ワ―ママの転職活動において、面接で度重なる不採用で諦めている時、「子育てに協力的で理解がある会社」「子育てするママを応援する会社」そして、「子どもの発熱や体調不良で急なお休みを頂ける会社」という4つの条件のハードルが高いのかな。面接で伝えると、会社が求める労働力にはならないと判断されてしまうかなと悩んでいませんか。悩まず、躊躇わず、しっかつ伝えることだ大切です。今回、子育てしやすい会社に勤められた経験をもとに人事に伝える3つの押さえるポイントをご紹介します。
面接の場で伝える意味とは
「産休・育休の取得ができるように」「子育てと仕事が両立できるように」と希望を胸に込め就職活動をしているけど、子育てや家庭のことを面接で伝えていいものなのか、そして、どう伝えたらいいのか、悩んでしまうものです会社にとって「働くママが仕事を休む」と迷惑だから、悩むのも当たり前です。「子どものために仕事を休まれると迷惑…」と職員から浴びる言葉が頭から離れないんですよね。
しかし、「子どもの体調が悪い時に迎えに行かないといけない」のは事実で、「子育てしていること」を伝える必要があります。なぜなら、「子育てしているママ」であることを会社に理解して受け入れていただくことで働きやすい職場が実現するからです。会社側と働く側の考え方のマッチングをすることが面接の場でもあります。子育てしながら働きやすい会社に入社するために、面接で伝えるべき3つのポイントをご紹介します。躊躇わずに伝えましょう。
必ず伝える3つの構成
子どもの体調不良で突然、会社を休むこと
面接で「子育てしていること」「子どものこと」を伝える機会がなかったら面接官から「何かご質問がありますか。」と逆質問されるタイミングで子どものことをお伝えするのもいいですし、自ら切り出してお話するのも問題ないことです。
言葉の前にクッションを置いて、こんな感じでお話し始めましょう。
実は〇歳〇カ月の子どもがおり毎日元気よく保育園に登園しておりますが、子どもが幼いこともあり急な発熱や保育園流行の病気をもらってきてしまい、急遽お休みをいただかないといけない場合があるため貴社にご迷惑がかかることを不安に思っています。
伝えたいことを箇条書きでまとめると次の通り。
2)保育園に元気よく通っていること
3)子どもの体調不良や発熱で急にお休みをいただく可能性があること
5)病児保育施設の有無
気になる、「急遽、子どもを保育園に迎えに行いけるのか」「会社を休んで子どもの看病ができるか」はここでの面接官の回答で分かれてきます。
繁忙期はみんな慌てているから、皆から何か言われるかもしれないよ。大丈夫?
面接官から上記のようなことを話されると急に会社を休みにくいことがほとんどです。面接官が急に休める職場体制ではないかも…とやんわり伝えているようなものです。「子どもの急な体調不良で休める」かどうかについても面接官が話したことがその会社の実態です。
一方で、子どもの体調不良で休みやすい会社、そしてこれまで働くママ達が休んでいる実績がある会社の面接官の回答は次の通りです。
子どもが小さいときは、よく熱をだすものだよ。休まないといけないとき、当社はシフト勤務だから、他のスタッフとシフトを交代したり調整したりして、出勤してもらっているよ。
転職理由は子育てと仕事の両立をしたいから
初めて会社に務める方、転職の方、立場が違うママ達でも就職活動で避けては通れない面接で、伝えることは同じです。「子育てしやすい職場に勤めたい」「子育てと仕事を両立したい」ということです。面接官から「前職を退職された理由は何ですか?」「この仕事に募集した動機は何ですか?」と尋ねられたら、志望動機を伝えた後に希望職種を説明をしその後に家庭や子育てとの両立をお伝えしましょう。家庭や子育ては、仕事をする上で密接に関係してきます。なぜなら、家庭も子育ても、そして仕事も生活の一部で、どれも欠けることができない大切な人生の一つだからです。
○○に興味があり、一般事務を希望しております。今回応募されている職種は前職の業務を総括できる仕事内容だと思い応募しました。また、仕事と子育てと両立でき、長く勤められる職場を探しています。
子どもがいるママは「子を大切に、子育てをするのが親の責任」でもあり、子どもにとっても「ママが傍にいてくれることは子どもの成長に必要」です。しかし、「子どもより仕事を優先できます」「子どもは実母が面倒みているので、仕事に集中できます」というスタンスでは、一般的に「子育てを二の次に考えている」ように思われてしまうこともあります。一方で「会社の勤務体制に支障を崩さない」とか「しっかり働けそう」という意味で、職場に迷惑をかけずに済むかもしれません。しかし、子どもに万が一のことがあったり、周囲の方の協力が得られなかっりしたときは、ママ達が動かないといけないことがほとんどです。なので、無理をせずに正直に「子どもと仕事を両立できる職場」につきたいことをお伝えしましょう。「子どものための転職」も立派な転職理由の一つなのだからです。
伝えたいことを箇条書きでまとめると次の通り。
1)業界への興味
2)職種の適性
3)貢献できる業務内容
4)子育てと両立をしたいこと
雇用形態、勤務時間、通勤距離 など
5)長く働ける会社に勤めたいこと
就職が決まりたい一心で、条件や都合の良いことを伝えてしまいがちですが、大切なことは正直な考えを伝えることだと思います。「ここの会社に応募した理由」をしっかり伝えられるといいですね。
そして、面接で伝える一番大切なことは「仕事への思い・熱意」です。
どうして仕事をしたいのか
この業務にどのように能力を発揮でき貢献できるのか
この職種を選んだ理由は何か
仕事に対する思いは、人それぞれです。ここでは、「子育て」「家計」の視点ではなく、「仕事の価値」について掘り起こし伝えることを意味しています。
どうして社会にでて働くのですか?
私にとって、○○をすることは●●●を生み出すことだと思っています。私たちが生活し生きていけるのは社会が成り立っているからで、その社会の中の一員として役割を果たし、役に立ちたいと願う自分がいるので、子育てしながらでも働きたいと考えています。
正解の回答なんて、どこにもありません(*ฅ́˘ฅ̀*)大切なことは、本当の自分を面接官にしっかり伝えることができるかです。「子育て」と「仕事」について上記3つのことを伝えると、面接官から言われたことが次のことです。
1.「産休・育休取得で長く働ける会社」宣言
2.「子どもの発熱・体調不良は必ずママがお迎え」宣言
3.「定時での退社」宣言
最後に
子育てしやすい職場を探し勤めるためには、面接で考えをしっかり伝えることです。面接とは「会社側と働く側の考えのマッチングをすること」なので、面接でしっかり確認をして入社後「こんなはずではなかった」と言うことがないようにしましょう。
就活中は、「ある程度の条件が通ればどこでもいいから早く合格して、仕事を決めたい」と思うことがありますが、どうして転職することを決意したのかもう一度振り返って「目的ある転職」が成功するまで、諦めずに頑張りましょう。今後の人生がイイ方向にガラッと変わっちゃうかもしれませんよ。
「子育てしやすい職場」という条件をつけた職探しは、卒業後の就職活動よりハードルが高いと思います。仕事が決まるまでストレスや気が滅入ることもあると思いますが、それでも子どものためにひと肌脱いで頑張りたいですね。
おしまい。