冬の2段階剪定で紫陽花の樹形を整え、来年開花させるコツとは?

「紫陽花は冬にも剪定した方がいいの?」という疑問や剪定の方法をご紹介します。紫陽花の枝を切りすぎてしまって花が咲かなったり、枯らしてしまったりと剪定の仕方を失敗をしてしまうことはありませんか。来年キレイに紫陽花の開花を楽しめるように冬に行う2段階剪定についてコツをご紹介します!

キーワード花芽を残し、不要な枝をカット

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冬に剪定をした方がいい理由

寒くなりある一定の環境要因が揃うと落葉を始め、葉がなくなり紫陽花の樹形がどんな形なのか分かるになります。5~7月の開花後の剪定から秋にかけて紫陽花の脇芽は生育して、株も根張りも大きく、枝も伸びています。一方で枯れてしまった枝や折れてしまった枝、他の枝と比較して成長が進み過ぎて伸びすぎてしまった枝などもあります。そのような枝は切った方が紫陽花の今後の生育によい影響を与えます。落葉後は葉がないため不要な枝を見極めることができるため、紫陽花に必要な枝だけを選別し残してあげる絶好のチャンスになります。そういう理由で、冬にもう一度剪定をします。

剪定の目的
休眠中の剪定(冬)
不要な枝を剪定し樹形を整えてあげる
開花後の剪定(春)
花房を剪定し、株にエネルギーを貯蓄させる

剪定の理由

枝の整理をする理由は、「育てる人の希望」と「紫陽花の成長」のための2つがあると考えられます。紫陽花は水不足で枯れることがありますが、剪定をせずに放置しても枯れることはめったにないため、外観や樹形などの美的要素を追及しなければ、自然に任せて育て、剪定をしなくてもよい植物です。しかし、冬に剪定をする理由は、育てる方が “こんな感じで観賞ができる紫陽花を育てたい”、“紫陽花を育てるならこんなふうに育てたい” という理想に合わせるための剪定と一方で紫陽花の成長がより促進され、自然任せの育て方より人の手をちょっと貸してあげるだけで、より紫陽花の魅力を伝えられ、紫陽花の持っている潜在能力(生育エネルギー)を発揮するために剪定をする目的があります。

【育てる人の希望】株を小さくコンパクトに育てたい

紫陽花はどんどん成長し、人の身長を超え手が届かない高さまで大きくなります。来年も紫陽花の開花を楽しみたいけど、「紫陽花をそんなに大きくしないで小さめに育てたい!」「鉢植えでコンパクトに育てたい!」という育て方を希望する場合は、冬の落葉後の剪定が特に必要になります。開花後の剪定時では、まだ株が小さく理想の株のサイズだったかもしれませんが、半年もすれば紫陽花は一回り二回り成長して大きな株になります。そのため、樹形が分かる冬に今年成長した枝を切り戻し、株のサイズを調整することができます。また、紫陽花の樹形を変えることで理想な紫陽花の姿を作り出すことができます。

紫陽花は開花後の剪定から秋までに10~20㎝伸びて、冬の休眠後に春先に15~20㎝伸びます。次年の開花までに25~40㎝伸びることを想定して切るとお好みの高さで次年に花を楽しむことができます短い枝や成長しすぎている枝、バランスの悪い枝は、他の枝に背丈を合わせるように剪定してあげると、次年の株の姿がよくなります。

【紫陽花の成長】生育エネルギーを引きだす

紫陽花が成長するには、紫陽花の樹木にエネルギーが蓄えられる必要があります。これって紫陽花をキレイに開花されるために一番大切なキーワードです。たくさん枝があると、それだけ紫陽花が元気な証拠なのですが、その分、たくさんのエネルギーを必要とし消耗しています。そしてもう一つ思い出して欲しいことは、冬は落葉をして葉がないんです。つまり、落葉している間は、光合成ができないため新しくエネルギーを作ることができず、消耗もしくは現状維持をしています。そこで不要な枝を切ってできる限り紫陽花に残されているエネルギーを確保するねらいもあり、また花芽の充実や春になった時に葉を芽吹かせ茂らせるためのエネルギーに当てられるように貯蓄が大切です。もちろん、樹形を整えることで紫陽花がもつ特徴を最大限に発揮し、キレイな花を咲かせることにもつながります。しかし、剪定は紫陽花の樹木にキズを負わせていますことでもありますので、余分な剪定は紫陽花を弱らせてしまうことも念頭に置いておきます。

では、一体、どんな枝を剪定したらよいのかを次の章でご紹介します。
(※適時、写真を投稿し、記事を更新していきます)

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一般的に剪定する枝

交差枝

交差枝(こうさえだ)とは、必要な枝に交差するように出る枝のことです。交差するように伸びてしまうため枝同士が接触し、風が吹くとお互いの枝をキズつけてしまう可能性があります。また、交差した上の枝に大きな花房が付いた場合、その花の重さで枝が下がってしまった場合、交差したほう一方の枝が下に合った場合、下に重なってしまった枝に負担がかかって折れてしまったり、折れてしまったりすることも考えられます。

逆さ枝

逆さ枝(さかさえだ)とは、木の幹方向とは逆な方向に伸びてしまう枝のことです。逆さ枝も交差枝と同様な理由より切った方がよいです。

枝の切り残し

ここで伝えたい枝の枝の切り残しは、開花後の剪定で脇芽の上を切った枝の残りのことです。開花後の剪定で脇芽より少し高いところの枝を切った場合、枯れてしまっている部分もでてきているため、その不要な枝の部位を切り落とします。

樹冠からはみでた枝

樹冠(じゅかん)は、樹木の上部で葉が茂っている部分のことです。紫陽花の樹形を丸型にするのか楕円型にするのかなどそのイメージする樹形からはみ出ている枝(樹冠)を切り落とし、樹形を整えます。

紫陽花特有!剪定すべき枝

花房を大きくする剪定のコツ

サブタイトル通り「花房を大きくする」ためには剪定をした方がいい枝があります。それは「紫陽花の細い枝を剪定する」です。細い枝にも芽分化が進んで花芽があるかもしれませんが、目的はたくさん花びら(装飾花)がついた大きな花房をつくり迫力ある紫陽花の花を見ることです。この紫陽花特有の大きな花房は、太くて大きな枝につけます。大きな花房にはそれなりの重さとそれを支えられる太い幹が必要となります。つまり、小さな枝には小さな花房しかつかない傾向があります。そこで、大きな花房を持つ紫陽花を育てるには大きな枝とその花芽にできる限りのエネルギーを費やせるように、小さいな枝を剪定して他にエネルギーと取られないようにしてあげることが必要です。先ほど、お伝えした通り小さな枝にも花芽がついているかもしれませんが、小さな花芽は乾燥しやすいため春までに枯れてしまう可能性もあります。花芽がついているので剪定するのに勇気がいる場合は、花芽が枯れてからカットしても大丈夫です。紫陽花の花房が小さくてもたくさんの紫陽花を見たい!という方は、そのまま剪定せずに残しておいても問題ないですよ。

冬に形成された花芽(冬芽)についてはこちらの記事にまとめていますので、よろしかったらご参考までにどうぞ。

剪定で注意すべきこと

開花後の姿をイメージして剪定する

冒頭のキーワードでもお伝えしましたが、紫陽花は今年伸びた枝に花を咲かせます。つまり今年伸びた枝の先にある花芽が大切になります。特に大きな枝についている大きな花芽です。これを剪定で切ってしまうと来年、花が咲かなくなってしまいます。なぜなら、花芽の中で紫陽花の蕾が育っているからです。だから、剪定するときは、この花芽を意識し、開花した樹木をイメージして剪定すると失敗せずに、来年はきれいな紫陽花を咲かせることができます。

冬に紫陽花を剪定したらその剪定した枝を捨てずに、休眠枝ざしに挑戦してみませんか?

切口に癒合剤を塗布する

剪定した枝にできれば癒合剤を塗ります。切口はカルス(切口を塞いでくれる組織で人間で例えると傷口のかさぶた)が形成されてきますが、剪定後の切口から水分の蒸発を防いだり、また雨や雑菌の侵入や繁殖を防ぐことが大切です。癒合剤を塗ることで、カルスの形成も進みメリットがあります。

最後に
(紫陽花の2段階剪定のコツ)

紫陽花の剪定は一般的な剪定の基本と同じですが、特に紫陽花は大きな花房をつけるために枝・茎が太い方が重さに耐えられることや昨年、花が咲かなかった枝に今年、花をつけること、落葉をし花芽ができ冬越しすることなどの特徴がありますので、その特徴を踏まえた剪定をすることがコツになります。

基本の剪定は、込み合った枝や不要枝を整理しながら、樹冠を乱す枝を切り整えることです。そして、紫陽花の冬の2段階剪定として「花芽」に配慮して剪定をすることがポイントとなります。

紫陽花の(冬)2段階剪定のコツ
(一般的な剪定)
・込み合った枝や不要枝を整理
・イメージする樹形からはみ出た枝をカット
(紫陽花の剪定-冬の2段階剪定-)
・花芽を残す
・小さな花房しか咲かない枝
⇒小ぶりな花芽がある枝(芽かきと同じ意味合い。枝ごとカットする場合)
・重さに耐えられない細い枝
おしまーい。
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