛情不足」「家庭問題」と心配要素に捉えがちですが、子どもの様子や指タコの経過から判断すると「生活環境の変化から生じる心の不安や心配」が原因として挙げられると分かります。

保育園が休みの日は、指タコが悪化しないし、治っていくよε-(´∀`*)ホッ

子どもの指しゃぶりで指タコができてしまうとママは心配しがちですが、子どもの発達や成長過程によるものもあれば、子どもを取り巻く外部の生活環境や社会環境(←保育園のこと)も関与している可能性もあります。そのため、必ずしも家庭環境や愛情不足というピンポイントでの理由が直結しているとは言い切れないものです。

指しゃぶりは成長過程・外部要因・心理的要因と複雑に絡み合っていて、原因が的確に判断されにくいものですが、大切なことは親が神経質にならずに子どもの成長に合わせて、指しゃぶりを見守ることです。

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おしまーい。
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